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リライトホテルに一泊してみて、部屋は広くて申し分なかったのだけれど、Wi-Fiがどうもうまく繋がらないことに気づいた。正確には、繋がってるんだけど通信ができない。色んなアクセスポイントでスピードテストをしてみたら、どうも我々の部屋の前のアクセスポイントだけが壊れていて、部屋を変えて貰うことにした。安宿では、お湯が出るかどうか、テレビがつくかどうか、鍵がかかるかなど、チェックインのときにちゃんとチェックするのがお決まりなんだけど、Wi-Fiのチェックは忘れてたなー。昔はWi-Fiのあるホテルって無かったから。旅行術も色々とアップデートが必要らしい。新しい部屋は前より狭いツインルームだったけど、手頃なサイズでいいじゃないってことで、あと二泊は11階に泊まることになった。
観光地らしい場所にも行ってみる?ということで、中正記念堂へ。大陸に比べて、広々した場所があまり無い台北だけど、ここは広い。気持ちがいい。うっかり広場の縁石に座ってぼんやりしていたら、私服のセキュリティに座らないよう注意されてしまった。どこでも座り込んですみません。台湾中から観光客が訪れているようで、揃いの制服を着た人々がはしゃぎながら写真を撮っていた。
午後は、MRT淡水線に乗って北上して、新北投へ。なんでも温泉街があるという話なので。北投まで乗ってから支線でひと駅。乗換駅からして観光客向けのディスプレイがされていて、浮かれている感じ。綺麗な駅前を見渡すと、いかにも温泉街らしい坂道が見えたのでそちらへ歩く。ひときわ大きなビルが目立ったので近くに寄ると、日本の加賀屋旅館で、玄関では和服の仲居さんが出迎えしてた。おもしろい。
加賀屋はスルーして、温泉公園に沿ってもう少し坂を登ると、目指す北投公園露天温泉があった。玄関で中を覗くと、チケットのもぎりの女の人が日本語でしきりに誘ってくれる。ここは、水着着用の露天温泉なので、水着の販売があるかどうか尋ねると、玄関を入ったところにちゃんと水着販売があった。水着販売のお姉さんはテキパキと「あんたはLサイズだからこれよ!」と中国語で言って、さっさと水着を選んで袋に詰めてくれる。200元くらいだったかな。穿いてみた水着は若干緩かった。
露天温泉は、温度別に5槽くらいに分かれていて、温度の高い順に上から並んでいるらしい。まずは中くらいの温度のところに入ったけど、水のしゃばしゃばと吹き出すところに座ったら温水が目に入って、どうやら酸性らしく目に染みたので早々に退散。空いている低温の温泉に入り直した。地元の台湾人が殆どだけれど、たまに西洋人のツーリストも珍しそうに温泉に浸かっている。見上げると温泉宿のビルと青空が見えて、不思議な空間だった。台北は交通渋滞もひどいしトラフィックの多い都会だけど、ちょっと郊外に出ただけで山や沢や、温泉があるのがいい。都会から郊外までの距離が近い。
温泉でお腹が空いてしまったので、新北投の駅前でご飯にした。ファミレスみたいな牛肉麺の店と、伝統的な小吃の店のどちらかで悩んでから、台湾らしい小吃の店へ。お店はご主人と奥さんが黙々と麺を茹でているような店で、英語も通じない。仕方がないのでメモ帳に適当な麺の名前を2つ書いて見せて、展示してあるチャーシューなどを指差しで買った。自分が頼んだものがよく解らない状態で、ビクビクしたけれど出てきたものは、モツで煮込んだ麺と、肉塊の入った豚骨みたいな白濁麺で、非常に美味しかった!特に麺は、こちらに多いビーフン系とかうどんのようなのと異なり、日本のラーメンのような黄色いたまご麺だった。
それから、スーパーマーケットを見物。台湾で癖になった辣豆瓣が瓶で売っていたので喜んで購入、34元。
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