青島に行くために、今回スカイパスに入会してあれこれ読んでみたのですが、他の航空会社に比べてかなりユニークなようです。
上級会員資格Skyteam Eliteに該当するモーニングカームクラブには、大韓航空(以下KE)30000マイル、他社20000マイルの搭乗でなることができます。
ふつう、1年間のあいだに、とか期限が切ってあるのですが、スカイパスの場合期限についてどこにも明記されていないので、期限なしでのんびり積算できるようです。大韓30000マイルというのは日本からだと欧州往復2回、バンコク往復1回程度。他社20000マイルはアエロフロート(以下SU)でモスクワ往復2回に該当するので、2年ほどかければなれそうです。
以降、モーニングカームクラブを継続するには、2年間の資格期間に大韓20000マイル、他社10000マイル搭乗すれば継続可能です。これも、1年間で区切っているキャリアが多いことを考えるとかなり容易で、2年で欧州2往復とアジア2往復をすれば更新可能です。この時点でかなり興味をそそられたんですが、意外な落とし穴が。
このモーニングカームクラブは他社のシルバーに該当するSkyteam Eliteなので、Elite Plusにならないと、エコ利用時のラウンジ利用等の特典を享受できません。KEラウンジのみ4回利用可能とのことですが、スカイチーム他社利用時にもメリットを享受したいです。
で、KEでElite Plusになるには、50万マイルの搭乗実績が必要です。(そして、いったんElite Plusになれば以降は永年で資格継続されます。)特に期限はないようなので、累積50万なのでしょうが。1年に5万マイルの搭乗を続けても10年かかる、これは無いな。アエロフロートの場合1年に5万マイルの搭乗でゴールド=Skyteam Eliteになれるので、ちょっと使えない。
上級会員にはなりやすいが、最上級会員にはかなりなりにくいというのは、この会社、そんなにエコノミー利用客に特典を使わせたくないのかな。いったん最上級になれば以降は永年で継続されるというのは、良いのか悪いのか。
アエロフロートのエコノミーやチャイナエアラインのビジネス利用いったんElite Plusは忘れて、他社利用時の特典について。アエロフロートのエコノミー利用でもきちんとマイルが積算されます。アエロフロートボーナスに100%加算のチケットの場合70%加算される程度。チャイナエアの格安ビジネス(D)利用時は、チャイナエアに加算するときと同様115%加算されるようです。
ラウンジアクセスモーニングカームクラブ会員の場合、年4回までKEラウンジ利用可能。モーニングカームプレミアムクラブの場合、他社ラウンジも利用可能になるようです。ただしモーニングカームプレミアムになるには50万マイルですので、エコノミーで石の上にも10年頑張るか、毎回ビジネス使う人以外には魅力なのでしょうか。いったんなってしまえば永年というのは人によって有難さが違うでしょう。私にはよくわかりません。
ボーナスマイル上級会員になれば搭乗マイルに加えてボーナスマイルがつくのが一般的で、アエロフロートボーナスの場合シルバー会員で25%、ゴールド会員で50%のボーナスマイルが付きます。ところがスカイパスの場合そういうことはありません。
マイルの有効期限マイルの有効期限は10年なのでほぼ期限なしと同様です。これは利点です。
会員資格有効期限会員資格はモーニングカームクラブが2年間、プレミアム=Elite Plusが永年です。
まとめだいたいSkyteam Elite資格を継続するために年間50万円程度搭乗するとして、アエロフロートボーナスなら1年目からSkyteam Elite資格を貰えます。ただし資格継続のためにずっと年間50万円払い続けるわけです。
モーニングカームプレミアムの場合、平会員で年間50万円を10年払ってくれたら以降は永年無料でSkyteam Elite資格でいいですよ、ということになっています。
これ、私にはかなり悩ましい選択です。10年後に飛行機旅自体に飽きているかもしれないし、5年で飽きて他社に移るということになれば、前者はそこでやめればいいけど、後者はただ無駄に5年平会員をつづけたことになってしまう。主にビジネスクラスを利用する場合、もともと運賃に各種サービスが含まれているので、平会員で10年でもべつにかまわないのでしょう。だからそういう人向けのプログラムなのではないかと。
私にとって50万マイルという数字は「忠誠を誓う」とか「契りを交わす」のような重ーい数字という印象なのですが、もっと、エアライン遊びってもっと軽くてカジュアルでもいいような気がします。
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