こういう話題を書きたかったら当然、事実関係を明らかにしないといけないことだと思います。彼が言っていたことを私のロシア語力では完全に理解していたわけではないです。
背景としては、タシケントのベトナム料理店Hanoiで、私たちが23年度1次隊の送別会を、19時から始めましたが、店内には別の30名くらいのグループがいて、彼らは17時からウォッカを飲んでいた=19時の時点で彼らはけっこう酔っ払っていた。
一人のおじさんが私のところにやってきて、こう言いました。
「日本人と会えることなんて珍しいことなので、嬉しくて話しかけたんだけれど、両手でこうやって(拒絶のジェスチャー)「あっちいけ」って言われた。だからとても残念だった。」
私も、彼と同じくとても残念な気持ちになったので、その場では彼に悪いことをしたと、お詫びしたのですが、その後どういう風にこうなtったのか考えた。
(事実として)隣のグループは私たちが集合した時点ですでにウォッカで酔っ払っていたし、好色なおじさんたちが「君たちのグループのお嬢さんと一晩でいいから遊びたい」と申し出てきたことからもわかるように、そんなにモラリストではなかった。つまり、私たちにとっては迷惑な、酔っ払いのおじさん集団だった。でも、ウズベキスタンでは駄目もとで無理なお願いするようなのは普通なことなので、そんなこともあるだろうと思う。
件の、両手で拒絶されて悲しかったおじさんは、無理なお願いをしてきたおじさんとは別の人でした。
もし本当に日本人に興味があって話しかけたっていうだけで、両手であっち池!っていう拒絶のジェスチャーをされたら、私がその立場でも悲しいと思います。
たとえ迷惑な酔っ払いのおじさんだったとしても、相手の尊厳を傷つけないような拒絶の仕方はあるはず、なんだけど、協力隊員がそれを出来るかといったら、なかなかそうでもなくて、もっと直截的な拒絶のジェスチャーをしてしまうようなケースはよく目にします。とりあえず肩を抱いて、話を聞いてあげるっていうのは大事だと思うんだけど。
そういうときに、やっぱり協力隊員でも、自分たちは先進国からやってきた偉い人たち、っていう驕り?みたいなものが見え隠れしてしまうな、と思うこともあります。
断るにしても、もっと波風を立てない断り方というのがあるはずで、特に誇り高いウズベクの人たちを相手にしたときに、相手を傷つけないような断り方をできればよかったのに、と思いました。
でも、私は男性だけど、女性と男性でも対処の仕方が違うと思うし、どうするのが最善なのかっていうのは、まだちょっとわかりません。人によっていろんなオピニオンもあるんじゃないかと思います。
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