やってみたら難しかったウズベク語
ウズベク語を始めたころは、ウズベク語は外国語なのに簡単だなぁ、と感嘆してたのですが、最近どうも、やっぱり難しいわ、と思うようになりました。
発音
カー、ガー、ハー、に関しては、それぞれ2音ずつあって、喉の奥のほうを使って発音する必要があるから、普通に話していてその音を出そうとするとやっぱり、力んでしまう。ベタだけどヴェーとベー、LとRも英語と同様言い換える必要があるし。私はいまだに泥棒(o'g'ri/ウゴレ?)と息子(o'g'il/ウゲル?)の聞き分けがつきません。そういえば、オ~ウにも三つ母音があります。
語彙
市役所がホキミヤット、専門家はムタハシス、医療はティビヨット・・・みたいに、どうも類推しづらい単語が多くて、たぶん、アラビア語源だったりするのだろうから、アラビア語とかペルシャ語の心得がある人ならとっつき易いのかな。一方ロシア語はわりと英語から類推できる単語多くて助かります。
方言
一番難しいと思うのはこれ。標準ウズベク語というのはフェルガナあたりの言葉をベースにしているそうですが、タシケントだとかなり方言がきつくて、カイエルダン→かったん、シューイェルダ→しょった、ケラク→けーる、みたいに。サマルカンドとかブハラだと、ウズベク語自体あまり使われないし、ホラズムだとホラズム弁といって、トルクメンみたいな言葉を話すようになるそう。ヌクスではカラカルパク語でまた別の言語になってしまう。人口のわりにバリエーションあるよな、と思う。
始めたころは、「ウズベク語がわかればトルコ語とかも習得できてお得かもしれない」などと甘い考えを持っていたけれど、もうとっくにそんなこと考えてません。カザフ語やカラカルパク語も近縁なのかと思いきや、かなり異なるものなのです。ウイグル語なら多少とっつきやすくなるかもね。
PR