10章 決済と外国為替(その1)
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正月休みを挟んで勉強が遅れがち
前章のまとめが途中だけど
為替のところを理解しておかないと
次の授業があやしいので先にこちらのまとめ。
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この章の学習ポイント
・外国為替相場の種類
・為替相場変動に対するリスクヘッジ
・本邦ローンに代表される輸入金融
[為替]
現金を移動させない。
銀行間の振込指示により資金を移動させること。
―国際貿易の場合には世界の銀行を取りまとめる機関(日本銀行のような)が存在しないので、各銀行が、個別に契約関係にある(コルレス契約)
[デポ銀行とノンデポ銀行]
デポ銀行―自行の口座を相手に設ける場合
ノンデポ―口座を開設せず書類交換のみ
[並為替と逆為替]
送金の場合
―支払い指示(支払う意思)と資金が同じ方向=並為替
小切手の場合
―送金の案内と資金の移動が同じ方向=並為替
荷為替手形の場合
―取立て指示と資金の移動は逆方向のため=逆為替
逆為替には
―買取手形扱い bill bought
―取立手形扱い bill for collection
がある。
L/C付き為替手形は買取手形
DP,DA手形は取立手形となる。
[貿易における決済手段]
―送金
―荷為替手形
―同時決済
―ネッティング
[送金]
前払いと後払い方式がある
[荷為替手形]
LC付き手形
LC無し手形
―DPとDA
[同時決済]
普通の売買と同様、貨物と引き換えに決済する
現金渡しと船積渡しがある
[ネッティング]
交互計算方式
輸入者と輸出者が相互に輸出入している場合
決済を相殺して資金の移動を無しにする取引
A企業------100man------>
<------100man------B企業
資金の移動は無し。
マルチラテラルネッティングと
バイラテラルネッティング
前者は複数企業がグループを作り決済する手段
後者は2企業は相互に決済
[送金(Remittance)による決済]
電信送金
―TT、TelegraphicTransfer
―支払い指図が電信で行われる
電信送金の通知払い
―受取人が口座を持っている場合通知とともに口座に資金が振込される
<--->請求払いとは、受取人が請求してはじめて支払いがされる(旅行者など)
普通送金(OrdinaryTransfer、OT)
―支払い指図は航空郵便
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