X-filesの8シーズン、9シーズンを見た。これで2シーズンから9シーズンまで通して見てしまった。
シリーズの看板だったDuchovnyが、ギャラをめぐってモメて降板したので、新しい主役がRobert Patrickになった、というのは予備知識で知ってた。
実際は、8シーズンの半分くらいは、Duchovnyも出演していて、主演3名体制なんだよな。だから、ギャラをめぐってモメてる最中に新キャラ立ててプロダクションは始まってしまって、本当は降板するつもりなかったのに、切られそうになって慌てて合意したのかな、などと思いました。9シーズンではまったく出ない(最終エピソード以外)ので、実質的な降板は9シーズンからだったみたい。
そういうお金がらみのトラブルって生生しくてなんか嫌ね。
内容はというと、7年続いた看板が降板して代役になったRobert Patrickもやりづらいだろうとおもいきや、そこはさすがT1000なので、持ち前のキャラと渋い声で意外とX-filesにはまってて、良かった。結果的に2シーズンで終わってしまったジョン・ドゲットだけど、可能ならもっと見たかった。
脚本もけっこう、主役が降りた穴埋めというつもりだったか、よく作りこんであって、Duchovny時代のX-filesよりよくできてる印象でした。
8シーズンの気に入ったエピソード
なし。
なんでかというと、シーズン通して新しいスカリーとドゲットの関係性を描くのにほぼ費やされていて、ストーリーそのものを楽しむ感じじゃなかった。それと、キャラがどっちも真面目でシリアスなキャラなので、それでかなぁ。ひとつひとつはよく出来てると思うんだけど、残念。8シーズンはDVDを買ったりしないと思う。
9シーズンの気に入ったエピソード
4-D
マザコンの殺人犯が不気味
Lord of the Flies
なぜか甘酸っぱい気分になる。変な昆虫学者もおもしろい。
Improbable
スカリーとドゲットになって、やっとコメディ作が!
Scary Monster
想像が現実になってしまう少年。目が怖い!
Sunshine Days
孤独な念力を使える子供が大人になって、ゆかいなブレディ家の妄想の中で生きてる、という話。ほろっときたし、全シーズン通した名作選に入れたいくらい。9で一番良かった。ハッピーエンドだし。
ただ、9シーズンも打ち切りが急遽決まったのか、後半になっていきなり色々関係者を始末しはじめたのかドタバタだった。ローンガンメンあっけなく皆殺しにして、ウイリアムも里子に出して、ドゲットの子供の件もあっさり種明かし、けっこう冷めた。最終話にいたっては殆ど同窓会ノリで、いままでの関係者を全員出して全シーズンを通したおさらいをはじめた。こうなったらコメディだ。
10年近く続いたシリーズをどうやって終わらすんだろうと、楽しみにしていたけど、実際何のひねりもなくあたふたと終わらせた感じを受けました。
それから、不思議なんだけど、シーズン1~8と、シーズン9でDVDがまったく違ってる。1枚に収録されるエピソード数が4話から2話になってて、ルートメニューのフォーマットも違うし、特典映像がかならず入ってたのに9で廃止されていて、英語字幕が無くなった。英語字幕で見てたので残念な変更だ。
ゆかいなブレイディ/ The Brady Bunch
この頃のドラマって無害で素敵。いま見ても楽しい。
PR