管理者側が知りうる、機密情報をスタッフの一人が、公に配布する資料に全部記載してしまって、
うっかり駄々漏れになりそうだった話の続きです。
ちなみに記載してはいけない箇所は全部削除するように私は指示しました。そんで、それを記載してはいけない理由(そうすることのリスク)も全部説明して理解させたつもり。
資料を配布する予定のイベントの前日夜になって、改めてリハーサルみたいな、ミーティングがあったのだけれど、その場で資料を確認すると、一切修正されておらず、びっくり。
「これ、削除しろって言ったでしょ?なんで削除してないの?」
「だって、チーフが書けって言ったから」
というので、その場にいたチーフに確認すると、利用者が自分である程度の修復ができるように、具体的な手順を書くようには指示したが、それに伴うリスクについては何も知らない、との話。
「私はあなたに、これをすることで、どういうリスクがあるか一週間前に説明して、削除を指示したけれど、それが理解できていなかった?」
「当然理解できているよ」
「じゃあ、もしもチーフに指示されたとしても、その場でリスクの説明ができたんじゃないの?」
「リスクがあるとは知らなかったから、説明はできなかったよ。」
と、完全にとぼけられてしまった。
だから、その場所で全部のリスクを全員に説明しなおして、なぜ削除しなければいけないのか、を納得してもらい、結局削除させることにしました。
ーーー
私がこの件でなんで怒ったのかというと、結局、私が何を説明しても、彼のような人は、その後に偉い人に何か指示されると、私のアドバイスはなかったことにしてしまうし、彼のような立場の低い人が、偉い人に口答えをするようなことは無い、言い換えると、自分が何かのリスク要因を知っていたとしても、偉い人に意見するのを避けてしまうせいで、リスクがあることを隠したまま間違ったことをしてしまう、というのがなんとも気持ち悪かったから。
たぶん、指示された段階で、調子よくいい事だけを教えて、悪い側面は知ってるのに言わなかったんでしょう。それが、直前になって露呈したっていうことで。もしも私がチェックしてなかったらセキュリティが崩壊していました。
自分のプロジェクトに関してそういう失敗をしたくないので、気づいてよかったけど、不愉快でした。
私の言うとおりにしないで自分のやりたいようにやって、教えたことも無かったことにして、挙句他人のせいにして自分は悪くないと言うのだったら、私があれこれ指導する意味ないじゃーん。
でも、そういう人の性格を直せるわけじゃないので、やっぱりインフラ的に制限を厳しくせざるを得ないっていうのはしょうがないんだな、と思いました。
ーーー
a) ここの仕事の進め方は完全にトップダウンだから、上の指示が絶対っていうところがある。それは単に方法論の違いだから悪くない。トップダウンだから下の人は粛々と言われたことだけすればよくて、なーんにも考えないで言われたことだけしてるって言う人もいる。上の立場の人には意見しない。そんで下の立場の人も、偉くなったら今度は自分が絶対の指示を出す側になって、その下の人はなんにも考えない。それは、それでいいの?
b) あと、むやみに仲良くして友達みたいな関係になると、急に言うことを聞かなくなるので、こちらの上司の人たちみたいに、終始怒鳴り続けるみたいなマネージメントも大事なんだな、って痛感。これから怒鳴り散らすゾー!(ってちがうか)
PR