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大陸性ステップ 旅と音楽。

旅や音楽の記録。

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タイのチャーハン



世の中で好きな食べ物をあげるとしたら、タイのチャーハンはたぶん1位か2位に入ると思います。

それも、ただのチャーハン単体じゃなくて、必ず、細い長ネギの白い部分と、小さな生の唐辛子をナムプラーにつけ込んだものが、付け合わせに付いてこないとダメ。

チャーハンに、ナムプラ漬け唐辛子とちゃちゃっとかけて、一口食べるといつでもタイ気分だし、世界のチャーハン類の中で一番おいしいと思う。

そして、口休めに甘みのあるネギをかじる。書いてるだけでよだれが出てきそう。

ここは田舎だから、カオマンガイの屋台とか、麺類の屋台はいくつかあるんだけど、炒め物まで出すようなレストランは遠くに、幾つかしかなくて、どうも物足りないです。バンコクだといつでもチャーハン食べられるのに。

今日は移動バザールが隣にきているみたいで、何かが値下げして全部20バーツだよ、っていう音楽付きの放送がさっきからリピートされていて、爆音なのでもう頭の中が20バーツでいっぱいです。

昨日のバスもそうだけど、タイ人の爆音に対する考え方を、ちょっと聞いてみたい。うるさいと思ったりしないのかな。
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メコン



川を眺めていると、ときどきモーター付きの小舟で人が渡ってくるのが見える。

順当に考えて対岸のラオ人が来ているものと思うけど、当然国境のチェックポストがあるわけじゃないから、いかつい言葉で言えば密航ってことになるのでしょうか。

実際、スーパーマーケットなど行くとラオ人らしい黒々した人がよく買い物してて、ははぁ、と思うことがあります。ラオスもスーパーくらいあるけれど、首途まで行かないといけないとか、やっぱり少ないし、タイからの輸入品として買うより、タイで国産品として買う方が安いんだろう。

そういえば、私はずっとう゛ぃえんヴィエンチアンの対岸がノンカイだと思ってたけど、実際にはヴィエンチアンの対岸はシーチェンマイなのですよね。このあたりのメコン川は大きく歪曲していて、ヴィエンチアンからノンカイの対岸までは15分くらいなのに、ノンカイからシーチェンマイは1時間かかります。

曲線の内周と外周でここまで距離が違うのかと、びっくりしますね。

何度も来てるのにはじめて知ったこと。


LCCターミナル!



ドンムアン空港!

強そうな名前ですよね。この空港のコードはD(どん)M(むあん)K(くうこう!)、DMKなんです。

タイ語だとサナンビンドンムアンとか言うかな?なんで最後がKで終わるのでしょう。日本人向けのサービス?

とにかく、以前はいつもこの空港を使っていて、なんとなく懐かしい気持ちで来ました。

市内からのアクセスは、

カオサンから47番バスで競技場駅へ(8バーツ)
競技場駅からサイアムで乗り換えてモーチット駅へ(45バーツ)
モーチット駅から空港バスA1線で空港へ(30バーツ)

所要約90分。長い!面倒くさい!

あとで考えたらカオサンから乗り合いのバンに乗っても120バーツなので、プラス30払って簡単な乗り合いバン乗っても良かったです。

次に来たときに安価に市内まで来れる手段を勉強できたので良いとするか。

空港は帰りは楽だけど行きが大変なのだよな。到着時のトランスポートが。

今回はAIR Asiaで飛ぶので、貧乏ターミナル(第二?)です。

LCCターミナルなのですが、すごかったです。見渡す限りの中国(大陸)人、ずらずらずら、中国人で飽和してた。タイ人なんかあまり見ないの、中国人が多すぎて。

大陸人のコモンデスティネーションなんだな、と思いました。

お腹すいたので、空港内の麺ショップに着席しようとすると、中国人の典型的なエネルギッシュお父さんみたいな人が走って(走って!)やってきて、私が座ろうとした場所にどん!と荷物を置いて、「ここだ、場所を取ったぞ!」とすごい大声で家族に向かって叫んだ。すると奥さんと息子とおばあちゃんみたいな人が、すごい荷物をがらがら押しながらやってきて、その息子もなんだか大声でしゃべりながら土足で椅子に立ったりして、すごいエネルギッシュだわー。隣のテーブルのタイ人のおしゃれカップルとあまりにも好対照。

私は中国人が好きでも嫌いでもなくて、世界のどこにでもいる隣人、くらいの認識です。とにかく存在感が、インターネットでもリアルな世界でも、存在感が大きくて、さすが13億プラスαだな、と思います。たまにすごく善良な人に出会うのが良い。

どっかの国際的なインターネットサイトなども、中国のサイトで紹介されただけで埋め尽くされるような中国語のコメントがあふれて、騒ぎが一段落するとさーっと人が引いていって、そういうことがあるたびに、中国の人口のボリューム感に驚かされる。

ドンムアン空港の話からそれてしまいました。ドンムアン空港の印象は、そういうわけで中国人一色です。

人の密集具合も、装備の気軽さも着てる洋服の値段も、空港というよりバスターミナル、長距離バスターミナルといった風情でした。まさにLCCターミナル。そういう私もいつもジムで穿いてるナイキの短パンと汗臭いTシャツで、この上なく場に馴染んでる!

あたくしにチップは?



成田→桃園→香港と、いつも空港では無料で提供されているWi-Fiを使っていたのですが、バンコクの空港についたら、手続きが面倒になって、Wi-Fi使えませんでした。

正確には無料Wi-Fiあるんだけど、パスポート番号とメールアドレスと氏名と電話番号を入れてユーザー登録してください、とか言われるので、ユーザー登録後の確認メールを受信する環境もこちらにはないのよ?と思いました。めんどくせー。

それから、カオサンrdに行くために、確かバスがあったはず、と思ってPublic Bus という案内に従って行ったのだけれど、Public Busなんてありゃしなくて、空港内に無料インターネット端末もないし、必要な案内が何もない空港だな!とかプンスカしました。

昔、中国、ベトナム、ラオスと、社会主義っぽい不便な国を旅してきて、やっとたどり着いたバンコクは、コンビニもあるし、なんでもあるし、移動も楽だし、すごい!すばらしい!って感動したものだけど、人間の感想なんて薄っぺらいものだなぁ、などと思いました。

でも、とにかく今必要なのは情報なのだ!

なんとかエアポートリンクっていう鉄道を見つけて、タクシーでカオサンまで行って(ぼられた)、カフェを見つけて、Wi-Fiにつないで、やっといろいろ調べ物を。

ウエイターのおじさんが色々親切にWi-Fiの設定をしてくれて、いい人だなと思ったら、会計のときに10%のチップを(個人的に)請求されました。

もともと高めの価格設定のくせにさらにチップ!?と思ったけど、いろいろ親切にしてくれたのもチップのためだったのですね、と思って差し上げました。20バーツくらいだけど。それにしてもカオサンでチップの習慣ができてて、しかも店員がそれとなく求めてくるなんてなー。昔と違うな。

翌日同じレストランで、違うウエイターさん(ウエイトレスさんに見えるんだけど、色々総合するとたぶんウエイターさん)がやっぱり会計のさいに、「あら、あたくしへのチップは無いの?」と言った。お金のために働いてるね!

バンコクの空港でインドと中国のことを考えた



バンコクの空港についたとたんにインド人の姿がぐっと増えて、うわーインド人だなー、と思った。

台湾、香港は華人の世界で、中台香のどこか知らないけどとにかく華人がどこに行ってもいるので、さすが13億人プラスα、って思います。

バンコクに来るとインド人、もっと遠くのイラン人とか中東人などもよく見るようになるので、文化圏がこっちからあっちへ行った気がするの、不思議ですね。香港とバンコクなんて大した距離じゃないのに。

バンコクまでインド文化圏とか言ってしまうとタイ文化圏はどこにあるの、と言われてしまいそうだけど、タイとかラオスって、巨大すぎる中華と同じく巨大なIndiaのはざまにある森の妖精みたいな人たちだと感じます。

そういえば先日成田空港で、保安検査でポケットの中のものをカゴに入れてエックス線通すあの場所でのこと。私のライターを見た後ろの中国人が中国語で、「打火機可以拿去磨?(ライター持って入っていいの!?)」とか聞いてきて、おれ中国人じゃねえよ、と思って、「you can have it only one for yourself」と答えたら、それでも頑なに中国語で 「打火機可以拿去磨?」と二回も聞いてくるので、「可以只一個」といったら安心したみたい。いまどき、銀座などでは中国語で接客してくれるそうだし、そういえば新宿ヨドバシもカメラ売場の店員は日本語が達者な中国人だったりするので、いまやどこにでもたくさんいる中国人は、日本でも中国語がふつうに通じると思っているんじゃないかと思う。

彼はその後も保安係員に、「ライター持って入っていいことを知らなかったから捨てて来ちゃったけど取りに戻ってもいいの?」みたいなことを、やっぱり中国語で聞いていた。

これからの日本人は簡単な中国語話せた方がいろいろいいと思う。そっちのほうがよけいなストレスが減る気がするから。

桃園空港でレンズが曇る



朝5時のバスで、市内から台湾の桃園国際機場へ。

バスは冷房が強すぎて、冷え冷えで、このまま眠りの国まで私を冷蔵配送してください・・・と思ったけど、わりとすぐに空港に着いた。空港が近いのは大事だと思います。

降りると、まるで水の中に入ったようにまとわりつく湿気がすごくて、重くて大変だった。で、朝日がちょうどよく綺麗だったのでカメラを構えたら、レンズが、びっしりと、結露してて、ファインダーの向こうに何も見えない状態。

カメラとか特にレンズは湿気大敵なので、これはすごく良くない状態なのだと思いつつ、下手にふき取ると水滴がレンズに残るし、どうすることもできないので、しょうがなくレンズを日光にあてて暖める。

今後は冷房強い場所ではきちんとケースに入れたり布団にくるんだりしないといけないな、と思った。

結局、その後の旅行タイまで同じような悩みが続くのです。

レンズの外側だけの結露ならしょうがないけど中まで結露してたら致命的だと思うし、大丈夫なのでしょうか。

桃園で何か食べようと思っておなかをすかしていたらフードコートがまだ開いてなくて、ちぇっ、と思ったら到着ロビーの麺屋さんが開いていたので、牛肉麺。おいしかったおばちゃん有り難う。

在外台湾人らしい、北京語をはなせるお母さんと英語しか話せない娘二人が隣で食べてて、そのお母さんが、

「あなた漢字読める?、私読めないのよ、このママの携帯を英語表示にしたいのに、できないのよ、助けて!」と漢文インターフェイスのノキアの携帯を差し出してきたので、片手でちゃちゃっと変えてあげたらたいそう感謝されました。

故宮博物館の白菜を見た



台北に三回も行ったのに、まだ行ってなかった場所があった。故宮博物館。

国民党が大陸から台湾に来たときに北京からごっそり持ってきたという(でしたっけ?)金銀財宝がずらっと展示されているというではないですか。

台北観光のメインとも言える場所なのに、なんで行ってないんだっけ、とふと思って、行ってみました。

ゲストハウスで訪ねると、台北駅からなら裏手のバス停から307番、または地下鉄の剣タン駅か、士林から紅30番のバスで行くよ、とのことだったので、307バスを探しに行くと、一時間も先だった(もともと本数が少ない)ので、あきらめて地下鉄に乗った。

剣タンと士林のどっちでもいいなら、剣タンから乗るべ、とか言って、乗ったら、剣タンから士林駅まで一駅分をなんだかぐるっと遠回りして走って、時間がかかったので、士林駅から乗るのがいいですよ。

士林駅からは、なんだかいろんな国の観光客が乗り込んできて、ほとんど中国語だったから大陸の人か台湾の地方の人かな、バスは満員でした。

20分くらい走って、妙に広い場所についたと思ったらそこが故宮博物館でした。

うわ、すげーな、という驚きはぜんぜんなくて、ごくふつうの博物館とか美術館という感じ。

それにしても、次々と到着する観光バスから吐き出される観光客、館内はすごい人で、ごった返してました。

聞こえてくるのは、中国語とハングルと日本語がほとんど。

西洋人が見たら全部同じ人に見えるんじゃないかと思うけど、我々同士にはなんとなくどこから来たかわかる。

10人以上のグループで来てるのは大陸の人、家族旅行とか小グループは韓国人、日本人は女性2人とかカップルが多い。洋服の色使いとかでもわかるんだけど。

故宮博物館といえば白菜と角煮なんだけど、(知らない人はぐぐってね)、白菜見るのに白菜の部屋に入るために入場制限されていて、5分とか6分とか待ってやっとひとめ見れるの。もう、どんだけ白菜見たいの?って思った。

角煮見るのにも5分とか待って、もう周りの中国人たちも角煮見たくてしょうがない感じで、もうどんだけ。

私は、建物などを眺めるのは好きなんだけど、あまり金銀財宝とか書とかみるのは好きじゃないらしく、すぐに飽きてしまいました。たぶん、そういう人のために各国語で解説してくれるイヤホン機具を貸し出してくれますが、私はけちって借りませんでした。あと、詳しくわからないけど、自分のスマフォを使ってその場の展示の説明を読める、みたいなサービスもやってました。今度行くことがあったらちゃんと解説を聞くかな。

土産物屋も併設されてるんだけど、ほとんどが白菜と角煮関連のグッズで、白菜ストラップとか白菜ポスト一途とか、白菜ノート、白菜傘、白菜時計とか、もうどんだけ!白菜!好きなの!と思ったので、それ見るために行くのもいいのかも。

帰りの、やっぱり混雑したバスの中で、ブラウンの髪と瞳の綺麗な青年(少年?)が日本語で話しかけてきて、日本生まれのアメリカ人で今は台湾で勉強してるんだって。勉強がんばってね!加油!

その日の夜は台北の友達たちと合流して4時まで飲みました。どんだけぇ

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自閉な子供→ヒッピー→フリーター→IT会社員→ウズベキスタンで協力隊→無職→近所に就職。今後はたくさん旅をします。ときどき音楽の話題も。

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