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大陸性ステップ 旅と音楽。

旅や音楽の記録。

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ウズベク人に間違えられる日々

この一週間で、メトロの駅では「出口どっち?こっち?」と聞かれたり、バス停でも、「115番ここに来るわよね?」と聞かれたりしています。
 
先日の、「ビールどこ?」もそうだけど、普通に早口のウズベク語で聞かれるので、どうも外国人とは思われていないんじゃないかと思います。
 
私の顔は、そんなにウズベキスタンに居そうな顔かなー?私見では、もっと凹凸があって色も彫りも濃い顔の人たちが多くて、全然似てないと思うのですが。
 
どうしてだろうかな、と考えていて、考えられる主な要因は、髪型と靴でしょうか。
 
髪型は、引越してから庶民的な床屋さんに行くようになって、日本だとちょっといまどき見ない感じの、前髪を強調した坊ちゃんがりになってます。
 
靴は、こちらに来てからだいぶ痛んで汚れたりしてるのと、加えて日本だとちょっと履かないような履き方(スラックスにスニーカーとか)をしています。単に面倒くさくて。
 
あとは、顔色とか体臭もだいぶ現地化してるし、たいそうなカバンも持ち歩かなくなった、その他もろもろで、どうも「タシケントに居そうな人」に見えてるのかも知れません。
 
本音を言わせてもらうと、私は別に溶け込むほど現地化したい願望は無くて、逆に多少は外国人扱いされたほうがうれしいかな・・・。外人腕章でもつけて歩きますかな。

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なぜ男子のほうが少ないのか?

ロシア語の授業にて。
 
「ソビエトロシアでは、男性の数が女性より少ないため、女性もトラクター運転手などの仕事をする必要がありました・・・」
 
といった文章が、教材に出てきたので、先生に聞きました。
 
「なぜ、ロシアでは男性が少ないのですか?」
 
その答えはというと、
 
「出生は男子のほうが多い。しかし、男子は、危険なことをする、ドラッグやる、酒を飲む、車を運転する、タバコを吸う、そのような危険行為によって、死ぬから少ないのよ」
 
といわれ。
 
へぇーーー。
 
と思った。その時は。その話が裏づけのある確かな話なのかどうかも、わかりません。
 
でも、それが後になって妙にジワジワと思い出されて、就職適齢期までに危険行為で男女が逆転するほど死ぬって、ボディーブローのようにジワジワ、怖い話だなぁと思った。
 
ロシアの若者の危険行為っていうとあのビデオとかああいうビデオとか、色々思い出してしまって、実際死んでるのかなぁ、と想像する。おそろ・・・。
 

狐ソング

つい3週間くらい前まではまだ雪がチラついたり寒い寒いと言っていたのに、今日、3/31はもう汗ばむ春の陽気で、日差しが目を射抜いて痛いくらいです。ウズベキスタンといえば、この日差しですよ。

気の早いウズベク人の若者はもう、半そでになって通りを闊歩しています。レストランなどに冷房が入ってるのはちょっといただけない。

これからどんどん日差しが強くなって、気温が上がって、乾燥してゆくのですね。冬の間は太陽が恋しかったけど、去年の慢性の頭痛になるほどの夏を思い出し、ちょっとうんざり。でも今年は夏本番の前に帰国なのです。

この曲。

ネコはミャー
犬はワン
牛はモウモウ

じゃあ、狐はなんて鳴くんだよ!


コンコンじゃ駄目ですかね。


あらぶるお爺さんはお隣の住人だった

昨晩9時頃、通りで誰かが大声で騒いでいるので、そっと窓から見てみると、70歳くらいのお爺さんがひとり、ベンチに座って、かなりの大声でなにやら叫んでいました。ロシア語。
 
かなり、ウォッカ系を召し上がっている様子です。気候もよくなってきたし、夜風が気持ちいいのかな、と思ってほって置きました。
 
その後、半時間後くらい、今度はかなり近く(近くと言うより壁の向こう側)で、同じおじいさんの大声が聞こえてきました。
 
窓からそっと見てみると、なんとうちのお隣の住人!窓から顔を出してなにやら夜の街に叫んだり、宣言したり、シャンソン歌ったりしています。
 
これまでもなんだか飲んでるんだろうな、とか騒がしいな、と思ったことはあったけど、今日は特別、だって、わざわざ窓から外に向かって何か叫んでるんだもの。
 
暫くすると向こうもこちらの気配に気づいたみたいで、「オイ」とか、「おーい!」とか、多分私を呼ぶ声も聞こえてきたのですが、面倒になりそうなので返事はやめておきました。
 
それから、11時くらいまで、なにやら大声で叫び続けていました。歌ったり、高らかになにかを言い切ったり、一人二役で何か話していたり。私も聞くとはなしに聞いていました。
 
70年も生きてきて途中で革命的な変化もあれば、かなり膨大な知見が頭の中にあるはずで、それでもリタイアしてたとえば一人で暮らしていれば、話す相手も特にいなくて、たまにお酒を飲んだときに夜の街に向けてなにやら演説したくなる気持ちはわからなくも無かったので、聞くとはなしに聞きながら私も眠りにつきました。
 
近隣住民もかなり住んでいるはずなのですが、特に誰も文句を言ったりはせず、おじいさんの好きにさせていたようです。優しい放置なのか、残酷なのか、わかりませんねー。

念入りに調べてから買い物をする

前のエントリで、書かなかったこと。
 
 
こちらの人々は、何か買うときに鬱陶しいくらい念入りに品物を調べます。
 
「どうしてこの玉ねぎはやわらかいの?」
「ちょっとその肉を嗅がせて?」
「一口食べさせて?」
 
私はそういうのが、ちょっと苦手だったのですが、実際に店で気の抜けたビールを販売されてしまった以上、やっぱり買う前にくどいくらいに品物を調べるのは大事なんだなぁ、と思います。
 
この前は、バザールの鶏肉店にて、店員にショーウインドーの手羽先を出させてよーく匂いをかいでからお買い上げになったロシア人のおばあちゃんを見て、ドン引きしたけど、匂いをかいだり、色をみたり、いつ〆た鳥なのかを店員に聞いて、値段を聞いてひととおり値切って・・・それはきっと買い物のプロセス。
 
現代の日本では、どこで何を買ってもひととおり、品質は保証されているもので、そのためのスキームみたいなものがすでに出来上がってるので、楽してる一方でそういうことに余計なお金を使ってるんだなぁと思います。

やってみたら難しかったウズベク語

やってみたら難しかったウズベク語
 
ウズベク語を始めたころは、ウズベク語は外国語なのに簡単だなぁ、と感嘆してたのですが、最近どうも、やっぱり難しいわ、と思うようになりました。
 
発音
カー、ガー、ハー、に関しては、それぞれ2音ずつあって、喉の奥のほうを使って発音する必要があるから、普通に話していてその音を出そうとするとやっぱり、力んでしまう。ベタだけどヴェーとベー、LとRも英語と同様言い換える必要があるし。私はいまだに泥棒(o'g'ri/ウゴレ?)と息子(o'g'il/ウゲル?)の聞き分けがつきません。そういえば、オ~ウにも三つ母音があります。
 
語彙
市役所がホキミヤット、専門家はムタハシス、医療はティビヨット・・・みたいに、どうも類推しづらい単語が多くて、たぶん、アラビア語源だったりするのだろうから、アラビア語とかペルシャ語の心得がある人ならとっつき易いのかな。一方ロシア語はわりと英語から類推できる単語多くて助かります。
 
方言
一番難しいと思うのはこれ。標準ウズベク語というのはフェルガナあたりの言葉をベースにしているそうですが、タシケントだとかなり方言がきつくて、カイエルダン→かったん、シューイェルダ→しょった、ケラク→けーる、みたいに。サマルカンドとかブハラだと、ウズベク語自体あまり使われないし、ホラズムだとホラズム弁といって、トルクメンみたいな言葉を話すようになるそう。ヌクスではカラカルパク語でまた別の言語になってしまう。人口のわりにバリエーションあるよな、と思う。
 
始めたころは、「ウズベク語がわかればトルコ語とかも習得できてお得かもしれない」などと甘い考えを持っていたけれど、もうとっくにそんなこと考えてません。カザフ語やカラカルパク語も近縁なのかと思いきや、かなり異なるものなのです。ウイグル語なら多少とっつきやすくなるかもね。
 

ビールはどこでかえますか

ビールを買ってきた。
 
このビールは近所のスーパーで樽から詰めて売っているもので、いちおう生ビールっていう商品名がついていて、前は4500スムだったのが今は5000スム。それでも切りのいい値段なので買い物のついでに買うことが多い。
 
昨日は、予め詰めてあるものを買ってきたんだけど・・・、どうもキャップが甘いのか、長いこと冷蔵庫に入りっぱなしだったのか、ホップもアルコールも抜けちゃってて、かなり残念な代物でした。
 
まだ夜遅くじゃなかったので、急遽ちゃんとしたビールを近所の酒屋に買いにいってしまった。
 
ビールを小脇にかかえて歩いていると、通りには若者たちがウロウロいました。土曜の夜って感じ。こちらの若者は、居酒屋とかレストランっていうわけじゃなく、ただ通りで集まってゲラゲラ笑いながら立ち話してることが多いです。
 
一人の、深刻な顔をした若者が、何か話しかけてきました。たぶん、英語を勉強していて、外国人だと思って話しかけてきたパターンかと一瞬で想定したんだけど、ちょっと違いました。
 
「・・・・・・・はどこで・・・・・」
 
「え??」
 
「・・・・・・はどこで・・・ましたか?」
 
「え?え?」
 
「そのビールはどこでかったんですか、と言ってるんですよ!」
 
(ピバンギスカイエルダンオラシズデイマン!)
 
「ああ!」
 
やっと理解できて、そこの商店の裏だよぉー、と教えてあげました。
 
あまりにもなにげなく早口で聞かれたのと、まったく想定してない質問だったので2回も聞き返してしまった。たぶん外国人だとも思われてなかったと思います。そういえば彼の言葉はタシケント弁じゃなかった。タシケント弁だと、ピバズカッタンオルディズ?たぶん。
 
ウズベキスタンでは屋外で飲酒することも禁止されているし、やっぱりイスラム教徒の国なので、若者が飲酒するところを滅多に見ません。酒屋に集うのはロシア人・ウズベク人のだいたい引退したお爺さんからおじさんの年代です。かなり、素行不良に類するものなのじゃないでしょうか。
 
件の若者も、土曜の夜だし、友達もいるし、ちょっと買って飲んでみたかったのかな。よい週末をね、と思いました。

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自閉な子供→ヒッピー→フリーター→IT会社員→ウズベキスタンで協力隊→無職→近所に就職。今後はたくさん旅をします。ときどき音楽の話題も。

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