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大陸性ステップ 旅と音楽。

旅や音楽の記録。

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発表。

ちょっとした、私の経歴やプロフェッションを紹介するプレゼンをすることになって、数日前から準備していたんだけど、職歴と、得意な分野、前職の紹介をして、ついでに日本の携帯電話の紹介と、3G回線を利用した救急車からのビデオ中継システムを紹介しました。

てっきり、仲間内への小規模なプレゼンだけでいいのかと思っていましたが、実際には学内にいた先生方が列席されて、英語が得意な学生が英語-ロシア語の通訳についてくれて、なんか大規模!緊張するかと思ったけれど大して緊張することもなく、フランクにプレゼンすることができました。しかし、英語でプレゼンするなんてそういえば初めての体験だった。

質問としては、クレジットカードや鍵代わりの携帯電話をなくしたら問題ではないのか、というのがあって、やはり気になる点は日本とあまり変わらないのだな、と思いつつ、センターロックできることを説明。

私は英語でプレゼンをしたのだけれど、それを露語に通訳してくれて、チーフの進行も終始露語だったので、オフィシャルな場所での言語はやっぱり露語なんだなぁと確認しました。

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驚愕。

自分自身に関するプレゼンというのをして、一通り職歴などを紹介してみたのですが、チームの若い組のウズベクの青年(新婚)が、タローは何歳なんですか?と聞いてきた。いまさらジローなんだけど。

私「私は38歳だよ」

新婚「(!)結婚はしていない?」

「結婚はしていない。日本では、30代で結婚していないのは珍しくないんだ」(←ここまではよくある)

「(!!)じゃあいつ結婚をするのですか」

「結婚は、するかも知れないし、しないかも知れない。40代以降に結婚する人も多い」

「それなら日本人はいつ子供を作るのですか!」

「子供は、作る人もいれば作らない人もいる」

「(驚愕の表情)ショックです」

その場にいたもう一人の若いスタッフも「私もショックです」と。

彼ら、若い二人の表情があまりにも、ザ・驚愕、といった感じだったので、印象的でした。そんなに鬼畜な印象を与えてしまったのかなあ。

ウズベキスタンの結婚の制度は、伝統的な家長制度に基づいたもので、親の承認無しでは結婚はできません。ほぼ、親の決めた人と結婚をするような感じで、本人同士というよりは、家対家の結婚のようです。本人たちにとっては、親のための結婚という側面も強い。また、結婚年齢は若く、ほとんどの男女は25歳前に結婚する(女性はもう少し早く、22歳頃までに結婚する)。そのため、30代で未婚・子無しというのは、彼らの目にはとても奇異に見えるのです。

たしかに、自然の摂理としては、20代のうちに結婚を済まし子育てに突入し、40代で子供が独り立ちするというのはいかにも自然なので、現状の日本のように人々が家庭を作らなくなったのが奇異であることは、否めない。一方で日本人の人口が減少しているのには理由があるようにも思います。増えすぎた人口と少ないリソース、便利すぎる社会では肉体は退化し、人々はモチベーションを失って、徐々に生きるのを辞めていくような印象を持っています。

散髪。

相変わらずよく晴れた日曜日、散髪へ行きました。タシケントの床屋さんをちょっと紹介します。

私の行っている理髪店は、小さい部屋の中にカット台が三つあり、それぞれに男性の理髪師が一人ずつ付いています。ただ、日本の理髪店ように、店に勤める理髪師が切ってくれて、店員が会計してくれるのではなくて、店内のそれぞれの理髪師が個人営業している感じです。会計は理髪師に直接渡すし、値段もそれぞれ異なっています。当然指名制で、客は前もって自分の理髪師に電話で連絡を入れてから来店するようになっています。先日、電話をし忘れて切りに行ったら、なんで電話くれなかったの?と言われました。したがって、それぞれの理髪師は、自分の名前と携帯番号を書いた紙を用意しています。

理髪作業自体は日本とそんなに変わらず、カットして洗髪してブローしてくれて、15000スム(8ドルくらい)。これ、標準よりちょっと高い値段だそうです。ただ、あちこちの理髪店を探すのは面倒なので、その値段で切ってもらっています。今日は、特に頼んでいないのですが、整髪料で前髪をがっつりと立ててくれました。これもサービス?なのかな。

言語。

ウズベキスタンのオフィシャル言語は、独立以来ラテン文字表記のウズベク語ということになっている。でも実情はもう少し複雑。私の職場のオフィシャル言語はロシア語になっていて、プレゼンとか会議では主にロシア語が使われている。私のチームは、ウズベクとロシア人の混成チームなので、部屋の中ではウズベク語とロシア語が並行して使われている。

日本で言われている(私が聞いていた)ように、ロシア人や韓国人はロシア語しか話さないというのではなくて、私の職場のロシア人はウズベク人コミュニティで育ったせいか、ウズベク人と変わらないウズベク語を話せるし、ウズベク人とはウズベク語でコミュニケーションをとるような人だ。私にも英語かウズベク語で話してくれる。もう一人のロシア語話者の若者も、ウズベク語を理解してくれる。

ウズベク民族ならウズベク語、それ以外ならロシア語という画一的な話し分けがある訳でもなく、私の知っているウズベク人女性は家庭でもロシア語で育てられたし、ロシア語で高等教育を受けているので、ロシア語のほうが仕事がし易いと明言している。職場のチーフも恐らくそんな感じ。また、ステイ先で遊んでた5歳の男の子も、ロシア語幼稚園に行っているので、ロシア語のほうが得意。

現状のタシケントに、三ヶ月滞在して仕事も開始した私には、オフィシャルにはロシア語、ウズベクの仲間内ならウズベク語という風に見えている。それが10年先くらいに、独立後に生まれた世代が中心となって働く時代になったときに、また状況が変わっているのだろうと思う。この国に来て、いろいろなことを見るにつけ、ゼロかイチかではなく、その間のグレーゾーンに属する事象、人、文化なんだなぁと度々感心する。

登記。

ウズベキスタンでは、JICAに斡旋してもらったアパートメントを借りて住んでいます。この際、この国では不動産契約にあたり公証人の立会いが必要とのことで、ある日職場にいると電話で呼ばれて行ってきました。

(面白いのは、もう契約をして8月から住んでいるのに、今になって呼ばれたってことで、それなら前に交わしている契約は公式なものじゃないってこと?謎。)

朝9時半、公証人役場に集合したのは不動産屋さん、大家さん、JICAスタッフ、私。連れて行かれるまで、自分がどこに何をしに向かっているかも分からなかった。一軒目の公証人役場は人がいっぱいで無理そうってことで、別の、私の住居に近いオフィスへ。そこでは無事書類を受理してくれて、二時間後に来るように言われる。いったん解散して、私は部屋へ。

二時間たっても電話が来ないのはこっちではまあ普通として、再集合は結局三時になった。10時半には書類を出したのに全然二時間じゃない。三時になっても誰も来ず、結局4時過ぎに集合ってことになった。

4時に再度四人が集まったが、オフィスは人があふれていて全然入れない。結局、やっと手続きが始まったのは5時だった。オフィスにはご婦人の公証人が座っていて、彼女の前で再度待つ。

公証人のご婦人は、叫んだり電話で話したり、笑ったりスタッフを叱ったりなぜか退席したりしながら処理を進めてくれるんだけどいかんせん、なかなか処理が進まなくて、一同どんよりした。驚いたのは、外国人が当事者になる場合きちんと資格のある通訳を同席させないといけない決まりになっているらしく、JICAからスタッフが来ていたのはその為だった。大家さん、私、通訳の三名が何枚もの書類にサインをして、やっと終わったのは6時ちかく。

実は、朝職場を出るときに見積もりが甘くて、午後くらいに来ます、と言い残してきただけだったので、昼に一度電話を入れて少し遅れますといって、全部終わったあとで結局今日は行けませんということになった。日本では、一番避けたいこのパターンなんだけど、ウズではたぶん避けて通れないパターンなんだろうな。

そんなこんなで一日がかりの書類仕事でした。

通信。

携帯電話のチャージが切れたのでPaynetへ。

Paynetっていうのは日本でいうと電話料金のコンビニ払いみたいなもので、町のあちこちの商店で支払えるようになっていますし、自動チャージ機もあります。実際街の唯一の自販機と言えるものはPaynetだたりします。英国オリジンのウズベク人が数年前に設立したシステムだそうで、パテントとかもうまくやってて模倣されないようになっているそうです。携帯電話は二回線持っていてひとつがスマフォ用で、もうひとつが家のインターネット回線用。前者に7ドル、後者に10ドルチャージしました。月に250ドルくらいで生活しているのだけれど、交通費40ドル、通信費20ドルで、どっちも高いはー。 そういえば、もうひとつ。こちらでは、10ドルで2ギガバイトまで使えるインターネットパケットというプランを契約しているのだけれど、電話機能で, ”*110*0*6#" というコードを入力して買うんですよ。それが予告無く、”*110*0*7#"に変更されていて、困りました。あたらしく300メガバイト5ドルってプランが新設されたせいで、番号が一個ずれたようなんだけど。



両替。

生活費が無くなったのでドルを両替に行きました。前回の両替から1ヶ月くらい経過しているので、だいたい一ヶ月200ドル(家賃別)で生活していることになるけど、節約できてるほうかと思います。ビールとかタバコが非常に安いのも要因かも知れない。ちなみにビールは1.5リットルが160円、タバコは50円くらいです。食べるものはあまり買っていなくて、週に一度ミートソースを作るくらい、そのほかはパン食ってる程度です。あ、でも先月は交通費(自分もち)がかかってないので、安かったんだな。交通費は、月に70000スム(40ドル)かかってます。

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自己紹介

自閉な子供→ヒッピー→フリーター→IT会社員→ウズベキスタンで協力隊→無職→近所に就職。今後はたくさん旅をします。ときどき音楽の話題も。

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