2.11.2012
ウズベク人の質疑応答は長い。ウズベク人の、というより、それはロシア語で行われていたやりとりなので、ロシア式の質疑応答と言うべきかも知れない。
今日はとあるカンファレンスに出席するためにショドリクパレス・ホテルへ。パフタコールスタジアムを見下ろす立地で有名なホテルなので結構立派なのかと思っていたけれど、意外とこじんまりしていて拍子抜け。USのNGOの団体が論文なんかをクロス検索するシステムをCISで構築しているって内容だったけど、内容より気になったのはUSの人が非英語圏でスピーチする際に、とても気を使っているってことだった。具体的には講演の前に同時通訳者に、もしも早すぎたら気兼ねなく言って欲しいと断りを入れたり、意識してゆっくり、または易しい語彙を使って喋ったり。そういうところは、さすがに他民族国家かつ先進国のUSは進んでるのだな、と改めて思いました。
内容に関しては、とあるWEBサイトをキルギス、カザフ、タジクで同時進行で構築しているってことだったけど、インターネットリソースなのになぜ国別に分けて構築しないといけないのかな、ってことが疑問でした。あと検索って、改めて構築しなくても既存リソースとGoogleで充分な気がする。
面白かったのは質疑応答で、こっちの人は質問が長い。そして、回答も長い。あるお爺さんが手を上げて、質問をし始めた。長い長い長い。5分くらい喋り続けても止まらない。たぶん7~8分存分に喋って、ロシア語なので内容が不明だったが、どうやらそれが質問だったらしい。そして回答者がまた、時間をかけて答える。3分、4分、早口、喋りっぱなし。ロシア語話者は早口で喋る訓練でもしてるのかな、とよく思うが、どうやら長々と喋る訓練も受けているに違いない。
意外だったのは上記お爺さんが話を終えたとき聴衆から拍手が出たことで、長い長い質問も特に煙たがれずに歓迎されるということだった。日本とか、日本の会社だと、質疑応答で5分も喋る人は相当煙たがれるだろうし、自分も、シンプルクエスチョン、シンプルアンサーを心がけていたものだけれど。ところ変われば、ですね。
И(そして・・・)、А(一方で・・・)、というロシア語の接続詞が出るたびに「(まだ続くの?)」と内心思ったり思わなかったり。
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