最近、何か情報を検索していると、世界一周中の若者のブログやTwitterページに行き当たることが多いです。それも一人だけじゃなくて、すっごくたくさんの人が、ブログやTwitterで情報を発信しながら世界一周してるんだな、ってわかります。
先日少し下の世代の人と話していて、タロウさんの時代にバックパッキングなんてしてる人いなかったんじゃないか、と言われたのですが、そんなことは無いです。
私が20代のとき、今から20年前くらいですが、日本人のバックパッカーも世界一周中の人もいっぱいいました。沢木耕太郎さんの頃で40年前くらいでしょ?金子光春さんが放浪していた頃はさすがに少なかったと思うけど。
でも、私の頃、インターネットが無かったから情報発信しなかったんですよね。正確には、情報発信していたけど、それは個々の宿におかれている連絡ノートだったり、地球の歩き方(書籍のね)に投稿したりする方法しかなかったんです。
だから、当時から名も無き伝説のパッカーみたいな人はたくさんいました。可視化されてなかっただけです。
重たいロンリープラネットとか歩き方を何冊も持ち歩いて、バックパックが重くて馬鹿みたい!と思ったり、ある国を出たときにその国のページは破り捨てたり、しました。
今はそんなことしなくても、スマートフォンを持っていれば先々で随時情報を得ることができるので、非常に楽です。それに、地球の歩き方に頼らなくても、世界中の個人がいろんな場所から情報を発信してくれるおかげで、ガイドブックに載ってない場所への旅も難しくなくなりました。
それじゃ、どんどんあからさまになって、世界中の秘境がなくなっていくのではないの?かというと、そうでもないです。やっぱり世界は広くて、まだまだ情報が無い、少ない場所はたくさんあります。
2011年、中国大陸から台湾の離島に渡る国際高速艇に乗りましたが、その船の情報はまだインターネット上にも殆どなくて、中国語のBBSを翻訳して情報を得ました。バックパッカーが利用できる(それに金額的にもパッカー向け)にもかかわらず、殆どのバックパッカーが存在を知らないみたいです。
台湾と中国みたいなメジャーな場所でさえそうなんですから、まだまだ、世界には秘境がめちゃめちゃあるはず、です。
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