最近は雨が多く、気温も上がり下がりが激しく、おとといは25度まで上がりましたが、明日は1度まで下がり雪さえ降るのでは?と言われているようです。
ウズベキスタンに二年住んでみて、毎日楽しい、面白いことがあり、面白おかしく色々書いてきましたが、やっぱり二年程度では、外国のこと何もわからないです。10年住んでもわからないことはわからない。外国ってそんなものかな、などとも思います。
あと二ヶ月少しで帰国なので、気持ちは殆ど帰国後のことにあり、あまりウズベキスタンの風景にも注意が向かないような気がしています。見ているようで見ていないような感じです。そこでこのブログもちょっとトーンダウンして、今後はときどき、自分の気持ちの動きでも記録できたらいいかな、と思います。もっと内向きな、自省的なブログになるんじゃないかと想像しています。
ウズベキスタンで一番好きな風景は、ノン(パン)を売る人たちの姿でした。焼きたての湯気を上げるパンを、丁寧に布団にくるんで、雨の日にはさらにビニールのカバーで覆って、乳母車に乗せて売りに行くおばさんとかお兄ちゃんの姿、が、私にとって一番ウズベキスタンらしい風景で、私の一番好きなウズベキスタンです!
パンを食べるときも、千切ったパンを裏返しに置こうものなら、「パンは大事なものですから、もっと大切に扱ってください」と怒られたりするのも、ウズベキスタンらしいと思います。同時に、炊きたての白米をゴミ箱に捨てたりすると、殆どの日本人が心にさざなみ立つ感覚と、多分よく似てるなぁ、と思いました。
遠くて近いような、近くて遠いような、なんとも不思議な親近感を覚えてしまうウズベキスタンのことは、忘れようとしても忘れられない、好きとか嫌いではなくて、いつでも心の中にあって、匂いや音や、空の青さをいつでも思い出せそうな気がしています。
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