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大陸性ステップ 旅と音楽。

旅や音楽の記録。

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屋台の麺ひとつとっても違う

ラオスで、屋台の麺を頼んだら、米粉の麺にぬるくて薄いガラスープをちゃっとかけて、一日常温で吊されてたようなアヒルの切れ端が乗ったものが出てきた。

それで、ちょっとお腹をゆるくしたのだけれど、

タイで同じような屋台の、同じような値段の麺を食べたら、山盛りの生野菜とハーブが付け合わせにでてきて、どんぶりの中にも鳥と大根の煮付け、ゴーヤのスライス、ハーブがトッピングされていて、盛りつけも綺麗だしビタミン類も豊富だし、こういうところに人々の栄養状態の差が出るんじゃないかと思った。

以前にも同じようなことを思ったことがあって、あれは中国から国境を越えてベトナムにやってきたとき、料理の盛りつけが急に綺麗になって、そう、中国の安い食事には盛りつけという概念が当時は無かったのだけれど、ベトナムには盛りつける文化があって、ただの炒めたインスタント麺にも、綺麗に野菜やハーブや、花びらなんかがトッピングされていて、なんともびっくりしたものだった。

同じものなんだけど、ちょっとの工夫ってとても大事ね。

テーブルの上の調味料も、基本的に蓋なしで汚い状態で放置されているラオスに比べて、タイだと液体は密閉されているし、唐辛子粉などもきちんと蓋付き容器に収まっていて、さらに蠅除けの網をかぶせてあるので、それだけでだいぶ安心するのです。
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ラオスからタイに来て

ラオスからタイに来ただけで、人の栄養状態がこんなに違うのか!とびっくりした。

東北タイ人もヴィエンチアンのラオス人も、民族としてはあまり違いがないものと思うけど、ヴィエンチアンでは枯れ枝みたいに痩せた人とか、皮膚病のある人、障害のある人をよく見たけれど、タイに入ったとたんに肉付きも肌つやもよくなるし、顔もファッションも、すべてがあか抜けて健康的になる。やっぱり経済状態とか食べ物の違いであれほど有意に違うもの?

もう一つ、タイに入ったとたんに食べ物があんしんして食べられるようになった。メニューはたいして変わりないのに。

前回のラオスではA肝炎になったので、今回はストリートフードに気をつけたのはいえ、やっぱり二度ほど下痢をしたし、屋台をひとめ見ただけで衛生状態がよくないのがわかる。それが、タイに入ったとたんに清潔になるし、路上の屋台ひとつとってもタイならあんしんして食べられる。これは幾分心理的なものがあるにせよ。


ラオスはもう少し発展して衛生面が良くなるといいな。4日の滞在で二回の腹下しは多すぎる。

ラオス出国は難しかった



ヴィエンチアンのバスターミナルからノンカイのバスターミナルへ15000キープの国際バスに乗りました。

バスは指定席です。女性の車掌さんが乗客管理するために指定の座席に座らせるようです。

ラオスの出国。

ふつうは、パスポートを出して、スタンプをもらえば出国完了ですが、ラオスはもう一手間必要で、それを知らなくて苦労しました。

出国税にあたる、One way passというカードを10000キープで買う必要があります。パスポートコントロールの前にカード販売ブースがあり、行列ができているので、そこで買ってからパスポートコントロールへ行きます。

私は買い忘れて、そのままパスポートコントロールへゆき、ふつうに出国スタンプをもらい、出国しようとすると、ゲートでカードを持ってないために怒られました。

あっちまで戻ってカードを買ってこい!と言われましたが、出国済みの気持ちでいたので、どうしたらいいかわからず。

結局ふつうに制限エリアを逆行して買いました。ゆるい。


ヴィエンチアン(ラオス)からノンカイ(タイ)へ

今日は、ヴィエンチアンからノンカイ(タイ)へ。

ヴィエンチアンのバスターミナルは、ツーリストセンターのナイトマーケットから歩ける場所にあります。

ショッピングセンターのタラートサオの裏手。

そこで、ノンカイ行きのバスが1日6本ほどでています。15000キープ。

ほかにも、ウドンターニー、コンケン、バンコク行きがでているようです。

ウドンターニー 八便/日 22000kip
コンケン 二便/日 55000kip
バンコク 一便/日 250000kip

ヴィエンチアンの宿で、タイ行きのバスを手配させると、ノンカイまでで500バーツ(125000キープ)などと法外な値段なので、避けましょう。

追記

ラオス出国に際して出国税にあたるカードを買う必要があります。10000キープをかならず残しておいてください。

聖地へ(2)



走り出せばやっぱり、どんなにがんばっても50kmが限界、という走りのボロバスは、あえぎあえぎ東北タイをゆく。

ひとつめの街について、他のバスと待ち合わせをするために40分も停車して、ただでさえ遅いのに要らない時間のロスをしてるのに、乗客はただむっつりと時間のすぎるのを待っていて、じりじりと焼け付く夕日が恨めしい。

そこで乗ってきたおじいさんは少し精神のバランスが崩れているようで、ずっと叫びながら車内を歩き回っていて、私は腕をつかまれてどこかへつれていかれそうになった。走るバスから私をどこへ連れて行くのか。

乗客は慣れっこになっているのか、またやってるよあのじいさん、という風情で見ている。

見かねて激怒した女性の車掌さんが、どっかからでっかいナタを持ってきて、「爺さん、これが見えるかい?ぶっころされたくなかったら静かにしな!」と一喝する。

発展したバンコクみたいな街の若者が、こんな何十年も前から続く東北タイのおもしろい風景を理解することができるのかしらん。

とにかく、もうおなかがいっぱいだ。

途中、豪雨が降って、バスのどの窓も閉まらないのでしょうがなくみんなバスの中央付近に身を寄せ合う。

聖地へ(1)



自分の人生の聖地みたいな場所にきました。

もう無いいえが本当に無いことを確認しに、いない人がいないことを確認しに来たんだっけ、などと思いながら、昔は無かったセブン-イレブンやATMに驚き、バンコク行きの直行豪華バスに驚き、つつも昔から変わらない家やそこであった出来事を思い出したり。

バスターミナルから胸がいっぱいでバスの写真など撮るのをすっかり忘れていました。

まったく変わらないバス駅。20年も経っているから、きっとあのボロバスもエアコン付き高速バスに変わったに違いないと、期待に胸をふくらませて、見渡すと、20年前と全く変わらない緑のおんぼろバスが泊まっていて、あれじゃなければいいなと、近寄ってみたらやっぱり私のバスだった。あのときの気持ちをなんと表現したらいいのやら。微苦笑。

歯の抜けたおじさんのドライバーが片手にプラスティックの麺のどんぶりをもって、「どこいくの?」と聞くので答えると、「おれのバスだよ、三時発だよ」と満面の笑みで教えてくれた。

バスに乗り込めば変わらぬ破れた座席のシートと、扇風機、そして大音量の東北タイ演歌。

バンコクみたいな都会はいろんなお金が入って20年ですっかり脱皮したようだけどやっぱり農村などは20年くらいでは何もかわらないくらいお金が無いのね、と思った。

ノンカイへ

「ノンカイへ行きたいんだけれど、橋までは幾らくらいなの?」

と、空港から宿までに乗ったタクシーに聞いてみると、タクシーだと400バーツくらいだけど、タラートサオのバスターミナルからもバスがでてるよ、と教えてくれました。

がめつい人だとそういうこと、教えてくれないものだけど、ラオの人の良さそうな運転手さんで良かったです。

で、タラートサオをグーグル地図で探すと、ナイトマーケットから歩ける場所だったので行ってみた。

ノンカイへのバス時刻を確認して、値段は15000キープでした。昨日フロントで500バーツ(125000キープ)と言われたけどかなり法外だったな。あいつめー。

今回ガイドブックを持ってないのだけれど、そうやって口コミとネットでなんとか経済的に旅をできています。便利ねー。

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自閉な子供→ヒッピー→フリーター→IT会社員→ウズベキスタンで協力隊→無職→近所に就職。今後はたくさん旅をします。ときどき音楽の話題も。

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