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映画『Dunkirk/ダンケルク』を観た

映画『Dunkirk/ダンケルク』を観た



これは、映画といったらいいのか、擬似ドキュメンタリーといったらいいのか、深く印象に残った映画でした。決して楽しい映画ではありません。

いわば、緊迫する戦場を、観客も一緒に追体験するような。

アメリカ映画のようなわかりやすい起承転結があるわけでもありません。台詞もキャストも最小限で、ただ陸、海、空から見た戦場を圧倒的なリアリティで見せ付けられます。

主演のFionn Whiteheadはいかにも平均的なブリテンの若者といった感じ。この映画に適役です。個性が主張しないところがいいと思いました。ハリースタイルズも、本来はブリリアントな個性のある人だけれど、このスクリーンの中ではまるで目立たない1兵卒。映画プレシャスに出てきたマライアキャリーも、そんな感じだったっけ。いわれなければワンダイレクションだとは思わないでしょう。

ハンスジマーの音楽もお化け屋敷のように、緊張を増長させます。

上映中ずっと冷や汗をかいていました。こんな映画は珍しいです。

本来IMAXの65mmフィルムで撮影されたこの映画、ほとんどの映画館だと上下をカットした横長画面で上映しているそうですが、日本では唯一大阪エキスポシティでは上下をカットしない本来のIMAXで上映されているとのこと。これは、交通費かかってでも観にいきたいレベル。

久しぶりに観た純英国産映画、とてもよかったです。


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自閉な子供→ヒッピー→フリーター→IT会社員→ウズベキスタンで協力隊→無職→近所に就職。今後はたくさん旅をします。ときどき音楽の話題も。

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