貿易と世界情勢
[GATTからWHOへ]
GATT[関税及び貿易に関する一般協定]
ウルグアイ・ラウンドにおいて
―サービスの分野
―知的所有権の分野
―農作物の自由化
が話し合われた。
より強力な国際機関として
(決定事項を実行させるために)
WTO[world trade organization]が発足した。
複数国貿易規定以外は、
加盟国は受諾しなければならないとされる。
それまでのGATTの規定がそのまま取り入れられ
サービスと知財が正式に取り入れられている。
[TRIPS]
trade related aspects of international property rights
※複数国貿易規定は任意である。
[[WTOの基本精神]]
貿易障害の撤廃
―関税引き下げ
―数量制限の撤廃
無差別の原則
―最恵国待遇--最も有利な待遇をすべての国に
―内国民待遇--輸入品と国産品の差別をなくすこと
[水際取締制度]
特許権、実用新案、意匠権、商標
著作権、著作隣接権
回路配置利用権
育成者権(豆など)
企業のノウハウ等
回路配置利用権について
回路配置利用権は、Importは規制、Exportは規制なし
―日本は、回路を輸出する国
(1/30追記)[輸入差止申立制度と輸入差止情報提供制度]
前者は担保が必要
後者は担保が不要。
―権利が侵害されているかどうかの認定手続きを求める
―もしくは侵害されている情報提供をする
[世界の自由貿易地域]
EU
―欧州連合
―マーストリヒト条約により発足
―ユーロの導入
ASEAN
―東南アジア諸国連合
―ASEAN+3には日本、韓国、中国
APEC
―アジア太平洋経済協力会議
―アジアのWTOの位置づけ
NAFTA
―北大西洋自由貿易地域
―アメリカ大陸
FTAA
―米州自由貿易地域
―拡大されたNAFTA。南米の組だが頓挫している
FTA
―free trade agreement
―自由貿易協定
―二国間において互いに貿易障壁を撤廃し自由貿易を促進
EPA
―economic partnership agreement
―経済連携協定
[EPAとFTA]
FTAは関税の撤廃、EPAは関税含め、人の移動や投資等総合的な協定
TPP
―trans pacific partnership
[貿易と環境]
ワシントン条約
―商業目的の国際取引は禁止
―学術研究、人工的な飼育は例外となる
モントリオール議定書
―ハロン、フロンガス
バーゼル条約
―水銀、ヒ素、カドニウム、医療廃棄物等
ISO
―品質保証のISO9000
―環境問題のISO14000
ワッセナーアレンジメント
―国際的な平和と安全の維持を目的とする
―旧ココム加盟国に、東欧諸国とロシアを加えた
CEマーキング
―電気製品の安全マーキング
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