11/10
昨晩のお酒が残りつつ、雨降りの午前中はダラダラと過ごした。実は友達が来たら一緒に離島に行こうかって計画していて、宿には予約の連絡を入れてあとは船が出るのみだったのだけれど、当日の出航予定がなかなかサイトに掲示されなかった。離島へ渡る台馬輪は、私が台湾島に到着した日も欠航だったし、前日も欠航していたみたいだから五分五分ってとこかな。昼ごろになって、ノロノロと台北地下街へ。手頃な食堂がいくつもあるので、定食を食べよう。大きなフライドチキンがワンプレートに乗った定食、スープ付き、飲みもの無料で100元くらい。台北は食べ物は本当に安くていい。
台馬輪のサイトにやっと接続できたので、今日の出航予定を見ると、やっぱり欠航だった。残念。離島はまたの機会にまた。すぐに民宿のサイトにも行けなくなった旨中国語でコメントを入れた。実はただの欠航ではなくて、旅客用の台馬輪は欠航だけど、代わりに軍用の補給船'合富輪'が出航するっていうアナウンスだった。軍の船に乗せてもらってもいいんだけど、1.座席も僅かというし、2.欠航続きで本当に必要な人の席が無くなるのは心苦しいし、3.フェリーが欠航する天候でも出航するということはそれなりに揺れも酷いのだろうし、4.帰りの便が無くて飛行機を逃すのが一番不安だったので、今回はパスしようっていう決断をした。
食事を終えて、地下街をぶらぶらと歩く。上海などに比べると、台北は同じく国際都市なんだろうけど、人ものんびりしてる。シューティングゲームとか、ダンスダンスレボリューションみたいなゲームをプレイしている大人が多いのが印象的だった。10分100元の按摩さんが出てたので、友達が施術されるのをぼんやりと眺めていた。客引きと客さばきをするのは健常者のおばさんで、5人くらいの按摩さんはみんな盲人だった。代金として貰ったお札を手で触って確かめているので、何か盲人向けのサインが紙幣に付いているみたい。
夜は大粒の雨が降っていたけど、士林の夜市へ。まずは名物のオアチェン(牡蠣のオムレツ)と、イカのスープ。ダシが利いててうまかった。それからオーギョーチを飲んだりタピオカミルクティー。締めに臭豆腐とワンタンメン、ビール。満足。調理しながら客引きもしてるのは高校生みたいな若者で、日本語、英語、台湾語と北京語を器用に順繰りに話してる。店を出る際には「ドモアリガト」と言われた。どこの国でも、観光を商売にしてる人々は器用に語学を操るな。もう少し色々見て回りたかったけど雨が強く、不便だったので早めに宿に帰り、ビールビール。
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