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Lilai hotel(台北儷萊商旅)で最後の朝食を済ました。天気は晴れ。旅立ちが晴れって気分がいいものだ。パッキングをして、友達とは暫しのお別れ。楽しい日々、ありがとう。台北駅並びの国光客運バスターミナルで桃園行きのバスに乗る。今回の旅行は、荷物が少なくて本当に良かった。座席の狭いバスにも乗りやすい。
桃園空港は改装工事中であちこち養生してあった。出発フロアのカウンターをざっと眺めると、もうJet Starが搭乗手続きを行なっているので、手続き。関西行きの文字で日本に帰る実感。搭乗券を受け取り、桃園空港を散策しようと思ったが、思いの外何もない空港で、すぐに出国検査に入ってしまった。出国手続きを済まして、ちょっと足に違和感があったので立ち止まると、靴の補修してあった部分が欠けて無くなってる。あー。少し戻ってみたけど見つからないので、どうやら空港のどこかに足の裏を落としてきてしまったみたい。仕方がないのでこのまま日本へ帰国する。雨が降らなければいいな。
喉が乾いていて、水が飲みたかったけど自販機は台湾元しか使えない。手持ちの台湾元を全部両替してしまっていたから、買えない。仕方がないので一軒だけあったカフェーでボトル入りの水とビールを買う。クレジットカード払い。
Jet Starのフライトは快適だった。小型の、A320だけれどアテンダントが5名いて、ひとりの日本人の女性アテンダントを除くと、全員が男性。大学生みたいな若者たちだ。Tシャツみたいな揃いの制服もあいまって、コンビニの店員みたい。この、ジェットスターアジアの本拠地はシンガポールにあるので、シンガポールの子らなんだろう。途上国では、フライトアテンダントって花形の職業で、綺麗な洋服や正装を着こなしているものだけれど、格安航空会社はほんとカジュアルなものだ。
二時間のフライトで関空についた。羽田からだと3時間以上かかるものと思うけど、関空は台北に近いんだなー。習慣で、関空についてからは空港でお金を下ろしたり、煙草を吸ったりビールを飲んだりして、のんびり過ごした。夕方、JRの快速で大阪駅へ。
少し知人と会う時間を設けて、夜11時頃、バス乗り場へ。ちょっとゆっくりし過ぎて時間が無かったのに、乗り場がわからずにウェスティンホテル大阪のフロア係に聞くと、関西のアクセントの日本語で丁寧に教えてくれた。今回利用したのは、今時々話題になっているツアーバスというもの。Willer Expressの大阪―東京便で、3400円のチケットだ。安い。梅田スカイビルの一階に集合所があって、設置された端末でチェックインを行うと、チケットが出てくる。出発時間になると、係員が集合をかけて、外の駐車場に並んだ大型バスまで乗客をぞろぞろ引率してゆく、なんだか変な体験。乗客は殆どが若者たちだった。
バスに乗り込み、指定の座席を見つけると隣には大柄な外国人の乗客がいた。私が指定されていたのは窓側なので、彼は本来通路側の人なんだろうけど、窓側に座り込んでる。私は、通路側が好きなので特に声をかけず通路側に座った。しかし、この外国人が大柄なせいで、日本人の若者サイズの38センチくらいの座席からお尻がはみ出してしまってる。これはちょっと考えもの。バスは快調に飛ばして、隣の外国人は眠り込んでしまったけど、ひどい鼾と口臭、それに、寝返りを打つような感じで私の席に身体も足も投げ出すようにしてきたので、狭くて眠れなかった。むー。
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