それにしても、やっぱりお金をとられ過ぎだったんじゃないかと思う。
引越しの手伝いに来てくれた同僚のアクバル君いわく、
「この部屋は人間の住む部屋じゃない」
「100ドルでも住めない」
「こんな部屋に住んだの?1年半も?信じられない」
この人は、なにかと表現がオーバーなところがあるのですが、この部屋に来たほかのウズベク人たちも、口をそろえて、「ちょっとこの部屋は無いんじゃないか」ということをいうので、あながち間違いというわけでも無いのだと思う。
なお、この人たちが特別裕福な層で、豪邸に住んでいるというわけでもない。彼らの生活水準はむしろ標準より下のほうだと思う。
思い返しても、
ライトをつけようとしたら、スイッチが壊れて電気ショックびりびりしたし、
新しく取り付けたシャワーヘッドは半年で壊れたし、
地震で壁がいくつか壊れたし、地震じゃないのに壁が崩れてた日もあったし、
水も漏れた、鍵も壊されて家に入れなくなった、
窓には隙間があって吹雪の日には家の中に雪が積もった、
おまけに階下の住人には何度と無く怒鳴り込まれたし、
別の近所の人はしばしば私に「寄付」を求めてきたし、
何か問題がおきても大家も不動産屋も英語をまったく理解しないとか、
大家は無責任だし・・・
そんな状況なのに家賃を70ドルも値上げしようとしたし!
正直、ちょっと感覚が理解できない人だった。
でも自分の馬鹿なところは、JICAに紹介された家なのだから、協力隊員が住める部屋というのはこのくらい、と自分に言い聞かせて我慢してしまったところ。今回、インターネットで部屋を探したら、不動産屋も大家も英語が話せるので、JICAに出入りする不動産屋さんだったら英語の話せる人とか、せめて通訳をつけてくれるとか、という可能性は無いのかな、と思った。それと、JICAの事務所の対応自体はとても親切なのだけれど、JICAに出入りしている不動産屋さんのやっつけ具合には少し閉口する。
だから、今後の協力隊員の人は我慢しないで、住居に問題があるのならきちんと訴えて、部屋を変えてもらうとか、住居費の上限額を上げてもらうとか、ということは必要なのだと思う。物価だって年々上がっている。
新しい部屋はきちんとドアが閉じるし、暖房もちゃんと効くので、安心して住むことができます。つい先日、協力隊員の住居の上限額が引き上げになったことも大きな要因です。
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