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大陸性ステップ 旅と音楽。

旅や音楽の記録。

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Fastlove



この曲、すごく好きだった。

なぜか最近、タシケントの町並みで、何度か耳にした。

一度は街を歩き家に帰る途中に、赤いスパーク(ウズ産)の中から聞こえてきた。二度目は車に乗っているときFM局から、そのほか、テレビのクリップでも見た。

どうして10年前の曲が今さらタシケントで流行っていますか?

ギリシャ人のジョージマイケルは色も黒いほうだし、毛も濃いし、ひょっとしたらタシケント人といっても通用するルックスなので、ルックス的にも親近感があるのか、こういう哀愁POPSはわりと真新しくていいのかもしれない。

この曲のタイトルはFastlove,ファストフードとかファストファッションにかけた、ジョージマイケルなりの皮肉なんだと思う。加えて、彼なりのホモアンセム的な曲なのだと思っていた。その曲を、同性愛が法律で禁止されているらしいこの街で聴くのもなんだか感慨深い。

この曲が大ヒットした後で、当のジョージさんが公衆便所で文字通りのFast sexを得ようとして逮捕されたりしたのも、なんとも味わい深いというか。


そとでしようぜ

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私の大事な紙ナプキン

昨日トイレで用を足したのだけれど、紙がなくて、その後一日中不愉快な気分だった。

こちらのトイレにはもともと備え付けの紙などは無い。だから人々は適当に自分の勉学用ノートをちぎってお知りを拭いたり、A4のコピー用紙で拭いたりしている。あんなつるつるの硬い紙でお知りを拭いて、納得できるのだろうか?といつも思う。

私はさすがにそれは嫌なので、自分用の紙をデスクに常備していて、いざというときの備えにしている。しかし、昨日はなぜ無かったのか。

遡ること木曜日、私たちは誕生パーティで、油まみれの鶏の丸焼き三羽を食べた。みんな手が油まみれになってから、サルフェトカ(紙ナプキン)が無いことがわかった。

「紙ナプキンは無いの?」
「無いんですよー」
(一同、沈黙)

しょうがないから、私の常備している紙ナプキンを放出した。40枚くらい残っていたはずなのに。

そういうわけで、お知りを拭けなかったわけだ。



イスラムの影響なのかわからないけれど、こちらの社会では、食べるものとか日用の消耗品は分け合うもので、一人で自分用に所持しているのが良いとされない。飲み物を買ってきても分け合うし、食べ物も一人で食べていると良い顔をされない。紙ナプキンだって、誰かが買ってきたらみんなが使えるように共用スペースに置いておくのが本来なのだと思う。

でも、みなが使うだけ使って無くなったら誰も補充しない。そういうところは他力本願だ。結局私が全員分の紙ナプキンを買って補充することになってしまうので、悪いけどお知りを拭く紙だけは、がめついと言われようと独り占めさせてもらうぞ。

チキンを買ってくるなら油まみれ必須なのだから、紙ナプキンも一緒に買ってきたらいいし、それより一人ひとりちゃんと持ってきていればいいのに、紙くらい!もしくは、月々1000スムずつでも集めて、共用の物品は買えばよいのだ。

おいしいおかず味噌

最近、味噌に混ぜ物をしておかずにすることにハマっている。

(前の記事参照)



今日、カルジンカでおいしそうなラディッシュを入手したので、ラディッシュをみじん切りにして、青ねぎとフェンネルの草をざく切りして、ちょっとニンニクスライスも入れて、味噌と混ぜてみた。



これは、作りながら、不味いわけがない、と思いながら作っていたが、実際おいしかった。これさえあればご飯が何杯も進んでしまう。それにノンオイルでヘルシー。ごめんなさい。味噌の無い地方の人たちごめんなさい。美味しいです。

少し余ったらお湯を注ぐと味噌汁になってしまうのも便利。


カルジンカ発見



korzinka.uz は、タシケントの大手スーパーチェーンだ。割と大型店舗が多くて、品揃えも間違いない。

先日、バスを乗り間違えて変なところに着いてしまったときに、不意に見つけた。ちょっと歩くけれど、間違いなく自宅から一番近いカルジンカだ。

今日は天気がいいので散歩がてら行ってみた。徒歩15分くらいなので、普段使いではないけれど、休日に買出しに来るくらいがちょうどいいだろう。

品揃えもサービスも素晴らしかった。生魚まで売ってる。冷凍食品も充実していて、海老だのイカまで売っていた。売り子のお嬢さんがなにやら呼ぶので行ってみると、「寿司があるわよ」といわれて、たしかに、プラのパックに入った寿司の盛り合わせが売っていた。それなら海苔もあるだろうと思って探したらちゃんと韓国の海苔があった。

客層も、韓国人が150ドルくらい(つまり、スムの札束3つ以上)の買い物をしていたり、ファッションモデルみたいな超美形なウズベク人が牛乳とイチゴ買ったりしていた。ここはどこ?

私は、ラディッシュが売っていたので買った。たぶん500スムくらい。


連れてェー 逃げてよォー

っていう歌が昔あった。

その歌の主人公である男は、「ついておいでよ」などと言って駆け落ちを教唆するのだった。

---

タシケントでは4月から営業をやめていた酒屋がいくつかあった。今回の酒類販売に関する法令の改正内容は、法科大学の学生によると、

・大学等教育機関や宗教施設から半径500メートル以内での酒屋の営業禁止
・交差点やバス停の近くでの酒屋の営業禁止
・従来18歳未満(以下かもしれない)であった飲酒禁止を21歳未満(以下かもしれない)に引き上げ

というものだったらしく、去年の10月と今年の4月に急に酒屋が店を閉めた理由がほんのりとわかった。

そんなこんなで閉めていた、市街の酒屋が、昨日になってひょっこりと営業していたので、仕事の帰りに寄ってみた。

「久しぶりじゃねえの」
「おうよ、元気かい」

なじみの店員とちょっと言葉を交わした。イスラム世界の酒屋の店員らしく、ちょっと堅気じゃない感じのおっさん(といっても、こちらの人は老けて見えるのでまだ20代だと思う)は、2ヶ月も休んだせいか、顔色がよくなって妙に色気を発揮していた。

「いつから営業してんの?」
「んー、三日目、いや、四日かな」

うちの最寄のスーパーの酒売り場も、どうも昨日あたりから営業しているようなので、一斉にまた営業を始めたのかな。

「ところで、いつ日本に帰省する?」
「夏には一度帰りたいと思ってるけど、フドホフラサ」
「そんなら俺も連れて行ってくれよ、東京に行きたいんだよな」




いや、無理。

矢切の渡しじゃあるまいし、連れて行ってあげる☆といって連れて行けるもんじゃないと思うんだよね、国際関係というのは。それに、その男の名前も素性も知らないわけだし、渡航後の面倒を見たり身分を引き受けたりするわけにはいかない。だってあんた何するかわかんないじゃん(堅気にはとうてい見えないし)。

しかし、やはり国を越えるっていうのは特別なことで、今、日本人にとってはそれは容易いことながら、世界の多くの国の人にとっては、一生国境を越えることなく人生を終えるのだと思うと、自分がいかにも「特別な人間」に見えていて、それにあやかりたい(あわよくばお零れにあずかりたい)と、思う人がいるのも不思議じゃない。

そういう気持ちになったのは初めてではないけれど、比較的、家族と一緒に暮らせればそれで幸せ、と思っている人が多そうなタシケントでそういう気持ちになったのは初めてかも知れない。

タシケントで地震

今朝3時20分くらいに、大き目の地震(Сила землетрясения)があった。

私は、本揺れの直前になぜか目が覚めて、目が覚めた途端に揺れ始めたといった具合だった。

布団の中で、避難したほうがいい揺れかどうかを判断しようとして、なかなかとまらない揺れに「避難、、しよう!」と思って布団から出たあたりで、揺れがやんだ。

布団の中で揺れを感じている間は怖かった。年代ものの高層住宅なので建物全体がガサガサと揺れるし、シカフ(戸棚)の扉はギシギシ開くし、風呂場で何かが落ちて割れる音がした。

8階に住んでいるので、9階が落ちてくる可能性は低いと思ってるんだけれど、途中の階がまるまる崩れて1階まで降りられなくなる可能性はあると思う。防犯のために外の非常階段なんていうのが設置されていない住宅だ。そうなったら、飛び降りることができる場所まで降りていって、誰かの家の窓から飛び降りるしかないかな、と思っている。

携帯でインターネットを確認したら、gazeta.uz が速報を出していて、マグニチュード5.5、震源はタシケントの南30キロ、深さは30キロだと判った。(のちに、深さ10キロに修正されていた)

あとで、他の隊員の情報を聞いたりしていたら、停電したエリア(もしくは家)もあったようだ。

この街は、1966年に大地震が起きているし、最近、ウズベキスタンの下のイランあたりでも頻発しているので、わりと、いつ直下型が来てもおかしくないロケーションではあると思う。そういうときに困らないように、避難をよくよくシミュレーションしておいたほうがよさそうだ。

あとで確認したら風呂場で割れたのは、揺れで落ちた2-3枚のタイルだった。このくらいのゆれでタイルが剥がれて落ちてくるとは情けない。

http://www.gazeta.uz/2013/05/25/earthquake/

おいしくないラーメンの食べ方

食べ物の話題が続きます。

こちらの、あんまり美味しくない袋麺を食べるのに、ちょっとワンパターンで飽きてきたので、最近はこういう食べ方をしている。



美味しくない原因が、スープの薄さだと思っているので、まずはラーメンを普通に作って、スープはスープとして飲む。麺と一緒に食べると薄くてまずいが、スープだと思えばそんなに苦ではない。

麺は湯きりしてしまって、たまねぎ、ニンニク、卵などと油でいためる。ケチャップと塩コショウで味付け。

そうすると、なんとなくスープつきの定食みたいになる。

じゃんく~

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自閉な子供→ヒッピー→フリーター→IT会社員→ウズベキスタンで協力隊→無職→近所に就職。今後はたくさん旅をします。ときどき音楽の話題も。

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