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大陸性ステップ 旅と音楽。

旅や音楽の記録。

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☆☆☆


夜明けはそれは美しいものでした

アラル海の岸辺では、日が暮れた途端に温度がかなり落ちて寒くなったので、急いで上着を着込みました。
 
今夜はテント泊ですが、ガイドさんが手早くテントと寝袋を用意してくれていたので、早々に眠りました。同行の女子たちは暗闇でお茶会などされていたようですが。
 
眠っていると、同行のHさんが呼ぶ声で目覚めました。「星がすごい!」
 
もぞもぞ、テントから出てみると、なんと満天の星空。縦横に立派な天の川が掛かっています。
 
なんと例えたらいいのかわからないけれど、まるでよく磨いた床にパン粉をざーっとこぼしたような… 星も、見えすぎると綺麗な星空を通り越して全く別物の何かに見えるんだな、などと思いました。とにかく圧巻でした。
 
写真に撮ることができれば良かったのだろうけど残念ながら腕がなくて断念。



ここだけの話、☆って多すぎるとホコリみたい、って思った

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はぐれたツーリストと出会う



途中、雄大な渓谷(キャニオン)を見ることができました。まったく他に観光客のいない、安全対策もされていない渓谷は怖い。。でも風景はすごいものです。
 
 
モイナクから3時間、跳ねる車にうんざりしてきたころ、アラル海の現在の水辺に到着します。私たちはそこで泳ぎ、ガイドさんは夕飯の準備をはじめます。
 
塩分が濃いため、死海のようにぷらぷら、ぷかぷかと浮くのがおもしろかったです。活きているのか死んでるのか解らないような紫のかいがらがたくさんありました。
 
日も暮れて、ガイドさんがこさえた夕飯のオシユ(ピラフ)を食べていると、自家用車に乗ったベルギー人とフランス人の三人組が合流してきました。なんでも今日ヌクスに帰るはずが、車が砂地にはまり、車の救出に10時間かかってしまい、帰れなくなったとのこと。3人がかりで手で砂を掘ったそうで、みんな手が傷だらけでした。
 
ガイド氏によると、アラル海では、ガイドなしに無謀な入域をして命を落とすツーリストもいるそうです。

アラル海 写真


こんなところを走って・・・


ここへ。


風景がすごすぎて何がなんだか


ここに野営した。

アラル海ツアー



翌朝はアラル海へ出発しました。
 
もともと、アラル海に強い思い入れがあったかというと、そういう訳でもなく、ウズベキスタンに住んだのだから、皆が行くような場所に、話の種に行ってこようという程度です。
 
私のまわりのほとんどのウズベク人も、アラル海に水は無いと思いこんでいるので、アラル海へ行くというと、水がないだの、目的がわからないと口々に言われます。

(とくにうちの大学の学生たちが、アラル海に水なんか無い、とひやかすので、きっちり遊泳写真を見せてリヴェンジしてやった、ははは)
 
結果的には、行って良かったかなと思っています。元々、海があったはずの砂漠に散らばる白いかいがらを踏むと、人間が自然に対してしてしまえることの大きさを思ったし、広大なキャニオンや、満点の星空を見ることができました。


 
アラル海ツアーは、2日間。車、ドライバーとガイド、食事、テント泊が込みで、ジープ1台あたり$600です。3名でシェアしたのでひとり$200
 
 
ヌクスを出発して約2時間、モイナクという元々漁村として賑わった村につきます。そこからはオフロードで3時間で、現在のアラル海のビーチへ到着します。

 
車はかなり揺れるので酔いそうな人は酔い止め必須です。



途中で、亀の生息地を通りました。砂漠にも亀っているんですね・・・

MEHRIBONLIK UYI @ホジャイリ


ヌクスでの予定は、友達の活動先訪問でした。
 
着いた日の夜には、ソグディアナという韓国系のレストランでビール飲みました。席が狭かったですがおいしかったです。
 
翌朝、隊員の活動先のメフレボンリクウイ(善意の家)へ。ヌクスの隣のホジャイリ地区にあります。

この施設では事情で親のサポートを受けられない、または親のいない子らが150名共同生活しています。
ちょうど日曜日だったため、マジシャンの公演がありました。



講堂に集まったいがぐり頭の少年や少女たちが、日曜の催しを楽しんでいました。その後、この家が誇る子供ダンス隊のパフォーマンスがあり、レベルの高さに驚きました。

それからー、おりがみ教室。子供たちが一生懸命ツルを折ってくれてました。



旅行一日目、ヌクスへ移動


今回も旅のお供はミーシャ君。


まずはタシケントからヌクスへ行きました。
ウズベキスタン航空 タシケントーヌクス$120
 
タシケントの空港は、なかなか複雑で、ふつうに空港行きのバスやタクシーにのると、国際空港についてしまいます。ドメスティック(国内線)は国際線ターミナルの滑走路を挟んで真裏にあります。
 
国際線ターミナルから国内線ターミナルへは特にバスなどがあるわけじゃなく、自分でタクシーを拾って行くことになります。3000スムくらい。
 
私は先についてターミナルへ入っていましたが、Eチケットを持った友達が、私をターミナルの外で待っていてくれて、軽く入れ違いました。外国人の場合、チケットが無くてもパスポートだけで入れますので、注意。
 
ヌクス行きの飛行機に乗るのは3度目でした。
 
席は、ウズベク人乗客でほぼ満席です。

バケツに一杯のイチゴを詰めて、いくつも手荷物で持ち込んでいたウズベク人乗客がすごく気になりました。



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自己紹介

自閉な子供→ヒッピー→フリーター→IT会社員→ウズベキスタンで協力隊→無職→近所に就職。今後はたくさん旅をします。ときどき音楽の話題も。

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