ラオスで、屋台の麺を頼んだら、米粉の麺にぬるくて薄いガラスープをちゃっとかけて、一日常温で吊されてたようなアヒルの切れ端が乗ったものが出てきた。
それで、ちょっとお腹をゆるくしたのだけれど、
タイで同じような屋台の、同じような値段の麺を食べたら、山盛りの生野菜とハーブが付け合わせにでてきて、どんぶりの中にも鳥と大根の煮付け、ゴーヤのスライス、ハーブがトッピングされていて、盛りつけも綺麗だしビタミン類も豊富だし、こういうところに人々の栄養状態の差が出るんじゃないかと思った。
以前にも同じようなことを思ったことがあって、あれは中国から国境を越えてベトナムにやってきたとき、料理の盛りつけが急に綺麗になって、そう、中国の安い食事には盛りつけという概念が当時は無かったのだけれど、ベトナムには盛りつける文化があって、ただの炒めたインスタント麺にも、綺麗に野菜やハーブや、花びらなんかがトッピングされていて、なんともびっくりしたものだった。
同じものなんだけど、ちょっとの工夫ってとても大事ね。
テーブルの上の調味料も、基本的に蓋なしで汚い状態で放置されているラオスに比べて、タイだと液体は密閉されているし、唐辛子粉などもきちんと蓋付き容器に収まっていて、さらに蠅除けの網をかぶせてあるので、それだけでだいぶ安心するのです。
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