ウズベキスタンの観光都市、古都サマルカンド。ここの救急車は全部韓国から提供されている、という話を聞きました。ウズベキスタンでは韓国の存在感はとても大きくて、家電と自動車はたくさんの韓国製品が見られます。特にサムスンの携帯電話Galaxyシリーズは人気があり、あちこちに大判のポスターが掲示してあります。また、韓国から日本へ行く際もアシアナ航空か、大韓航空を利用するのが便数の関係でポピュラーだし、人的支援という側面でも、韓国のKOICAは日本のJICAより10年ほど先からボランティアを派遣していて、人数でも現在ではJICAの倍くらいのボランティアを派遣しています。元々、韓国系ウズベキスタン人が数十万人住んでいるということを差し引いて考慮しても、韓国企業が積極的に中央アジアにマーケットを期待しているというのがわかります。
また、今開催中のロンドン五輪をチェックするために、Androidマーケットからライブ中継や速報が見られる公式アプリをダウンロードしてみたところ、これもベンダーが韓国のサムスン電子でした。こういうのは日本も得意な分野の筈だったのだけれど、すっかり韓国企業に株を奪われているんだなぁ、と思いました。日本の企業は良くも悪くも職人的で、こうした対外的なアピールに欠けるのだと思いました。
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