ボストンマラソン会場でのテロ事件の犯人は26歳と19歳の兄弟で、ロシア出身だったというニュースを気にして見ています。
ロシアメディア、米系メディア、日本メディアを読んでいますが、けっこう、色々なことが書いてあってまだ確実なことはわからないんでしょうね。
名前(タメルラン/ジョハル)でルーシ系ロシア人じゃないなっていうのはわかったんですが、
-チェチェン人らしい
-キルギス出身らしい
-ダゲスタン出身らしい
-父親がマハチカラに住んでるらしい
-出身はチェチェンでカザフスタンに住んでいて、その後渡米したらしい
-親族も皆アメリカに住んでいるらしい
と各メディアはちゃめちゃに伝えていました。もう少し時間がたたないとちゃんとした情報は明らかにならなそうですね。
とはいえ、兄は死んでしまったし、弟も重症とのこと。
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この事件、なんだかいろんな意味で切なくなりますね。北カフカス出身の人が起こす事件というと、モスクワの一連のテロ事件もそうだし、昨年の格闘家殴打事件とか、それに対するモスクワの人の反応とか、色々思い浮かびます。
何がそんなにその人たちを追い詰めているのかっていうことと、誰かがイスラム教徒の貧しい人たちをスカウトしてどっかで軍事訓練を施したり、テロリズム思想を教え込んだりしているのだろうか、気になります。
日本語のメディアを見ていると、二人はイスラム教徒だった、っていうのを強調している記事も多く、多くの人は「ああ、やっぱり」とか思ってしまうんじゃないだろうかと思います。テロを起こすのはいつもイスラム教徒、っていう間違った認識が定着してしまわないことを望みます。イスラム教徒は、キリスト教徒の次ぎに多く、10数億人の人口がいますが、当然、殆どは善良な人々で、ごく一部の過激な人々が問題を起こしているようです。
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