「カミカゼって実際どういうことなの?」という質問をされた。
同僚のライロさんは社会科教師なので、色々異文化について詳しいし、興味があるようです。
カミカゼ・・・
「それは、その昔モンゴルが日本に攻めてきたときに、海に吹いた台風のことなのですよ」
というと、どうも浮かない顔をされた。
「こちらでは、チェチェンなどの自爆テロのことをカミカゼと呼んだりするんだけど・・・」
あ、カミカゼといっても元寇じゃなくて神風特攻隊のことを言っているのね。
「第二次世界大戦で、若い兵士が敵機に突っ込んで死んだのですよ。自爆攻撃ですね。たしかに、自爆テロと似た所もあるかもね。」
といいなおすと、腑に落ちてくれたようです。
なぜだか判らないですが、「カミカゼ」とか「ハラキリ」っていう言葉はこちらではよく知られていて、道路を強行横断しようとする女性に「カミカゼガール」などと言うのも聞いたことがあります。自爆攻撃にかけて、危険な道路横断を「カミカゼ」と呼んでいたのですね。
カミカゼ特攻隊として散っていった日本人の若者たちも、まさか70年後の中央アジアでそんな風に引用されているとは、思わなかっただろうなぁ。
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