最近、ウズベキスタンの歴史などを自力でこつこつ調べていくなかで、今日のウズベキスタンの色々な習慣がどこに由来しているのかを考えています。
中央アジアの文化は色々なルーツがあります。ペルシャ、テュルク、モンゴル、イスラム、そしてロシア。
たとえば、好きな子の誕生日とかバレンタインデーに男の子が花を贈ったりするのは、きっとロシア人の習慣が根付いているのだろうと思う。手を上げて一般車を止めるタクシーもソ連式。
3/8の女性の日も、どうやら旧ソ連国全体で祝うようなので、ソ連の祝日なのでしょう。
クルバンハイートといって、羊を解体する犠牲祭は、もちろんイスラム教の行事ですね。
年に一度のバイラム"ナブルーズ"や、それに際して女性たちが一晩かけてスマラクという甘いペーストを煮るのは、まだ中央アジアがイスラム化する前、拝火教(ゾロアスター)の頃からの習慣と言いますから、ペルシャの文化です。
クラッシュという柔道に似たスポーツは、紀元前からあるということなので、モンゴル相撲などが由来というより、ペルシャ由来なのでしょう。(中央アジアのテュルク化は7世紀頃、モンゴルは13世紀だと記憶しています。)
意外と、ウズベキスタンの文化はトルコというよりペルシャ(イラン)に近いと最近わかりました。人の名前も由来を辿るとペルシャのシャー・ナーメの登場人物だったり、その他の多くの言葉もペルシャ語からきています(議会が「マジレス」など)。
こうなると、じゃあ、テュルク由来の文化って何なの?と思うのですが、もしかして、オシュとノンはテュルク? あの馬に乗って羊を奪い合うお祭りはテュルクっぽいですが、どうなんでしょうか。
今後もチェックしてゆく所存です。
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