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大陸性ステップ 旅と音楽。

旅や音楽の記録。

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八月九日



6日にアパートに入居して、今日は9日になりました。インスタントコーヒーを好きな時間に飲む生活を謳歌しています。大きな冷蔵庫もあるので、冷たい水が飲めます。

アパートには窓に取り付ける形のエアコンがありますが、部屋が冷えるような物ではなく、冷たい風が出るだけの扇風機のようなものです。時々暑さに耐えられないときにだけスイッチを入れます。電気代が高いのと、工場みたいな騒音がするので殆ど使いません。エアコンより扇風機が欲しいのですが、大家さんはエアコンがあるからということで扇風機を買ってくれません。自分で扇風機を買いにいってもいいのですが、どこに売ってるのやら、また、どうやってアパートに運び込むのか、わからないことだらけですね。

新生活を始めるには色々金がかかって、一通り家具や食器はあるとはいえ、包丁はバターナイフだし、まな板も無いし、湯のみはあるけど急須が無い・・という状況で、毎日買出しにゆきます。買出しにゆくにも、何がどこに売っているのかわからないのと、日向はひどい暑さで熱中症になってしまうので、大変です。

ウズベキスタンは、物価が安い国ではありません。果物と野菜、塩が安いだけで、その他の工業製品などは、国産品があまり無く、殆ど輸入品のため、高いです。今日は5ドル近い整髪料と、ただのハンガーを一個50円で買いました。砂糖が高いのもこの国の特殊なところで、桃が一キロ1ドルで買えるのに、砂糖は一キロ2ドルします。油も一リットル3ドルしました。

熱中症といえば、JICA事務所に届いている荷物をアパートに運ぶのに、水を飲まないで荷物を運んでいたら、吐き気がしたり頭がずっと熱を持って頭痛がしたりして、すぐに熱中症の症状とわかりました。食欲が無いのできゅうりとトマト、玉ねぎを塩で和えただけのアチックチュチックサラダを食べながら休みました。きゅうりのカリウムが体の水分調整に良いようです。

今は頭痛も軽くなり、動けるようになったのでやっと床屋に行きました。理髪師はとても丁寧で、カット、シャンプー、耳のムダ毛も丁寧にカットしてくれて、15000スム(7ドル)でした。こちらの理髪師は個人的に指名するシステムになっているらしく、別れ際に名前と電話番号をくれました。見たところ同年代で親切な感じの男性だったので、また彼に頼みたいと思います。


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銀行口座

JICAから支給される現地生活費は、現地に開く銀行口座に日本から送金してくれるようになっています。そういうわけで、新任のボランティアは現地についてから口座を開くようになっています。行ってきましたNBU(National Bank Of Uzbekistan)。

銀行に関しては事前にいろいろな話を聞いていて、興味しんしんでした。ウズベク人は銀行に口座を開かないとか、銀行が何をするところかよく知らない人が多いとか、お金を下ろしにいってもお金の用意が無い場合があるとか、真偽のほどは定かではありませんが。

アミールテムール通りの、JICAオフィスの入るInternational Business Centerの隣に、NBUのヘッドオフィスがあるでかい鉛筆型のビルがあります。まず敷地の入り口で警官による身分証と荷物のチェック。つぎにビルの入り口を入ると、警察の詰め所があって自由に中には入れません。事前にきちんと許可が無いと入れないようになっていて、今回はJICAスタッフの方が行員さんに予約をしてくれていたので、入り口まで出てきてくれた行員さんに招かれる形でビルに入館しました。

一階の窓口は、日の当たる明るいフロアに応接セットが幾つかおかれていて、行員の執務デスクなどもとても綺麗。いかにもインテリな感じのウズベク人の行員さんたちが働いています。JICAスタッフが行員さんのデスクで何やら現地語で話はじめて待つこと30分。30分。やっと、通帳をもらいました。

通帳は、ホチキスで製本された紙に金額とサインが手書きされたレトロな感じのものでした。それから二階に上がり、預金額を支払い、レシートを貰って完了。6人が口座を開設するのにちょうど一時間かかりました。


引越し。



引越し終わりました。荷物が、20kgを超えるスーツケースと、バックパック二個で、タクシーを拾うために通りに出るのがままならない状態で、見かねたステイ先のお父さんが車を出してくれることになりました。とても助かりました。アミールテムール広場で銅像を指差して、「おい、あれは誰だ?」「アミールテムールです」「そうだ、がははは」とか言いながら。このお父さんはちょっと気難しい感じがしていたのですが、初めてたくさん話をしました。アパートに着いたはいいが、なんと運悪くエレベータが壊れていて、8階まで20kgのスーツケースを持ち上げました。暑くて死ぬかと思った。その後、大家さんと不動産屋さんと無事に会えて、鍵を引き渡してもらいました。冷蔵庫はすぐに来るからと言われ、待っていると、レスラーみたいな大柄の上半身裸のウズベク人が大型の冷蔵庫を担いで持ってきました。そして設置すると、風呂場でばしゃばしゃ手を洗って去ってゆきました。ウズベキスタン面白いです。

ADSLを導入しようとしてやめた話。

新しいアパートに入ったら、ADSLを導入したいと考えていました。通信エンジニアとしては、ひととおり家に回線も引いて、Wi-Fiも設置したいし、今使っている携帯電話のモデムだと、従量制だし、通信が不安定な時があるし、ときどき会社自体が無くなってしまったりするし・・という理由です。でも、諸々考えてやっぱりやめることになりそうです。

ステイ先の息子さんは現地の通信企業勤務なので、ADSLを契約したい旨聞いてみると、Sharqという会社がポピュラーだそうです。一緒にサイトを見ながら、タリフプランを眺めていました。

これが従量制のタリフプラン(料金)
http://stream.uz/tariffs/limited/
月額$20のプランだと、速度512Kbps、上限5Gバイトです。

使い放題のプランもあることはあるのですが、
http://stream.uz/tariffs/unlimited/
月額$25のプランで、速度64Kbps

比べて、携帯電話だと、
http://mobile.beeline.uz/ru/main/index.wbp
月額$11のプランで、速度7.2Mbps、上限2Gバイト。

携帯電話のほうが、値段は半分で速度は10倍以上なんですね。外でスマートフォンを使うために、携帯の契約は残すと仮定して、協力隊の生活費月々$300から、毎月通信費に$31費やして、遅くて上限のあるADSL引くのはちょっと物好きかもしれない、という結論になりました。

携帯電話に関しては、上の比較でもわかるように日本ではNTTドコモがXiというサービス名で提供しているLTE(ハイスピード3G)を日本より早く導入しているとのことで、サービス提供状態も悪くないです。日本は有線インターネットが先に発展して、速度もまだ逆転されていないけれど、ウズベキスタンは無線サービスが先に発展して有線がすっかり置いてきぼりなんですね。個人的には有線の安定性が好きなのですが、これも郷に入っては・・かな。

韓国企業の目覚しい進出

ウズベキスタンの観光都市、古都サマルカンド。ここの救急車は全部韓国から提供されている、という話を聞きました。ウズベキスタンでは韓国の存在感はとても大きくて、家電と自動車はたくさんの韓国製品が見られます。特にサムスンの携帯電話Galaxyシリーズは人気があり、あちこちに大判のポスターが掲示してあります。また、韓国から日本へ行く際もアシアナ航空か、大韓航空を利用するのが便数の関係でポピュラーだし、人的支援という側面でも、韓国のKOICAは日本のJICAより10年ほど先からボランティアを派遣していて、人数でも現在ではJICAの倍くらいのボランティアを派遣しています。元々、韓国系ウズベキスタン人が数十万人住んでいるということを差し引いて考慮しても、韓国企業が積極的に中央アジアにマーケットを期待しているというのがわかります。

また、今開催中のロンドン五輪をチェックするために、Androidマーケットからライブ中継や速報が見られる公式アプリをダウンロードしてみたところ、これもベンダーが韓国のサムスン電子でした。こういうのは日本も得意な分野の筈だったのだけれど、すっかり韓国企業に株を奪われているんだなぁ、と思いました。日本の企業は良くも悪くも職人的で、こうした対外的なアピールに欠けるのだと思いました。

ベルが鳴っても扉を開けてはならない

誰がきても呼び鈴を鳴らしても絶対にドアを開けちゃだめ

アパートの契約のとき、居住に際する注意として、不動産屋さんに、「誰かがきて、呼び鈴を鳴らしても絶対にドアを開けてはならないよ」と念を押されました。押し入り強盗などがいるそうです。来客の場合には必ず携帯に連絡をもらって、その上でドアを開けるようにとのことです。そういえば、ホームステイで一人で留守番するときにも、同じことをホストマザーに言われています。

マンションは、8階でエレベーターを降りたところに鉄格子の扉があって、そもそも不審者は玄関にもたどり着けないような構造になっているのですが、それでも念を押されるということは、平和そうに見えるタシケントにもそういう不穏な出来事が増えてきたのでしょうか?

ウズベキスタンの家は、誰でも入れるようになっている日本の庭と異なり、ぐるっと高い塀で囲ってあり、玄関の扉からしか出入りできないようになっているのが普通です。なので、玄関の扉の施錠は結構神経質に行われています。昔からの文化的なものなのか、昨今の治安に起因するものなのかはわかりません。

アパートの契約をしてきました。

アパートの契約をしてきました。

協力隊隊員の住居は、受入国政府が提供してくれることになっていますが、国によって事情がまちまちで、ウズベキスタンの場合はJICA事務所が見繕ってくれた部屋から選ぶようになっています。全部お膳立てしてくれているわけではなくて、大家さんと待ち合わせして部屋を見せてもらうとか、大家さんにアポを取って契約を交わしたりするのは自力でやらないといけません。異国でウズベク語だのロシア語で電話するのがはじめは嫌でしたが、何度かしてるうちにすぐに慣れました。これも勉強の一環なんだと思います。

一通り、英語と露語で書かれた賃貸借契約書を読んで、何かRemarkがあれば合意を取って、サインして、お金を払って、自作した領収書にサインを貰ったら終わり。これで、事務的な手続きは殆ど終わったので、あとは引越しして、環境を整えて活動開始を待つだけです。活動開始は、今Instituteが夏休み中なので、8月末ごろと聞いています。

現地語学訓練は今週で終わって、ホームステイは昨日で終わる予定がアパートの準備が出来ていないので4日間延長しました。週末は何をしようかな。

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自己紹介

自閉な子供→ヒッピー→フリーター→IT会社員→ウズベキスタンで協力隊→無職→近所に就職。今後はたくさん旅をします。ときどき音楽の話題も。

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