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大陸性ステップ 旅と音楽。

旅や音楽の記録。

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インド人団体客向けレストランに紛れ込んだ話(2)

さて、インド人団体旅行者がスムを撒いててびっくりしたって話の続きです。

彼らのタシケントツアー予定には、「○日夜、ベリーダンスを鑑賞しながらお食事」と書かれているんだと思います。私たちがたまたまそういう場所に居合わせてしまったわけで。

わかったことは、インド人は団体ツアーするんだな、ということ、タシケントにもそういう(ベリーダンス派遣)エージェントがあるんだな、ということと、インド人は旅先でもやっぱりインド料理とインド音楽が欲しいんだな、っていうこと。

日本人も昔の農協ツアーとかタイ売春ツアーみたいな、多分似たようなことをしていたんですよね。あと、今だと中国人の団体ツアーが多いのかな。そして、インド人も全く同じようなことしてるんだね、っていうのが妙に面白かったのです。次はロシア人かな。(でも、ロシア人は男だけの団体より家族で旅行するのを好みそうだよね、どうなんでしょう)

ダンサー達は、お店の専属じゃない、どっかからロシア人の用心棒とともに派遣されてきた人たちなんです。彼女たちは徒歩で自分の衣装を抱えて店にやってきたし。そういうビジネスがあるんだな、っていうのも新しく知った。

音楽はウズベクとかペルシアじゃなくて(ベリーダンスなのに)、今流行してるインド音楽だったってこと。そして、それをインド人の団体もすごく喜んでいた。料理もインド料理だし。やっぱツアーにきても自分の国のもの食わせろ、っていうのは大国的なんだよね。

いやー、しかし、ウズベキスタンのインド料理店で、ロシア人がインド音楽にあわせて中東のベリーダンスを踊りながらインド人が狂喜乱舞していて、それをロシア人の用心棒とウズベク人のウエイターが後ろで見守ってる風景って、なんともユニーク。どんだけカオスなんすか、と。タシケントじゃないとありえない風景じゃない?すごいっす。

ここに中国人も混ざったら大国そろい踏みだよね、って思った。

ちなみに写真撮影は禁止でした。

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インド人団体客向けレストランに紛れ込んだ話(1)

用事があって友達と待ち合わせたのがインドレストランでした。

インド人の団体客がゾロゾロと入ってゆき、中では爆音とミラーボールみたいなものがチラチラしていたので、一見して普通の店じゃない感じ。

ディナーをしたい旨、店の人に告げると、はじめはリジェクトベースだった。「すごく辛いインド料理のお店ですけど、いいんですか?」みたいに、店の人も面食らってたみたい。でも暫く話していたら、1人3万スムでコース料理ですからね、みたいな感じで食事できることになった。

店に入ると、ご飯とローティがでてきて、カレーはバイキング形式で申し訳程度、サブジ、ダール、豆、チキン、マトンのマサラがおいてありました。

暫くすると、インド人の団体旅行客30名くらいが店に入ってきて、音楽の音量が上がった。食事なんかしないで高級なウイスキーを飲み始めたインド人団体さん。

そして、ダンサーが登場した

ロシア系とウズベク系のモデルみたいな、おねえさんたちが、ほぼ裸みたいなベリーダンスの格好をして即席のステージへ。インド音楽は爆音。会話もできないくらいに。

壮年の男ばかりのインド人団体旅行者は大いに盛り上がって、ダンサーの間を縫って踊りながら、まるでふりかけを振り掛けるようにダンサーの頭の上からスム札を「撒い」た。

床に散らばった1000スム札をボーイ君がかき集めてビニール袋に入れてゆく。相当な額になってるんじゃない?

最後には全員のダンサーが出てきて、おせじにも上手なダンスじゃなかったけど、インド人の膝の間に入って腰をくねらせるダンスをした。喜んだインド人が、まるで花咲か爺さんが灰を撒くように、1000スム札を「撒い」た。それをまたボーイ君がかき集め、ビニール袋に詰めてゆく・・・。

私は、あまりの風景の下品さと、インド音楽の爆音に目眩がしてしまって、やっと店を出てタシケントの、あまりにも暗くて静粛なストリートに出たとき、深く安堵してしまった。

あれは団体客向けの貸切の場所のはずで、私たちが間借りして食事したのが場違いだったんだと思う。そんな状況で私が下品だなんて言うのは間違ってるんだけど、あえて。すごい場所でした。

(続く)

公共料金の支払い_二回目

さて、今日昼間から家にいたのは、大家が公共料金を取りに来たからでした。

前回の支払い@11末/2012

ケーブルTV @11500 *2 (Dec2012-Jan2013) =23000
電気 (Aug2012-Nov2012) 16100+40000=56100
アタプレーニエ @11279*5month =54510
ガス @2060*5months (Aug2012-Dec2012) =10300
水 @800*5months (Aug2012-Dec2012) =4000
Total; 147,500cym

今回の支払い@19/3/2013

ケーブルTV @12000 *6month (Jan2013-Jun2013) 36500+34500=71000
電気 (Dec2012-Mar2013) 60000+16000=76000
アタプレーニエ @11278 *6month (Jan2013-Jun2013) =67700
ガス @2333*6months (Jan2013-Jun2013) =14000
水 @2250*6months (Jan2013-Jun2013) =13500
Total; 242,200cym

次回の支払い

マンションの管理費 @10000 *8month (Aug2012-Mar2013) 81,000-
お湯代 @26250 *8month (Aug2012-Mar2013) 210,000-

これまでに払ったお金
680,700スム
6月まで先払いしてあるテレビ代34500と、アタプレーニエ33000、ガス7000、水道7000をマイナスすると、三月までで、
599,200スム
になりました。

去年の8月から住んでいるので、8ヶ月で割ると、1ヶ月の公共料金は74900スム。=37ドルくらい。
高いなおい!

■電気代が高い
電気代はだいたい4ヶ月で71000スムとかになってて、一月20000弱なんだけど、高いなぁ。たしかに冷蔵庫使ってるけどそんなに高い?

■お湯代が高い
お湯代っていうのをまだ払っていなくて、今日メーターを見てもらって計算したところ210000スムになったんだって。8月から払ってないからそんなものと言われたけれど、別にアタプレーニエ代も払っているのだし、そういうもの?一ヶ月26000スムになって、電気代より高いくらいなんだけど。

■アタプレーニエ代
アタプレーニエ代って一ヶ月10000スムくらいなんだけど、アタプレーニエ働いていない期間の分(夏の間)も取られているみたい。そういうもの?お湯代も別に払ってるのに?

■マンションの管理費
マンションの管理費っていうのも、あると聞いてなくて、今日突然言われた。一ヶ月10000スム。

■ガス、水道、電気、お湯、アタプレーニエ、ケーブルテレビ、マンションの管理費の総計がだいたい月75000スムということになったけど、ちょっと高いんじゃないかなぁ。

お世話になったあの方へ!

30歳で入った会社でお世話になった方がとうとう退職されるというご連絡がありました。

その方には、仕事の仕方、対応の仕方、文章の書き方から会社という組織にいたるまで、本当にいろいろと教えていただき、今でも感謝しています。

私は30歳まで割とフラフラしていたので、ちゃんと会社員として働いたのはそのときが初めてで、実に何も知らない未熟な人間だったのです。その方のおかげで成長できたといっても言いすぎではないです。

特に、「人間8時間は会社にいるのだから、仕事は楽しまなければならないのだ」と仰っていたのは、今でもよく思い出します。

その教えを守って、私の場合は、一日24時間ウズベキスタンにいるのだから、ウズベキスタンは楽しまなければならない!」と思うようにしています。

川端さんありがとうございました。

アジアはひとつ~なのかな。

ウズベキスタンに来て、結構いろんな人に、日本とウズベキスタンは同じアジアの仲間だ、と言われることがあります。

確かに、顔立ちも時々とても日本人に似てる人がいて、(不思議と、韓国や中国の人よりも日本人に近い)、縁を感じることは多々あります。

でもやっぱりタシケントの多くの人はよりペルシア~ヨーロッパ顔をしているので、アジアの仲間だよね、と言われてうれしい反面、あんまりピンと来ないときもあり。

キルギスやカザフだと、もっと日本人に近い顔をしているというので、また違った感じがあるのかも知れません。

ダゲスタン人とかグルジア人、アルメニア人はアジアなの?ヨーロッパ?それともカフカスって呼んだ方がいい?などと考え始めると、どこまでがアジアで、どっからヨーロッパ、というのも、随分シンプル過ぎる考え方だよね、って思うこともありますね。

きっと、タシケントの人々それぞれの中に、「私はアジア人」とか、「私はヨーロッパ人」という自覚があるのでしょう。それで連帯感とか帰属意識とか、そういうものが生まれて、良いように働くのなら、それもいいですよね。

ちなみに、私の個人的な感覚では、アジアをグループに分けると

東アジアグループ(漢字の影響下) 日本、韓国、中国、ベトナム、と当然台湾
東南アジアグループ(中国南方~タイあたりの南洋民族) タイ、ラオ、マレー、カンプ、ミャンマー
インド影響下グループ(インド・・・) インド、ネパール、スリランカ、バングラ、パキ
チベット及び山岳のグループ チベット、ブータン
中央アジアグループ(テュルクの人々) トルクメン、キルギス、カザフ、ウズベク、ウイグル

※ペルシアとタジクはインドにも中央アジアにも影響がありすぎて、グループに入れるに忍びない。
※トルコはテュルクに入れるべきだけど、地理的に離れててヨーロッパに入れてもいい感じ。

こんな感じになります。


日本は大人気だがそれは私の業績でもない

海外に出るとつくづく「日本」大人気だなぁと思います。「日本」がひとり歩きして、アイドルみたいな扱いになっている感じがするときもあります。

私が日本人だからそういう人が寄ってくるというのももちろんあるけど、

「日本に行きたいな」
「どうやって日本に行けるの?簡単?」
「日本にウズベク人いる?」
「ちょっと手引きしてくれない?」

等々、よく聞かれます。

何が彼らをそんなに魅了するのでしょうね。極東のユニークな国じゃないですか。

ウズベキスタンの場合は、車に詳しい人には日本車の評判は高い。それから、ウズベク人は結構アジア人の自覚が強いので、アジアの中でも存在感のある日本、という見方をしてくれているのかも知れません。

他の国でよくあるような、アニメ経由で日本に詳しい人とか、最近だとボカロとかきゃりーぱみゅぱみゅとかパフューム経由で日本に詳しい人などは、あまりウズベキスタンには居ません。

日本車もテクノロジーも、アニメもボカロもパフュームも、別に私が作ったものじゃないし、日本の製品や文化が好きな人が日本人大好き!って言ってくれるのはありがたいけど、ちょっと他人の褌で相撲を取ってるような、すわりの悪い感じがあるのも事実。

---

そういえば、やっぱり日本好きな本学の学生のA君がこの前やってきて、

「私に日本で仕事がありますか?」

と聞きました。彼は、日本語を長く勉強しているのでそこそこ話せるのだけれど、残念ながら日本で仕事ができるくらい話せる人というレベルではなくて、とりあえず、日本語が相当話せないと、職につきやすいとはいえないですよ、と答えました。

「私の日本語どうですか?ナルマルナ(そこそこできる)でしょ?」

・・・その自信だけは素晴らしい。しかし、二人称を「あんた」と言ってしまうので、まずは「あなた」に改めるべきか。(誰が教えたんだろうね、「あんた」って中島みゆきかよ)。

「日本の病院で看護師(メドブラット)とか無いですか」

彼は、医大生で、あと数年して卒業すれば医師免許を得られるはずなので、医療関係の仕事につきたいようですが、ウズベキスタンの医師免許が日本でそのまま通用するとは思えない。

残念ながら、免許が違うはずだということを教えてあげて、そのときはそれで別れたのですが、そういえば介護関係の仕事だったら、医療免許とは違うし、これから多いに需要があると思われるので、今度会ったときに教えてあげようかと思っています。

介護は収入もそんなに良くないし、肉体労働と聞くのですが、まだ若い健康な人だし、収入も、(稼ぎの)いいパートナーを日本で見つけて贅沢しなければ、何とかやっていけるんじゃないかな。

カミカゼの説明を求められる

「カミカゼって実際どういうことなの?」という質問をされた。

同僚のライロさんは社会科教師なので、色々異文化について詳しいし、興味があるようです。

カミカゼ・・・

「それは、その昔モンゴルが日本に攻めてきたときに、海に吹いた台風のことなのですよ」

というと、どうも浮かない顔をされた。

「こちらでは、チェチェンなどの自爆テロのことをカミカゼと呼んだりするんだけど・・・」

あ、カミカゼといっても元寇じゃなくて神風特攻隊のことを言っているのね。

「第二次世界大戦で、若い兵士が敵機に突っ込んで死んだのですよ。自爆攻撃ですね。たしかに、自爆テロと似た所もあるかもね。」

といいなおすと、腑に落ちてくれたようです。

なぜだか判らないですが、「カミカゼ」とか「ハラキリ」っていう言葉はこちらではよく知られていて、道路を強行横断しようとする女性に「カミカゼガール」などと言うのも聞いたことがあります。自爆攻撃にかけて、危険な道路横断を「カミカゼ」と呼んでいたのですね。

カミカゼ特攻隊として散っていった日本人の若者たちも、まさか70年後の中央アジアでそんな風に引用されているとは、思わなかっただろうなぁ。

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自己紹介

自閉な子供→ヒッピー→フリーター→IT会社員→ウズベキスタンで協力隊→無職→近所に就職。今後はたくさん旅をします。ときどき音楽の話題も。

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