ウズベク人は気性が荒いか、、というと、日本人に比べたらだいぶ穏やかで大人しい人々といえます。
このあたりの人たちはなかなか怒らないです。はたからみてると、「そんな扱いを受けて、そんなことを言われて、なんでキレないの?」と不思議に思うことも多いです。怒られてもさらーっと受け流すか、忘れちゃう人が多いようです。あまりにものんびりしているので、隣で聞いている私のほうが代わりにムカムカしてしまうこともあります。
街で酒が買えなくなっても文句ひとつ言わないし、携帯電話会社が突然サービスを停止して、チャージしたお金が何ドル分も残っていても文句言わないで、別の携帯会社のSIMカードを黙々と買いにいくような人たちです。外貨の購入が禁止されたり海外に持ち出しが禁止されても同様。
同じことが日本で起きたら、せっかちで怒った人々で大騒ぎになることでしょう。
かりに、ここの人たちが日本人ほか東アジア人みたいにせっかちで怒りっぽい人々だったら、もともと肉食で体格のごつい人々なので、あちこちで流血の惨事になってしまうと思います。想像するだけで怖いです。だから、ウズベク人が穏やかな人たちで本当によかった、と思います。
このあたりの諸民族の中で、たとえばキルギス・カザフ・ウズベク・タジクの中で、誰が怒りっぽくて、誰が穏やかで、といった小噺もあるみたいですが、国民感情のバイアスもかかってると思いますので、あまり信憑性は無いのではないかと思います。あちこち行った人に聞くと、ウズベクよりキルギスのほうが物静かと聞きますが、一方でしょっちゅう騒乱が起きるのはキルギスです。
物静かで怒らないのはいい面ですが、人々はその前提でけっこうずうずうしい所もあって、カメラ忘れたからカメラ貸して、ノート忘れたからノート貸して、お前のノートに必要なこと書いちゃったから今晩貸して、明日返すから、とか言われます。ウズベク人はそれでも怒らないのでしょうが、私は日本人だから怒りますよ(笑)
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