今週のニュースですが、米国の国土安全保障省は中東・北アフリカエリアからの直行便においてスマートフォンより大きな電子機器の機内持ち込みを禁止しました。
対象の空港には中東のドーハ、アブダビ、ドバイが含まれており、かなりの旅客が利用するであろうカタール航空、エミレーツ、エティハドが影響を受けることになります。
対象になる電子機器は、省庁のサイトによるとノートパソコン、カメラ、タブレット、電子書籍リーダー、等が含まれるそうです。
機内で使用しないとしても、荷物のピックアップが億劫なので全部機内持ち込みにする旅客や、カメラは持ち込みたいという需要は多いはずです。
私に限っていえば米国はそもそもあまり行かないし、行くとしても太平洋を渡るので、わざわざ30時間もかけて中東経由では行かないかな、と考えました。
そうこうしていると英国もこれに続き特定の国からの直行便において同様の措置をするとのニュースが。英国は中東経由で行きそうな場所ですので、こっちは真剣に情報収集しました。
トルコ、レバノン、エジプト、サウジアラビア、ヨルダン、チュニジアから英国への直行便が対象とのことで、カタール航空・ドーハ経由は対象に含まれていません。一安心です。トルコ経由は利用する人も多いのではないでしょうか。
対象となる電子機器は米国と同様のようです。
背景としては中東のテロリストが電子機器に偽装した爆発物の開発に成功したとか。そういうことなのでしょう。
ただ本気で何か起こしたいのなら経由便を使えばいいだけなので、本質的に悪事を予防できるかというとちょっと疑問ですね。世界的にも追従する流れになるのでしょうか。
中東からアメリカ西海岸だとヨーロッパ経由が最短なので英国以外の欧州の他空港も追従するとさらに有効度は増すでしょう。中東からアメリカ東海岸へはほぼ真裏のようでヨーロッパ経由でも東アジア経由でも所要時間は20時間程度、中国やシンガポールが同様な措置をとらないと抜け穴になりましょう。
私は待つのが嫌なのでいつも荷物は最小に、機内持ち込みにしていますが、カメラを機内に持ち込めないのが世界的に主流になってしまうと痛いです。旅行スタイルを変えないといけなくなります。
テロといえば英国のあんな有名な場所で起きたテロ事件はなかなかショッキングなものでした。観光客が必ず訪れるような場所なのでやはり多くの観光客が被害にあっていて、犠牲者には旅行者の米国人が含まれているとのこと。
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