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大陸性ステップ 旅と音楽。

旅や音楽の記録。

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雑感

日本では自殺する男性が多い、という話をすると、フルカルさんの反応は、「しんじられなーぃ」というものだった。

「だって、仕事が無いなら仕事を探せばいいじゃないですか?」
仰るとおりなのだけれど。


生死観というのは、文化的、宗教的なバックグラウンドがあってこそ、なので、イスラム教徒のように、自殺をすると天国に行けないよ、と言われてタブー視する人々もいれば、よりよい来世を目指して軽い気持ちで死を選ぶような国もあるはずで、日本人が職を失って電車に身を投げるとか、うつ病になってしょうがなく、などというのも、一様に文化的に程度が低いとは言えないと思う。

もしも、仮に日本がまだ途上国で、西欧諸国から開発援助を受けているとして、日本の男性は死を選びすぎだ、とか、日本人は漁で鯨を取るとか、労働時間が長いとか、そういうのは途上国の遅れた文化だ、などと言われて、先進国風に指導してあげましょう、と言われてもピンとこないかもしれない。

だから、どこかの国で坊さんが抗議の焼身自殺をしたりとか、ごみをポイ捨てするだとか、という事情があるとして、

どこかの国で坊さんが抗議の自殺をしているとして、日本では毎日100人自殺するというし、

どこかの国でごみをポイ捨てしているとして、日本では(実質)赤ちゃんの捨て場があるというし、

坊さんが抗議するなら抗議してる原因を除去しましょう、ごみを捨てるならその因果応報をちゃんと教育しましょうというのが個別のアクションとしてあるとして、それ以外にはなぁ。

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踊りながら仕事

今日は、イゴルさんが来ていないのでいつもよりリラックスしたライロさんが音楽を(割と)大きな音量でかけて踊ってる。踊りながら仕事してる、みたい。

私がオフィスに来てはじめに驚いたのは、普通に仕事中にスピーカーで音楽をかけることで、普段はまぁまぁ一人用の音量で聴いているので聞こえてる程度なのだけれど、たまに音量を上げて踊りだしたり歌ったりするので油断できない。

前任の女性もけっこう音楽をかける人だったのでこの国では普通なの?かな。

あと、やはり女性だから話好きで、話し相手が来るとすっごく喋る。普段、私と二人のときには私が話し相手になれないので不満なんじゃないかと思う。たまに別の女性が部屋に来ると、息をするのも忘れる勢いで喋ってる。

私は、最近ロシア語を聞くと不安な気持ちになってくることに気付いた。ロシア語は1フレーズが長くて、割と効率が悪い言語なんじゃないかと最近思う。

ライロさんは一度話し始めると、関係代名詞でたくさん繋いで延々と長いフレーズで喋るんだけれど、息継ぎをしないで話し続けるので、ちょっとこちらがハラハラする。100メートル息継ぎなしで泳いでいるような感じ? とにかく、なんだか聴いてると不安になる。

イゴルさんも割りとそのタイプで、肺活量が少ないらしく実際に喋りながら咳き込んだり、息切れしている。ウズベク語とか英語を聞いているときにはそういう不安は感じないのだけれど。

イゴルさんがいるときは、やっぱりスカイプで一時間くらいママとお喋りしていたりして、それも大きな声なので、ひとことで言うとにぎやかな職場なんだと思う。

私は、わりと静かな環境でしか仕事をしたことが無いので、静かなほうが落ち着く。でもひょっとしたら彼らは無音の状態が苦手なんじゃないかと思う。常に誰かが喋ってるか、音楽が鳴っている。どちらでも無ければ、シュレッダーがわりに何かのドキュメントをビリビリと破いていたり、ファイルをバタバタさせていたり、やっぱりにぎやか。

Fastlove



この曲、すごく好きだった。

なぜか最近、タシケントの町並みで、何度か耳にした。

一度は街を歩き家に帰る途中に、赤いスパーク(ウズ産)の中から聞こえてきた。二度目は車に乗っているときFM局から、そのほか、テレビのクリップでも見た。

どうして10年前の曲が今さらタシケントで流行っていますか?

ギリシャ人のジョージマイケルは色も黒いほうだし、毛も濃いし、ひょっとしたらタシケント人といっても通用するルックスなので、ルックス的にも親近感があるのか、こういう哀愁POPSはわりと真新しくていいのかもしれない。

この曲のタイトルはFastlove,ファストフードとかファストファッションにかけた、ジョージマイケルなりの皮肉なんだと思う。加えて、彼なりのホモアンセム的な曲なのだと思っていた。その曲を、同性愛が法律で禁止されているらしいこの街で聴くのもなんだか感慨深い。

この曲が大ヒットした後で、当のジョージさんが公衆便所で文字通りのFast sexを得ようとして逮捕されたりしたのも、なんとも味わい深いというか。


そとでしようぜ

アジアとヨーロッパの間

タシケントに居ると、アジアってなんだろう、とか、ヨーロッパってなんだろう、っていうのがわからなくなる時があります。それは、この街がじつに文化の交差点で、いろんな言葉、顔、文化の人たちが、たぶん本人たちもよくわからないくらいに混ざり合っているからだと思います。

最近あった出来事が、どれもいかにもアジアとヨーロッパの境なのだなぁ、と思わせるようなことだったので、以下のブログを書きました。

アジア的なコーカソイド
老人に席を譲る若者たち、ウズベク人のアジアっぽさについて。

タシケントの顔
タシケントのいろんな顔と、ウズベク人にウズベク語で話しかけてもロシア語が返ってくる話。

ペルシャ語で買い物をしている同僚
同僚がペルシャ語でペラペラっと買い物をしていて感心した話。


私の大事な紙ナプキン

昨日トイレで用を足したのだけれど、紙がなくて、その後一日中不愉快な気分だった。

こちらのトイレにはもともと備え付けの紙などは無い。だから人々は適当に自分の勉学用ノートをちぎってお知りを拭いたり、A4のコピー用紙で拭いたりしている。あんなつるつるの硬い紙でお知りを拭いて、納得できるのだろうか?といつも思う。

私はさすがにそれは嫌なので、自分用の紙をデスクに常備していて、いざというときの備えにしている。しかし、昨日はなぜ無かったのか。

遡ること木曜日、私たちは誕生パーティで、油まみれの鶏の丸焼き三羽を食べた。みんな手が油まみれになってから、サルフェトカ(紙ナプキン)が無いことがわかった。

「紙ナプキンは無いの?」
「無いんですよー」
(一同、沈黙)

しょうがないから、私の常備している紙ナプキンを放出した。40枚くらい残っていたはずなのに。

そういうわけで、お知りを拭けなかったわけだ。



イスラムの影響なのかわからないけれど、こちらの社会では、食べるものとか日用の消耗品は分け合うもので、一人で自分用に所持しているのが良いとされない。飲み物を買ってきても分け合うし、食べ物も一人で食べていると良い顔をされない。紙ナプキンだって、誰かが買ってきたらみんなが使えるように共用スペースに置いておくのが本来なのだと思う。

でも、みなが使うだけ使って無くなったら誰も補充しない。そういうところは他力本願だ。結局私が全員分の紙ナプキンを買って補充することになってしまうので、悪いけどお知りを拭く紙だけは、がめついと言われようと独り占めさせてもらうぞ。

チキンを買ってくるなら油まみれ必須なのだから、紙ナプキンも一緒に買ってきたらいいし、それより一人ひとりちゃんと持ってきていればいいのに、紙くらい!もしくは、月々1000スムずつでも集めて、共用の物品は買えばよいのだ。

おいしいおかず味噌

最近、味噌に混ぜ物をしておかずにすることにハマっている。

(前の記事参照)



今日、カルジンカでおいしそうなラディッシュを入手したので、ラディッシュをみじん切りにして、青ねぎとフェンネルの草をざく切りして、ちょっとニンニクスライスも入れて、味噌と混ぜてみた。



これは、作りながら、不味いわけがない、と思いながら作っていたが、実際おいしかった。これさえあればご飯が何杯も進んでしまう。それにノンオイルでヘルシー。ごめんなさい。味噌の無い地方の人たちごめんなさい。美味しいです。

少し余ったらお湯を注ぐと味噌汁になってしまうのも便利。


カルジンカ発見



korzinka.uz は、タシケントの大手スーパーチェーンだ。割と大型店舗が多くて、品揃えも間違いない。

先日、バスを乗り間違えて変なところに着いてしまったときに、不意に見つけた。ちょっと歩くけれど、間違いなく自宅から一番近いカルジンカだ。

今日は天気がいいので散歩がてら行ってみた。徒歩15分くらいなので、普段使いではないけれど、休日に買出しに来るくらいがちょうどいいだろう。

品揃えもサービスも素晴らしかった。生魚まで売ってる。冷凍食品も充実していて、海老だのイカまで売っていた。売り子のお嬢さんがなにやら呼ぶので行ってみると、「寿司があるわよ」といわれて、たしかに、プラのパックに入った寿司の盛り合わせが売っていた。それなら海苔もあるだろうと思って探したらちゃんと韓国の海苔があった。

客層も、韓国人が150ドルくらい(つまり、スムの札束3つ以上)の買い物をしていたり、ファッションモデルみたいな超美形なウズベク人が牛乳とイチゴ買ったりしていた。ここはどこ?

私は、ラディッシュが売っていたので買った。たぶん500スムくらい。


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自閉な子供→ヒッピー→フリーター→IT会社員→ウズベキスタンで協力隊→無職→近所に就職。今後はたくさん旅をします。ときどき音楽の話題も。

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