『ゴーストライター』ロマンポランスキー監督
ユアンマクレガー主演の『家政婦は見た』
英国元首相の自叙伝を執筆中のゴーストライターが変死。後任となった新ゴーストライター(マクレガー)が、前任者の遺品のドキュメントを見つけたことから、元首相の秘密に近づいてしまい、危険に巻き込まれる。
すごく面白い映画でした。ながい二時間以上の映画ながらテンポがよく全く飽きず、見ることができました。サスペンス映画の主人公って捜査官とか警官とか、銃器を使う人であることが多いと思いますが、この場合、作家になれなかったライターっていう地味な人(役名さえ無い)を主役に据えていることで、より怖さが強調されていると思います。このコンセプトって家政婦は見たの市原さんと似てますね。ユアンマクレガーがいい演技です。この人、どういう役をやってもきっちり嵌ってるところが天才的存在。ロマンポランスキー監督の映画は二作目だけど、前に見た映画も不思議な怪しい魅力があって何度かリピートした記憶があります。他の俳優も英国の俳優たちで、ハリウッドとはやっぱり味が違う。
『稀人』清水崇監督
まーれびとー こぞーりーてー
という曲を思い出しましたが、あれは諸人(もろびと)でした。
人の恐怖、本当の恐怖を知りたいという理由で街の映像を撮り続けるカメラマン、ふと迷い込んだ地下帝国で、監禁される少女を見つけて連れて帰ることで、恐ろしいことになる・・・のかもしれません。
というのは、どうも文学的で難しくて、殆ど理解できませんでした。場面場面で、ひりひりした緊張感は感じたのですが、いまいち像が結ばす。わたしのオツムのせいかと思いましたが、特典映像で収録されている舞台挨拶で、出演していた俳優さんたちも「わからない」と言っていたので、わからない、でいいのかも知れません。主人公は、有名監督の塚本晋也さんです。お顔をはじめてみました。
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