外国為替
(おさらい)
コルレス契約
デポ銀行
ノンデポ銀行
テスト・キー(電鍵)
[外国為替]
貿易においては、輸出者に対する買相場、輸入者に対する売相場がある。
売主は金を貰うから、現地通貨を買うための買相場と考える。
[買相場]
銀行が、輸出者からドル等を買って円で支払うときの相場。We buy at~
[売相場]
輸入者が、銀行でドルを円で買う場合のレート。we sell at~
[邦貨建と外貨建]
邦貨建(自国通貨建て)
1ドルは何円かという表示(1$=88円など)
外貨建て
1円は何ドルかという表示(100円=1ドル)
殆どの国は自国通貨建てを用いる。
[買持と売持]
銀行がドルを買うことを[買持]
逆を[売持」という。
[直物相場と先物相場]
直物相場(SpotRate)
先物相場(ForwardRate)
簡単に言うと直物は今現在のレート
先物は将来のレートってこと。
詳しく言うと、
直物は[取引成立後2営業日以内の受け渡しをするもの]とのこと。
先物の定義は、
―対顧客なら、翌日以降
―銀行間なら、2営業日より先のもの(直物と重複するため)
[先物相場(ForwardRate)]
為替変動リスクを回避するために、[先物予約]をする。
銀行は将来的に想定されるレートを決めている。
輸出予約=先物予約=買予約
―輸出者は、契約締結後にタイミングを見て買予約する
―輸入者は、契約締結後またはLC送付後に売予約をする
[先物予約の仕方]
―輸出時には買予約票
―輸入時には売予約票
が必要となる
◎暦月渡し
―予約日の翌日から、6ヶ月以内の特定月を決め
その月のうちならばいつでも任意の日に予約の実行ができる
カレンダー通りってイメージ?
◎順月渡し
―取引日から数箇月先の応当日まで
・特定期間渡し
・確定日渡し
[先物予約の実行]
為替予約を実行する期日がきたら、
その日のレートにかかわらず、
予約時の先物予約レートにて実行される。
買予約ではTTBレート、売予約ではTTSレートにて計算される。
※LC付き輸出手形の場合には、TTBよりレートが落ちる。
差額については控除されたうえで現金が支払われる。
[通貨オプション]
通貨オプションとは:
先物予約をしていても、当日のレートが直物のほうが良い場合に、
直物を選択できる、というオプション。
―どちらか有利なほうで決済する
―オプション料金が必要になる
[先物予約以外の為替リスク回避]
為替のMarry
リーズ・アンド・ラグス
ネッティング(相殺決済)
円建決済
・為替のマリー
商社が、貿易で得た外貨を外貨のまま預金しておき、
その後の貿易にそれを用いる。
語源としては、銀行内の買為替と売為替を見合わせて持高をゼロにする操作のこと。
・リーズアンドラグス
leads: 早める
lags: 遅らせる
輸出入の決済[時期]を意図的に早めたり、遅らせる操作
・ネッティング
―2社間のバイラテラルネッティング
―複数社間のマルチラテラルネッティング
次回は[個人金融]から復習します。
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