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大陸性ステップ 旅と音楽。

旅や音楽の記録。

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電子書籍のアベイラビリティーを調べていた

電子書籍のアベイラビリティーを調べているときに、思ったことがいくつか、あります。

・意外とちゃんと電子化されている
・意外と値段が高い
・意外な本が電子化されていない

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・意外とちゃんと電子化されている
Kindleで電子化されているタイトルは、超有名でたいして読みたくない本ばっかりだと思っていたんだけれど、意外と、読みたい本が電子化されているらしいことを知った。一番感動したのは、近藤紘一さんの『戦火と混迷の日々』あんな貴重な本がちゃんと手に入るとは! 米原万里さんも、全タイトルじゃないけど、5タイトルくらい買える。

・意外と値段が高い
500円で売ってる文庫の電子版が350円くらいでした。意外と高くない?製本、流通、返品コストがかかってない割りに、そんな値段で売るんだ・・・って思いました。てっきり100円くらいで買えるものだと思ってたんだけど。

・意外な本が電子化されていない
『地球の歩き方』って、一番電子化されたら嬉しいものだと思うんだよね。だって、旅行者はカバンの重さが命なのに、歩き方って重い本だし、内容が常に更新されてゆく点も、電子媒体に向いていると思うんです。ところがこれが電子化されていないので、おどろいた 。

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電子書籍って今まで全然、気にして生きてこなかったんだけれど、海外在住者にとっては希望の星だと思う。やっぱり、母語の本が読みたいものだし。スマートフォンなりリーダーなりがあるだけで、手元に本が落ちてくるのは画期的だと思います。

レコードがCDを経てダウンロード販売になったように、早く既存の書籍が全部ダウンロード販売で安価に入手できるようになって欲しいです。

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米原万里さんの本が良かった+電子書籍デビューしたいかも

ウズベキスタンに来ることになって、ロシア語を学び始めてから度々目にする名前だったのだけれど、縁がなくていままで読んでいなくて、先日ボランティアルームに行ったときに偶然、文庫を見つけたので借りて読みました。『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』。とても、面白くて、先が気になって途中でやめることができず、深夜までかけて全部読みきってしまいました。こんな経験、久しぶり、何年ぶりかのことです。

ロシア語の同時通訳者で、当然ロシア文化にも造詣の深い米原さんのロシア人に関する記述が面白かったです。色々思うところあったのだけれど、一番面白かったのは、どうして東欧に東洋人差別が生まれるのかの考察。これまで読んだ文章の中で、それに関してはいまいち腑に落ちないことが多かったのです。

東欧の人には強い西欧コンプレックスがあり、自分が東であることに引け目を持っている。そして、東洋というのは自分たち東欧よりも更に東に位置しているので、強い西欧コンプレックスの裏返しとしての東洋人差別ではないか、という考察でしたが、これまで読んだどんな意見よりも納得できる一文でした。

それから、子供の頃に移民や海外在住者になることで、より強く出自を意識するようになる。また、大国出身の者よりも小さい国の出身者のほうが愛国心が強くなるのは、それだけ一人が背負っている祖国が大きいから、という考察も自分自身の経験もあわせ納得感があった。なんでこんな面白い著者と今まで出会わなかったんだろう!

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この機会に米原さんの著作を全部読んでみたいくらい、感動したのだけれど、あいにく海外在住なので、この地では日本書籍を買えません。でも、ひょっとして

電子書籍があるんじゃない?

さっそく、Kindleストアを検索すると、5冊ほどが電子書籍化されていました。価格も300円くらいなので、月に数冊だったら痛くない。アイフォンにKindleアプリを入れているので、買えば読める。いやー、いい時代になったなぁー。

『真っ赤な真実』は、読んだけれど暫く手元において読み返したい本だったので、早速買ってみるつもりです。

新彊へ、旅行の計画(だけ)たてた

夏に、もし日本に帰らないとしたら、新彊ウイグル地区に遊びに行きたいなと思っていた。中国のVISAはアライバル(※)だし、カザフスタンのVISAだけ取得すれば国際列車で行ける。時間はかかるけど。

(※ と思ったけど、公用旅券保持者は事前ビザが必要だった。)

列車やフライトのスケジュールを検索してみた。Yandexの乗り換え検索(http://rasp.yandex.ru/)を使うと、タシケントからアルマトイ、アルマトイからウルムチへの国際列車のスケジュールも検索できる。

タシケントからアルマトイへの列車は、週二回運行だけれど、不定期なので都度検索しないとわからない。ただ、タシケントからバスで行けるカザフスタン側の都市ーシムケントからアルマトイへの列車はデイリーで運行している。
アルマトイからウルムチへは、日曜と火曜に運行。日曜はカザフ国鉄、火曜は中国鉄道の運行だ。
ウルムチからタシケントへの航空便は、日曜と木曜に直行便がある。日曜がウズベキスタン航空、木曜が中国南方航空。その他の日には、アルマトイ乗り換えになる。ウルムチからアルマトイへはエアアスナタと南方航空がデイリーで飛んでいる。
(すべて2013年5月時点)

1日目 タシケントからシムケントへ移動、シムケント駅からアルマトイ行きの列車に乗車、車中泊
2日目 朝、アルマトイ着 観光 アルマトイ泊
3日目(日曜日) ウルムチ行き列車に乗車 車中泊
4日目 朝、ウルムチ着 ウルムチ泊
5日目 カシュガルへ移動(鉄道?) 車中泊
6日目 カシュガル到着 カシュガル泊
7日目 カシュガル観光 カシュガル泊
8日目 ウルムチへ移動 観光(天山天池) ウルムチ泊
9日目 トルファン観光 トルファン泊
10日目 ウルムチへ移動 航空機でウルムチ発、タシケント帰着

こんな旅行をしてみたかったんだけど・・・。実際に実行していないので、列車の切符が取れないとかカシュガルへ一日で移動できない(※)とか、トラブルはあるかと思いますよ。

(※ 調べてみたら鉄道で33時間だって そりゃ大変だ 航空機は80ドル程度です)

ちなみに、タシケントからシムケントへの移動については、国境(チェゲラ/чегара)までのマルシュルートカはユヌソバッドのウニベルサム(百貨店)わきで客引きしているそうです。国境まで行けばシムケント行きのマルシュルートカはいるでしょう。


9時まで飲みません生活をはじめた

9時までお酒を飲まない生活をしていたら、生活が健康になってきたので良かった。

だいたい7時に帰宅して、そこから二時間あるから、ロシア語のドリルをやったり、お茶を飲んだりしている。

いままで休みの日曜日にしか掃除と洗濯をしなかったのだけれど、平日にも洗濯物をするようになって、溜めなくなった。
何か簡単なものを作って食べるようになった(パンと目玉焼きとか)。
飲んじゃうとサボりがちな歯磨きや入浴もするようになった。
深酒しなくなったし、中途覚醒も少なくなった。

いいことばっかり!

同僚のお姉さんとの会話から

同僚のライロさんのPCに新しくスピーカーがついたので、ご機嫌で音楽を流していますね。

で、流れているのがウズベクっぽいんだけれどロシア語で歌ってるので、不思議に思って尋ねてみると、カフカス音楽とのことでした。

「私のおばあさんはアゼルバイジャン出身のカフカス人だから、私の見た目もウズベチカと違うでしょ?」とのこと。彼女のルーツはペルシャの方だと思ってたのですが、お母様がタジク系でお父様はカフカス系のウズベク人だったようです。この前はイランのPopsを聞いていたと思ったら、カフカス系の音楽も聴くし、もちろん母語のロシア語ポップスも聴くし、ルーツが複数あって羨ましい。

確かに街を歩いていても、平均的なウズベク人より大柄で色白で、毛が多い、マハチカラから来たような人たちがロシア語で暮らしているのを見かけます。今までそういう人たちのこともウズベク人だと思っていました。(大柄で色白のウズベク人だって幾らでもいるので。) もしかすると結構な割合でカフカスにルーツのある人が住んでいるのかも知れません。

ウズベキスタンのカフカス人で一番有名なのはこの人かも知れません。北オセチア出身で今はウズベキスタン国籍の金メダリスト

タイマゾフさん。

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カフカスというと、最近ボストンのテロ事件で話題になっているツァルナエフ兄弟も、両親はチェチェン生まれ、本人たちはウズベキスタンのとなりのキルギス生まれ、10年前くらいに米国へ渡ったと報道されています。そういう人々がいつごろ、どういうきっかけで中央アジアに来ることになったのか(最近の紛争がきっかけなのか、ソ連時代の移住政策なのか、またはもっと前から人の交流があったのか)、歴史に疎いのでいまはよく知りませんが、旧ソ連エリアでは多くの民族が共存しているもののようです。

母語じゃない言葉を話すときにより気をつけた方がいいこと

外国人と話すときの注意点

・相手のレベルに合わす
・相手が理解しているかを都度都度確認する必要(Ackを求める)
・きれいにはっきり話す

しかし、母語じゃない言葉で話すときこそこれができないと、だめだなって思いました。

昨日の愚痴の日記で、レベルに合わせた話し方をしてほしいみたいなことを書いて、でも、そういう、「外国人と話すスキル」って場数を踏んでいないと身につかないものだし、万人が理解していることじゃないよね、と結局思いました。

相手のレベルにあわせて、平易な言葉で喋る・・・っていうのもスキルのひとつなので、それが身についていない人がいたとしても責めちゃ駄目だよね、とも思ったのです。

タシケントで某米系NGOが英語でプレゼンをしたときに、彼はすばらしかったのは、まず始めに「早くて理解できなかったら止めてくださいね」と断って、それはそれは、ゆっくりと平易な言葉でプレゼンをしたのです。それはそれで素晴らしいのだけれど、母語を話すときにその気配りをするのはもう当たり前かもしんない。

時期を同じくして、スウェーデンからのお客さんが大学で英語でプレゼンをしたとき、普通の速さだったので、内容はいいけど、これでは理解してない人が多いな、って思いました。

私もそうなんだけど、私にとって母語じゃない英語で話すとき、つい、上記の気配りを忘れてしまうときがあって、おっとっと、ということがあります。なんで、母語じゃない言語で話すときについ早く話しすぎたりするのか。

・自分にとっても外国語なので、テンパってる
・あなたのために外国語を話してるんだから、っていう驕り
・どちらの母語でもないんだから、フェアでしょ?っていう強気

どれかっていうと、いずれも当てはまりそう!私の場合。

しかし、たとえ双方にとって母語じゃないとは言っても、たしかにフェアなんだけど、レベルはやっぱり違うので、必要な気配りはあるはずなのです。むしろ、母語じゃない言葉を話すときには特に気をつけたほうがいいのかも。

変なウズベク語

あるウズベクとSMSをやりとりしていて、

"Yaxwi yuribsizmi?"

という一文があり、ちょっと考え込んだ。本来なら、Yaxshi yuribsizmi?(道中無事ですか?、かな)になるはずなのに。多分打ち間違いだろうと思って、スルーしていたけれど、その後同じ人から、"Koriwamiz!" と、また送られてきた。これも、本当ならKorishamiz(会いましょう)になるはずなのに。

そこで、いくらボンヤリしている私にも気付いた。これはキリル文字のш/щ(ラテン文字のsh/shch) の代わりにラテン文字のwを使っているのだね。

Яхши (Yaxshi)は、
я →ya
х →x
ш →sh
и →i
でYaxshiと表記するはずだけれど、ш →shと書くことを嫌って、ш →wと書いているということ。

確かに、wはラテン文字表記ウズベク語では多分使わないはずの文字なので、2文字使うよりは1文字で済ましてしまうあたり、文字数に制限がある(そしてラテン文字を使う前提の)携帯SMS文化なのでしょうか。それに加えて、今までキリル文字1文字で書いていた文字、ч,ц,ш,щ がラテン文字で、ch,ts,sh,shchと2文字以上で書かないといけないのはウズベク人にもちょっと座りが悪いのかもしれない。

英語も、携帯や掲示板やTwitter文化の中で、どんどん新しい表現が生まれているみたい。Forが4、Toが2、はプリンスの時代からあるけど、B4と書いてBefore, Gr8と書いてGreatと読ませるにいたっては、思わず感心してしまったくらい。

その後、同じ彼から、

"ke4a mexmonga 4aqirardik" と。

これは、どうやら4をЧ(ch)と読ませるらしい。だから、kecha mexmonga chaqirardik(昨日お客さんに呼んだのに)になる。

たしかに、ウズベキスタンの手書きのЧ て書くので、苦笑。チトィレのЧじゃなくて、形かよ。

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自閉な子供→ヒッピー→フリーター→IT会社員→ウズベキスタンで協力隊→無職→近所に就職。今後はたくさん旅をします。ときどき音楽の話題も。

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