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大陸性ステップ 旅と音楽。

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ビヨンセのFormationとジャネットのNew Agenda

「パパはアラバマ、ママはルイジアナ、クレオールの私・・・」そんな文言ではじまるビヨンセ(Beyoncé )のFormationを聴いて、驚きました。





ニグロ・ノーズ(黒人の鼻)が好き
カバンにはホットソース(南部の名物)
私のベビーのベビー・アフロ

など、南部の黒人としてのIDをこれでもか、と表明して、ビデオでも、南部の名物ザリガニを食うシーンや、クレオール風ドレス、ハリケーンカトリーナの被害を彷彿とさせる水没してゆくビヨンセ様などが見られます。

機動隊の前で踊る黒人の子供、そして両手をあげる機動隊の男性たち、という場面には、Black Lives Matterの強いメッセージを感じます。

これまでビヨンセは女の子の味方、フェミニズム的なメッセージソングをたくさん出していたけれど、今回は「黒人の出自へのプライド」というのか、自分の黒人としてのアイデンティティを強く前面に出していて、今までこんなに政治的なビヨンセってあったっけ、という驚きがありました。

80年代にJanet Jackson(ジャネットジャクソン)は白人ウケするロック、ダンスミュージックを主に出していて、それが90年代になって、Janetというアルバムで大きく黒人音楽にシフトし、ソウル、Hip Hop、R&Bのサウンド、ビジュアルも褐色の肌を前面に出したことがあります。なかでもNew Agendaという曲では、Public Enemy(パブリックエネミー)の Chuck D(チャックD) のラップをフューチャーし、「アフリカ系アメリカ人の女性として強く生きてゆく」という決意を歌いました。今回のビヨンセの政治色はこのJanetの転換を思わせるものでした。



JanetのNew Agendaから20年以上経って、今度はビヨンセがアフリカ系アメリカ人の誇りを歌わなければならないということに、アメリカの社会の問題をかいまみる気がします。

ダウンロード販売はiTunesだけだそうで。


これは私のAll time bestだったりします。
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自閉な子供→ヒッピー→フリーター→IT会社員→ウズベキスタンで協力隊→無職→近所に就職。今後はたくさん旅をします。ときどき音楽の話題も。

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