味の素というと、顔をしかめるナチュラル派の人もいるのは知っているけれど、私は味の素が好きだ。
特に、私は残りご飯をチャーハンにするのが好きで、電子レンジの無い我が家で冷たいご飯があるときの必須メニューになっている。それに、こちらのお米は粘りが無いので、厚みのあるウズベクフライパンであまりにも簡単にパラパラのチャーハンができる。チャーハンには炒める段階で味の素を振り掛けると独特の風味が出てまことに美味しいと思う。
今はなかなか食べられないけれど冷奴に味の素もうまいし、きゅうりの浅漬けにぱらっと振るのもうまい。目玉焼きにも必須だ。
しかし、ウズベキスタンではなかなか手に入らないし、たまに見かけるのは中国産の粗悪な製品で、どうも粒が大きくて、使いづらい。だから日本に帰ることがあれば山ほどの味の素を買いたいと思っていた。
このたび帰国していた際に、買い物にゆく母親に「味の素を買ってきて」と頼んだら、1キロ(500gを2袋)買ってきてくれたので驚いた。
なによりそんなに大きな袋の味の素を販売していることを知らなかったし、袋いっぱいにあの邪悪な顔の赤いパンダがいる・・。たしかに山ほど欲しいとは思っていたけれど、山ほど買って来いとは言ってない orz
「あと10ヶ月しかいないから、1袋で十分だし、預け入れ荷物は20キロまでだから、1キロの味の素を運ぶのはちょっと抵抗があるんだけれど」
と、買ってきてくれたことに感謝しつつ身内のよしみで恨み言を言ってしまったら、
「協力隊の仲間に差し上げればいいんじゃないの?」と涼しい顔で言われてしまった。
結局、手荷物とスーツケースに分散して1キロの味の素をトラフィッキングすることに成功した。もう、味の素切れを恐れることはない。
右端が大袋の味の素である。
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