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大陸性ステップ 旅と音楽。

旅や音楽の記録。

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ウズベキスタンの音楽産業

ウズベク人は音楽が大好き。

街でも、車でも大音量で音楽を流すし、歩きながらでも携帯で音楽を聴くし、もちろん仕事をしながらとか、食事時のレストランでもたいていテレビの音楽番組が流れています。

だから、今のヒットソングってたいてい頭に入ってしまいます。

若い職員も偉い人がいないと平気でオフィスで音楽を流すのでうるさいくらいなのです。

そんなウズベキスタンの音楽産業ですが、以前から不思議に思っていたことがありました。

どうやら、音楽産業はとても盛んで常日頃からウズベク語Popsの作曲やレコーディングが行われているみたい。しかし、この国にはCDショップが無い。じゃ、どうやって商売しているの?

そもそも、ヒットの目安になるはずのCDの売り上げとかダウンロード販売実績が無いのに、どうやってヒットが作られるんだろう?っていう不思議。

CDショップは、正確には少し前までNirvanaっていうのがありましたが、今はどうもクローズしてしまったみたいです。もっとも、Nirvanaも取り扱いはロシアと外国の音楽が中心でウズベク音楽は殆ど販売してなかったのです。

それでまた、周りの人に聞いてみた。

ーウズベキスタン人は音楽が大好きみたいだけど、どうやって音楽を入手するの?

ウズベキスタンでは、まだ著作権の考え方が浸透していないので、インターネットやUSBメモリーを通じて曲のコピーのやり取りをするのが一般的。それに、インターネットに無料で音楽をダウンロードするようなサイトはたくさんある。

(そこまでは聞かなくても知ってた。)

ーそうなると、曲がどのくらい配布されたかカウントできないけど、じゃあどうやって音楽がヒットするの?

やっぱり、テレビやラジオでヘビーローテーションされると人々の耳に入るので、ヒットってことになるし、オンエア数のランキングみたいなものだって、ある。

ーよかった!ちゃんとそのような評価の指標があるんですね。でも、その場合、歌手や音楽クリエイターはどうやって収益を確保しますか?コンサートの看板は時々みるけど。

収益は、少し他の国から比べたら特殊かもしれないけど、結婚式。

ーえ!結婚式?

そう。相当有名歌手でも結婚式に呼ぶことができる。ただしその場合、1-2曲で数千ドルとか。もちろん額は知名度に応じる。

びっくりしつつ、とてもウズベキスタンらしいと思いました。ウズベキスタンといえば結婚式、といってもいいくらい、ウズベク人にとって人生で一番大事な行事で、音楽業界の人はご祝儀で食ってるんですねー。
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自閉な子供→ヒッピー→フリーター→IT会社員→ウズベキスタンで協力隊→無職→近所に就職。今後はたくさん旅をします。ときどき音楽の話題も。

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