最近レコードを買っている方ならご存知のことと思いますが、マニア向けの180g重量盤というのが有ります。
普通、レコード盤というのは130gなのだそうですが、この180gというのは普通のレコードより重く、その分、安定性が増して音質がいいことが売りなのだとか。
私は、レコードプレーヤーにもアウトプットであるアンプ+スピーカーにもまったくお金をかけていないので、正直言ってその音の違いを聞き分けることが出来ると思っていません。ただ、レコードプレーヤーの近くで歩いたりすると、針が飛んだりしますが、重量盤だと針が飛びづらいような気もします。
レコードの話をすると、アナログの音の温もりが~、などという人が必ずいますが、私はそれは眉唾なんじゃないかと思っています。
いまどき、録音もミキシングもデジタルで行っているはずなので、アナログの温もりなんていうものがもしあるのなら、録音の時点で消し飛んでるだろう、と思うのが一つと、あとは、本当にそういうのがあるとして、それを再現するのならば、アンプにもスピーカーにも、何より針自体にかなりのお金をかけないといけないはず、そんなリスナーは少ないだろう、と思うのがもう一つの理由です。
確かに、80年代のチョー初期のCD(渡辺美里とか大江千里とか聴きました)って音がなんだかバリバリし過ぎていて、今でもああ、音が悪かったと思い出しますが、それは30年も前のはなし。今の音楽はCDで聴いてもかなり温もりが感じられるし、CDのポテンシャルはそんな貧しいものではないと思います。
なにより本当にCDよりレコードの音が勝っているのなら、音楽家自身がCDでのリリースを拒否して、レコードのみでリリースすると思うのです。
私がレコードを聴く理由は音とかじゃなくて、操作が楽しいことと、収録時間が短いから集中して音楽を聴けること、ジャケットが大きいから見ていて楽しいこと、この3点です。だから今でもCDでもハイレゾでもMP3でも音楽を聴く気は十分あります。
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