今年、10月から11月にかけて上海~台湾を旅行した。写真を見ていたら、当時の気分や考えたことなど思い出されてきて、面白いので旅行記風に書き残しておくことに。既に公開しているUpdateと重複する部分も多いかもしれないが、そこはご容赦。
10/26
出発の朝。荷物は昨晩のうちにまとめておいたし、暫く家を開けるのに備えて生ゴミ生ものを処分してあるので気軽。朝焼けが綺麗な朝、8:30に家を出る。
東京駅について、10時のバスを待つ。セブンイレブンで旅行資金を引き下ろしたかったのだけれど、給料日後だからATMが行列になっていて、銀行を探すことにする。でも、何故か大昔の地図が掲示されている八重洲口の通り、あるはずの場所に住友銀行は無くて、往生する。
それから、バスの乗り場を確認することを忘れてきてしまって、適当に歩き回ってみたけど茨城空港行きのバス乗り場が見つからない。交番に訪ねたけど、どうもわからない様子。巡査さんはすごく親切なのに、バス乗り場はわからないので焦る。インターネット接続用SIMが前日に期限切れしていたのでスマフォも使えず、いそいで電話用SIMを携帯に刺すも、バス会社の電話番号に繋がらない。しかたがないのでJRバスの売り場で確認したら、JRバスの乗り場がすなわち乗り場だった。よかった。発車15分前。
バスに乗り込む。中国人の若者が多い。みんなたくさん荷物を持ってる。バスは快適に都内を通り過ぎて、スカイツリーの根元あたりを通過していった。やがてついた茨城空港は、ひと気も無くて長閑。いい天気もあいまって、日本じゃないみたい。
春秋航空のカウンターでチェックインを済ます。手荷物を全部計量されて、5kg以内だったので追加徴収は無し。そこではじめて5kgを超える荷物は2000円/KGの追加徴収であることを知る。機内持ち込み荷物は一個・40cm・5kgまでなんだって。重量を軽くすることで燃油を節約してチケットを安売りしてるんだね。
出国手続きを済まして待合室へ。まるで田舎のバス乗り場みたいな簡素な待合室。春秋航空のスタッフが歩き回っていて、荷物に関してなにか言われてる人が多い。チェックインの際に未申告の荷物が無いかどうかチェックしてるんだ。
うち、ひとりの20代くらいの中国人が、大きな布団の包を持っていて、スタッフにNGと言われてる。スタッフは一旦イミグレーションから出て、カウンターでチェックインのやり直しをお願いして、中国人はイミグレーションから出ようとしたけど、そこは一度出国してしまっているので、イミグレーション職員は「そんな理由じゃ通せないよ」と拒否。春秋のスタッフがイミグレ職員に頼み込んだけど拒否。どうなるんだろう?みんなが注目してる。
そのうち、中国人が2000円くらい払ってるのが見えて、一件落着かとおもいきや、日本人の春秋スタッフと中国人がなにやら口論になっちゃった。責任者を呼んで欲しいと声高に言ってるのが聞こえる。責任者らしい春秋の中国人スタッフがやってきて、中国語の口論になった。決着しない口論、乗客はぼんやり待つばかり。出発時間がせまって、とうとう出発延期がアナウンスされちゃった。そんな理由で?
空港付きらしい警官も呼ばれて立ち会ってたけど、終わらない中国語の口論にお手上げでぼんやりしてしまってる。私はぼんやり立ってそのやり取りを聞いていると、近くにいた同じ年頃の中国人の男性と目が合った。「やんなっちゃうね」そんな感じで立ち話になって、口論の内容を教えてもらったりした。荷物をあずけることで合意したものの、荷物を梱包するか、しないかで議論になってるんだって。「中国人はズルをするし、春秋ではこんなことしょっちゅうだよ。他人に迷惑をかけて恥ずかしくないのかね、アイツ。アメリカの航空会社なら搭乗拒否だろ?」ごもっとも。結局一時間あまり口論がおわらず、出発は40分ディレイ。
やっと乗れた緑のロゴが入った飛行機。座ってみたらやっぱり狭い。もう少しで膝がつかえちゃう。それから、リクライニング無し。路線バスみたい。こんな飛行機はじめて乗った。
離陸はスムーズで乗客も静かだった。殆どが中国人の若者で、幼児を連れた家族もちらほら。日本人は殆ど乗ってない。LCCだから機内食も無いんだけど、3時間以上のフライトで何も出ないのは退屈。機内食の匂いが漂ってきて、前から順にサーブされて、自分のところにサーブされて食うっていうあのイベントが、結構退屈しのぎになってるんだなって実感する。時折カートに乗せた飲み物を売りにくる姿もなんていうかバスっぽい。
上海に到着。時計をずらして1時間得する。まずはタバコ、それから両替して、携帯のSIMを探して、忙しい。浦東空港には喫煙所が無いのでターミナルの外に出る。茨城空港でライターを取り上げられてしまったので、ライターを探すも空港のコンビニには売ってなくて残念。通りすがりの男性にライターを借りる。
携帯のSIMは空港のカウンターで買えた。携帯電話会社のカウンターじゃなくて、個人商店みたい。若い男がカタコトの英語で料金システムの説明をしてくれたけどよくわからず、どうやら台湾みたいに使い放題のプランは無いってことだけ把握して、どのくらい使えるのだかわからないけど200元と言われたチャイナユニコムのプリペイドカードを売ってもらった。SIMをさして設定もせずにすぐにネット接続ができるようになった。面白いのは、普通SIMをさしてからAPNの設定等が必要なのに、このSIMをさすとその設定項目自体がiPhoneから消えてしまうこと。インターネット設定がオート化されていて自分で設定できないようになってるのですね。管理国家っぽい!iPhoneにそんな機能が入ってることも知らなかったよ。そうこうしてたら、同じ春秋で来中したらしい日本人のバックパッカーもSIMを買いにきて、言葉が通じなくて困ってた風だったので、私が買ったSIMを一通り説明してあげた。
必要なモノを一通りゲットしたので、メシを食ってから市内へ出ることに。空港内のレストランで牛肉麺を頼んだら桶に入って出てきた。iPhoneで、TwitterとかFacebookに接続しようとしても、タイムアウトになってしまう。本当に接続できないんだね!なんか感動した。地下鉄駅に行って、上海メトロのICカードを購入して、街へ向かおう!
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