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大陸性ステップ 旅と音楽。

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私は怒った!

今日、ある事情で私はとても怒った。そして、怒りにまかせてある文章を書いて、ブログにあげようとした。しばらくして気持ちが落ち着いたので、投稿予約を取り消した。その後、私が考えていたこと。

ーーーー

私は怒った!

といったときの、怒った、というのは、もちろん「日本人としてそれは許しがたい」ということになる。だって、おれ日本人だから。

日本人同士だったら、どうして「私は怒った」のは、その他大勢にもわかる(説得力がある)から、私は怒っていいんだとおもう。

じゃあ、異人さんを相手に、「私は怒った」を発動していいのかというと、ちょっと事情が違ってくる。


(事例1)
箸の置き場所が無かった某外人さんが、目の前のちょうどいい場所にあるご飯の茶碗に箸を突き立てちゃった。
日本人は、怒った!
このときに、某外人さんに非はあるでしょうか。

(事例2)
ウズベク人のご家庭に遊びにゆく某日本人。手ぶらでは申し訳ないので、パンを3枚手土産に持っていった。
ウズベク人は、怒った!
どうしてだか、わかる?某日本人に非はあるでしょうか。


在外日本人が、「私は怒った」を発動するときに、気をつけないといけないのは、多々そういうことがあるから。ぶしつけな振舞いをする人がいる。あまりにも失礼なので、日本人として「私は怒った」を発動した。でも、当地ではそれがぶしつけな振舞いではなかった。

私の例に即していうと、


当地では、(またはある民族の間では)、「ロシア語もわからないでノコノコやってくるような奴の言う事なんか別に聞かなくていいし同僚扱いする必要なんかねーよ、ロシア式のジョークもわからなくてキョトンとしてるし、ロシア式の一時間も続くおしゃべりについてこれないような奴は人間じゃねーよな」というルールがあるとして(あくまで、例)、それに「日本人として、私は怒った」を発動しても、相手はなんで怒られたのかわかんないんじゃないかと思う。まるで、ご飯茶碗に箸を突き立てて怒られる理由がわからない某外人さんや、ウズベク家庭に奇数枚のパンを持っていく某日本人のように。


私は、ロシア人の行動パターンや文化や習慣を熟知するにはあまりにもロシア人との付き合いが少ないので、うかつにロシア人に「私は怒った」を発動すると、彼らにとって当たり前な行動に対してなぜか怒ってる「おかしな日本人」になってしまうリスクがある。

とにかく、異人さんとのお付き合いにつき物なのは、「相手は何が不満なのかわからない」「自分にどんな非があるのかわからない」これに尽きるよね。

今日考えたのはここまで。


ちなみに、ウズベキスタンでは奇数枚のパンを手土産にするのは、お葬式のときと決まっているらしいので、手土産のパンは偶数枚持ちましょう。じゃあな!

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自閉な子供→ヒッピー→フリーター→IT会社員→ウズベキスタンで協力隊→無職→近所に就職。今後はたくさん旅をします。ときどき音楽の話題も。

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