地下鉄でスマフォ
駅でメトロを待っていたら、チャラチャラしたいかにもタシケントっ子の若者3人組が、スマフォかなにかいじりながらやってきて、女の子をじろじろ見たり冷やかしたりしていました。
するとタシケント名物とも言えるお廻りさんがやってきて、スマフォボーイに絡み始めた。
「おいお前、その携帯で写真を撮っただろう」
「撮ってませんよ」
「本当に撮ってないか見せてみろ」
「撮ってませんてば」
みたいなやり取りを、目の前だったので仔細に眺めてしまった。
結局、写真云々は無実だったみたいです。(注:タシケントの地下鉄では写真撮影厳禁)
その若者たちも、いかにも現代な子たちで、殆どの人が黒の汚いジャケットしか着ないこの街で、なんと3人とも真っ白のダウンジャケットとかカラフルなスニーカーを履いていて、すごく浮いてた。多分地方出身なお廻りさん的には、なんか一言言ってやりたい奴らだったのかも。
帰り道、そんな街角の風景を反芻しながら、この国のいわゆる下っ端な人たちは生きるの大変だななどと思いました。
実力主義じゃない、コネと年功序列が一番大事なこの国だと、学生とかインターンとか、若い社員などはじつに上の人の使いっぱしりとしてあちこち走り回らなければならず、見ていて気の毒。学校じゃ上級生にいじめられるし、街に出れば警官にいじめられるし。ある程度年をとりさえすれば、そんなに邪険にされることは無いみたいだけど。
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