はじめてアマケ(※)と呼ばれたから、12月3日はアマケ記念日・・
(※)アマケとはウズベクの言葉で小父さんのことである。
半年以内には40になるし、特に美容に励んでいるわけでもない私は、特に若いつもりはない。自分が若いと思っているわけじゃない。
でも、じゃあ年寄りかというと、そういうわけでもないと思ってる。中年とでも言えばいい年頃だ。
いままで、日本でもウズベキスタンでも、公共の乗り物で席を譲ることはあっても譲ってもらったことはなく、だからこそ、今日はじめて席を譲られえてしまったときに、何ともいえない寂寞っつーの?晩秋の憂いみたいなものを感じてしまった。
「アマケ、ウットゥリン(おじさん、座ってください)」と、きらきらした瞳の中学生くらいの少年に言われたときは、正直ぎょっとした。
(え、俺じゃないよね)
(ええ、俺なの?おれのこと?)
こちらではわざわざ席を譲ってもらって座らないのも悪い、みたいな話も聞いたことがあるし、少年は憮然とした顔でこちらを見つめているし、いったんは断ったが、どうしよう、どうしようと思って結局座ることにした。
感謝はすれど、うれしいとも違うし、悲しいとも違うし、恥ずかしいに一番近いこの気持ち。
ちなみに、ウズベキスタンの若者は一般にとても親切で、席を譲るべき人がきたら必ず、必ずすっと席を立って譲る。日本の若い人にも見習ってほしい。
その際の席を譲られる序列っていうのは(私の観察によると)以下のようになっていて、
お年寄りや、妊婦さん>子連れ女性や、中年の女性>若い女性、中年男性、若い男性
いかに、お年寄りや女性を大事にするようにきちんと教育されているかがわかる。
逆に若い~中年の男っていうのはバスに乗っても席には座れない覚悟で乗ることになります。
私が席を譲られたってことは中年女性をも飛び越えて席を譲られる年代になってしまったか見えたってことなのか。
ちなみに、上の序列の中で子供の立場っていうのはよくわからなくて、車内のアナウンスで子供や老人に席を譲りましょう、と言っている気もするし、子供に限っては普通に着席しているのも見るので中年の女性と同じくらいの位置なのかな、と認識しています。
電車では障害者などにも席を譲りましょうとアナウンスがありますが、そういうシーンはあまり見ないかも。電車で見かける障害者って物乞いの人だったりするからかも知れません。
アクバル君とハサン君には感謝するとして、今後は若々しくバスに乗り込もうかな、と思うようになりました。
はい。
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