まあ、想定内というべきか。
2016年8月のチケット発売から、2017年1月の公演キャンセル、そして2月の再発売から、6月の公演中止まで、なんと日本のファンを10か月も待たせた挙句に公演をドタキャンしたゼイン。
今は世界が羨むゴールデンボーイなので、そういうことも許されるでしょうが、数年したら落ち目になって、ゴールデンでもなくなった頃に小さ目の会場で公演したりするのでしょう。そういうとき日本のファンは優しくおとなしいのでやはり公演に行くのでしょうが、こういうことをしたことを多くの人は覚えているのだろうな。
日本の音楽系メディアではこの事態をほぼ黙殺していて、その理由は、
1、端からミュージシャンとして認識されていない
2、そもそも公演が開催されると誰も思っていなかった
3、その両方
なのでしょうか。したがって世界のメディアで話題になることもなく、ひっそりと幻の初ソロ公演となりました。
今回のキャンセルの表向きの理由は、アルバム制作の遅れと、アルバム発売後の世界ツアーの一環として来日したいというアーティストサイドの都合とのこと。それならはじめから日本での初ソロ公演なんて企画しなくてもよかったわけだし、マネージメントの人たちの無能さも見えてしまいます。
2016年発売のMind of Mineは、たしかに私のこの数年のFavorite であるので、来日公演はとても楽しみにしていました。10か月もの間。それをしれっと裏切られる形になってしまったのですが、元1Dメンバーたちの異様ともいえる注目ぶりを考えるとしょうがない面もあるのかもしれません。
年末にはハリーの公演が予定されていますが、きっとゼインと違いつつがなく行われるのでしょうね。
新アルバムは楽しみにしています。いちおう。
このジャンルだとMaxwellとかD'Angeloといったビッグネームが、東京の小さいライブハウスで、きちんと来日して、力の入ったステージをしてくれるのを見ているので、彼らとくらべてまだ小物というか、下っ端のこの人が大きなホールをドタキャンするのはちょっと、やはり生意気とか身の程知らずという印象も持ってしまうのです。それもゴールデンボーイである今だけの特権でしょうか。
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