ドヴォガッシャーン
みたいな、すごい音が聞こえて、窓から見下ろすと、車が飛んでました。
うちのキッチンは、4車線の道路が交差する大交差点を見下ろす場所にあります。そのときちょうど夕飯の支度をして調理器具なんかを洗ってるときだったんですが、すごい音がして見下ろすと、白い車がバッタみたいに跳ねながら、中央分離帯の柵とコンクリートを破壊しながら反対車線に突っ込んでグシャっと止まったところだったのです。
車が滑るのは見たことあるけどあんな風に飛び跳ねてるのははじめてみたなぁ、などと思いつつ、見ていました。
大統領通りだし、普段から警官が何人もいて、今回の事故も複数の警官の目の前で起きたことなので、すぐに警官が何人か事故車に駆け寄っていくのを見ました。
5分後に、レッカー車と消防車とお掃除隊のおばさん数名がやってきて、レッカー車が現場から車を近場の空き地(私のマンションの駐車場)に引っ張ってゆき、消防車は漏れたガソリンを何かの薬品で中和して、おばさんたちは道路に散らばった破片等を掃除してゆきます。行動早すぎる。
事故は7時過ぎだったんだけれど9時頃には普通に道路は開通していて、レッカー車たちも引揚げて、うちのマンションの前に事故車だけが置き去りにされた状態でした。
12時過ぎに寝ようと思ったら、なにやらブーーーーンとうるさいので、そとを見ると、壊れた柵を修理してた。
仕事はなにかにつけ遅いし、事故現場は警察が来るまで放置してあることが多いのに、この事故は妙に早い!なぜかというと大統領通りだからかも知れません。
うるさいと思いつつ一晩眠って起きたら、柵は元通りに、事故車も忽然と消えていました。けが人の救出とか現場検証といった場面を一切目にしていないので、なんだか不穏な気持ちが残りました。
反対車線に飛び込んできたとき対向車がいなかったのが幸いだと思います。ラッシュ時間帯だしもしも対向車が複数台いたら大変な大事故になっていたと思いました。
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