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大陸性ステップ 旅と音楽。

旅や音楽の記録。

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水が好きなウズベク人、日光が好きなロシア人

今日書こうとしていることはオカルトの域を出ませんが、私は、人には遺伝子に刷り込まれている先祖代々の渇望があるんじゃないかと薄々思っています。

ウズベク人は水が好き。男の子たちは水があると飛び込んでしまったり、老若男女とわず、噴水が大好き、噴水があるとつい記念写真を撮ってしまうって、ウズベキスタンのあるあるでしょ?

何かと、噴水を作って水をじゃんじゃん流すのが豊かさの象徴であると思っている節がある。それに、日本に行った留学生が、京都や奈良よりも鎌倉を好むのは、「お寺と海が両方あるから」だそうだ。それに、水族館などもことのほか喜ぶと、ウズベク語の先生は言っていた。タシケントの夏の娯楽は湖に行って泳いだり釣りをしたりすることだ。

乾燥地帯でもともと水が豊かでなく、オアシスを渇望していた先祖代々の記憶が、この人たちを水に向わせている、そんな風に思います。

一方ロシア人が日照を渇望しているのは、冬が長く日照時間が少ない土地にルーツがあるせいなのじゃないかと思います。

5月くらいに(つまり寒くなくなれば)、気の早いロシア人たちは老いも若きも、ノースリーブやタンクトップで一斉に肌を露出します。ウズベク人女性はもちろん宗教的な理由で肌を出したくないというのがあるので、単純な比較はできないけれど、若い男性だけで比べても、ロシア人のタンクトップ・ノースリーブ率が高い。メッシュ生地の、殆ど裸のようなシャツを着てる若者もいる。まるで、Tシャツの袖の部分が直射日光にあたらないのが勿体無い!とでも言いそうな、ノースリーブ率の高さ。

実際には、タシケントの日照時間は十分で、白い肌の人がそんなに無防備に肌を出したら皮膚癌になるよ?と私は心配になる。それでも、肌を出す半裸の男の子女の子、おじさんおばさんおばあちゃん・・・を見ていると、先祖代々遡って蓄積された太陽への渇望が彼らをそうさせているようにも思えてしまいます。

日本人には、先祖代々刷り込まれた渇望っていうの、あるのかなあ。地理的には、海に囲まれた島国だから、大海原とか広大な大地への渇望があるのかと思いきや、そういう感じもないし。

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猫が生まれた!


アパートに住み着いた野良猫の子が生まれてた


計4匹


ぽてぽてと走っている


まだ目がちゃんと開かない

忍者軍団に追われる山田長政がムエタイ軍を率いて戦う!?

出勤すると、サムライヤマダの映画はもう見たか?と言われた。

ぽかーん・・・

サムライヤマダ?

「タイと日本の合作映画だ、16世紀にタイと日本が戦争をしていた時の物語だ、なんだ知らんのか?」といいつつPCでわざわざ再生してくれた。

タイと日本は戦争してないし。

画面ではたしかに日本人みたいな人が刀を振るってるんだけれど、どうも衣装とか刀などの小道具が中華風で、なんだろうこれは、中国の映画じゃないんすか?

中国じゃないよほれ見ろ日本人も出てるじゃないか、と見せられた主演男優は、香港のトニーレオン風。

なんだろうねー、なんだろうねー、と思って調べてみたら、こういうタイ映画だった。



『Yamada: The Samurai of Ayothaya』
アユタヤのサムライ:山田!ってとこか。

日タイ合作じゃなくて、タイ映画。そして、主演が在タイの日本人俳優。日本では未公開、未発売だそうです。内容は、ざっとレビューサイトなどを見る限り、山田長政が忍者に追われ、ムエタイと決闘し、刀を教えつつムエタイを習う、最後は忍者軍団とムエタイ軍団が決闘?・・・ひぇー。

私の胸はあまり高鳴りませんでしたが、ヴェリーマスキュリンなチーフの好みど真ん中の男くさい映画だったようです。

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こちらの人たちはなにやらロシア語のサイトから自由に最新作・名作・封切前作等の映画をダウンロードして見ていますが、コピーライトという概念はまだ浸透していない様子。インターネットからダウンロードじゃなきゃいいのかと思って、しかるべき店(Nirvanaという大手チェーン)でしかるべき値段で買ってみたらやっぱり海賊版(普通のDVD-Rと印刷機で刷ったジャケットでパッケージされている)だったっていう落ちでした。正規版のメディアなんていうのがどこにも売ってないのですな。オリジナル音声に無理やりロシア語のアテレコしてる非常に聴きづらい米ドラマFriendsを買ったのです。ロシア語と英語が同時に聞こえてくるし、女性の声をおっさんが当ててるので混乱必須。

でも国としてはやはり問題意識はあるようで、最近は違法ダウンロードをやめましょう、権利を守りましょう、という啓発CMを流しています。ダウンロードをすればするほど家財道具が無くなっていくっていう欝なCMです。

日本は昔からコピーライト、著作権関係うるさいので、レンタル屋がビジネスになるのも必定だったと思うのですが、ロシア語圏のこういう状況、アメリカが口出しできないのかな、一番口出ししそうなのに、やっぱりロシアには文句いいづらいの・・・などと思います。

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映画「山田」ですが、チーフはどうもこれが歴史的な、史実に基づいたストーリーだと思っている節があり、俺は歴史映画が好きなんだと満足げなので、無碍に否定すると機嫌をそこねそうだし、座りが悪い感じ。エンタメとして楽しむだけならいいんだけど、忍者軍団が山田長政の命を狙ったり、山田長政あんどムエタイ集団と忍者軍団が決闘したりしないでしょ、やはり。

マルチタスクがうまくできない

私は、あるひとつのことに熱中すると、それ以外忘れてしまって、ずーっとひとつのことしかしなくなってしまうようだ。でも本来一人の人の仕事はマルチタスクで、同時進行でサクサクすすめていかないといけないのだろう。

今の生活で、する必要のあることは、(1)仕事(一番大事)、空き時間や余暇で、(2)ブログ、(3)ロシア語の作文と(4)勉強、をしなければならない。でも、ロシア語の作文なんて2ヶ月もすっぽかしていた!眠かったり疲れていても30分でできるようなことは、きちんとやらないといけないよね、やはり。

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ところで、подготовительный факультет といって、ソ連時代にモスクワに留学しに来た学生たちは、本科が始まる前の一年間、ロシア語だけを学ぶ準備学部というのに入学させられたそうだ。まったくロシア語を知らない状態でソ連に来て、一年間の勉強ののちに、本科でロシア語の授業を受ける。

ということは?

1年間でロシア語で授業を受けられるレベルまでにするということだ!

私は、ロシア語は難しいから5年くらいかけてゆるゆる勉強したいなぁとか、思っているけれど、留学生が1年間でロシア語を仕上げることを考えたら、5年なんて相当な甘えた考えなんじゃないだろうか。

自力でロシア語をはじめて1年半たって、タシケントに来て一年たった。たしかに、подготовительный факультетみたいに毎日授業を受けているわけじゃないけれど、レベル的にはもう自力で読んだり、書いたり、できるレベルじゃないといけないのではないだろうか! (ざっぱーん)

そういえば、昨年の6月25日にタシケントに来た。今日は6月24日、ちょうど一年経ったということだ。

エレベーターに閉じ込められた


隙間から外の光は見えるのに

日曜なので一週間分の野菜やたまごを買いにバザールへ。まとまったスムがあったので、珍しく塊肉も買った。

肉1.5キロ、なす、きゅうり、とまと、玉ねぎそれぞれ1キロ、たまご10個、ハーブ類。そしてビール3リットル。10キロ近くになった荷物を下げて、40度の炎天下をえっちらおっちら、歩いて帰ってきた。

アパートについて、エレベーターに乗ろうとするとちょうど、誰かが降りてきたところだった。しかし、ドアが開きかけて開かない。仕方が無いので私も外からドアをこじ開ける手伝いをすると、定員3人のエレベータから5人と子供が一人降りてきた。

ちょっと乗りすぎ。

案の定、エレベーターの箱が5センチくらい沈んだ状態で止まってしまっていて、ドアがうまく開かなかったのもたぶんこのせい(と後で気づく)。

入れ替わりに私が乗り込むと、ボタンも押していないのにガッチャン!とひどい勢いでドアが閉まった。やばい予感。

階数ボタンを押してもビクともしない、ドアは閉じたまま。動かない。

とじこめられた・・・・・・・・

ドアに少し隙間があったのでこじ開けようとしても、5センチくらいしか開かない、ドアがロックされてしまっている様子。たぶん、箱が沈んでいるせい。

異変を感じた、先ほど降りた人のひとりが戻ってきてくれて、その人に5センチの隙間から言った。「動きません、開きません!」。よい人だったので、「今、管理人を呼ぶから待ってて」といって、水をまいていた管理人のおじさんを呼んでくれた。おじさんもドアをバールのようなものでこじ開けようとしてくれたけれど、少しも開かない。そして、携帯で誰かを呼んでいる様子。待つこと10分くらい、誰だかわからないけれど別の男性が、「あと20分でメカニックが来るから待ってろよ」と。

20分か。おしっこを我慢していたり、閉所恐怖症じゃなくて良かった。

3人乗りのエレベーターの中は狭くて、当然、風が通らないので蒸し暑い。汗がだらだらと噴出してくる。閉じ込められた瞬間は焦ったけれど、ここであわててもしょうがないので、床に座り込んでタバコを一本吸った。落ち着こう。

危機管理の観点から、JICAのスタッフの携帯に電話を入れた。もしも長期戦になってしまったら、通訳がわりに来てもらおうかとも思っていた。

外ではおばあちゃんたちがなにやらロシア語で話しているのが聞こえる。

「まあ大変、まあ大変」「男性が閉じ込められているらしいわよ」「あらまあ、暑いのに」「もう助けは呼んだの?」「呼んでいますよ」「マラドイチェロビエク(若い人=私のこと)、大丈夫?今助けを呼んでいるからね、心配しないでね」

不安はあったけれど、外でおばあちゃんが騒いでいてくれているので、少し安心できた。

それから5分くらいして、どうもメカニックらしい若い男性がやってきて、ドアはあっけなく開いた。おもわず、「どうやって開けたの?」と聞くと、エレベーターの箱の上からひょっと男性が顔を出して、ここだよ、と。たぶん二階から入って、箱の上からロックを解除してくれた様子。

外で騒いでいたおばあちゃんは、一階のご婦人だった。ロシア人全般に、なんとなく自分勝手なイメージを持っていた私だけれど、今回の件で心を改めた。ロシア人、いい人!自分勝手だと思っていてごめんなさい!

「あなた何階?」「8階です」「そう、エレベーターは使わないで歩いてお行きなさいよ」

そうだね、また閉じ込められることを思うと、怖くてしばらく使いたくないな。

異国で老朽化したエレベーターに閉じ込められたのは、一言で言うと思ったより不安だった。助けを呼びたいのに、言葉の問題でうまく助けを呼べない不安。エレベータ内に呼び鈴は一応ついているけれど、見るからに壊れていて機能していないし。

今回は日曜の昼間で、人が多く居たからすぐに助けを呼べたけれど、もしも深夜だったり、携帯の電池が切れていたりしたら、どうなっていたかわからない。夏で暑かったけれど、冬のマイナスの気温よりは良かったかもしれない。それから、前の利用者の重量オーバーで変な動きをしていたエレベーターに乗ってしまったのは私のミス。あそこで避けていれば閉じ込められなかったのだ。

とにかく、老朽化したソ連エレベーターには気をつけよう、皆さんも気をつけてください。

知らない酒臭いおじさんに叱られたが勘違いだった話

酒屋で。

ビールを買っていると知らないウズベクのおじさんが話しかけてきた。酒臭い、若干興奮気味?

はじめ、ロシア語で話されたのだけれどよくわからなくて、ウズベク語で話してくれません?と言ったら、ウズベク語でまた一通り話してくれた。

テンションから言うと、なんだかお説教されている感じ? で、言葉の端々にコリアが~、イランが~、ウズベクが~、という単語が混ざるのでピンときて、

「もしかしたら、サッカーの試合の話ですか?」

と聞くと、そうだよ、サッカーの話をしているんだよ!とのこと。

最近、サッカー界でイランとコリアがどうのこうの、というと、下世話なインターネットニュースでさかんに取り上げられている中傷合戦の話があった。たぶんこの人は、コリアに対する文句を言っているみたい。

「わかりましたが、私は韓国人ではありません、日本人ですよ」と言うと、おじさんは一瞬あっけに取られて、それから、私を抱きしめて、「それは申し訳ない!てっきり君が韓国人だと思った、君は日本人か、日本のサッカーは素晴らしい!」とべたほめされました。

(抱きしめてくれたはいいがけっこう強いわきがの臭いとアルコール臭でむせそうになった)

たぶん、想像だけれど、コリアはあんなに大きな事を言って挑発したのにイランに勝てなかったし、礼儀がないじゃないか!みたいな話をされていたんだと思います。

彼の話だと、やっぱりイランの立場で話をしていたので、ウズベク人といっても、文化的な背景とも言えるイランに対しては近しい感情を持っている、もしくは彼自身がイラン系の人だったかも知れません。

それから、イランとコリアのごたごた、話題になってるのは知っていたけれど、こんなタシケントの街角でおじさんが興奮するほどの出来事だったんだなぁと、改めて事の重大さを知りました。

サッカーの試合って往々にしてナショナリズムの発露のきっかけになったりするみたいで、私にはちょっとわからないのだけれど、すごいもんですね。

結婚式の写真


結婚式場。コーラスエリアにある。青年がニーハオ!と話しかけてきた。


すごい内装


おいしい料理


砂絵作家のパフォーマンスもあり。このときの音楽が良かった。


撮影もがっつり。人生一度の祝いごとだから。

同僚の結婚式に行って来た。ロシア語を話す、いつもハイセンスな新郎はタタールとドイツ系のハーフで、お嫁さんはタタール人。結婚式もさぞハイセンスなんだろうと思ったら、たしかにハイセンスだった。

普段あまり耳にすることのないタタール語も聞けた。タタール人は普段からロシア語で生活していることが多いと思うけれど、お祝いの祝詞などではちゃんとタタール語も使う。テュルク系言語なので響きはウズベク語にも似てるけど、聞き取れない。

新郎新婦ともに、美しいカップルなので写真を見せたいけれど、肖像権とかが気になるので会場の写真のみ。

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自己紹介

自閉な子供→ヒッピー→フリーター→IT会社員→ウズベキスタンで協力隊→無職→近所に就職。今後はたくさん旅をします。ときどき音楽の話題も。

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