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大陸性ステップ 旅と音楽。

旅や音楽の記録。

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ハスティイモムで金曜日の礼拝

日本へのお土産を買いに、ハスティイモムへゆくと、ちょうど金曜日の13時、お祈りの時間でした。ずいぶんたくさんの信者たちが、老いも若きも炎天下にござや絨毯をしいてひざまづき、スピーカーで流れる偉い先生のお説教やアザーンにあわせてお祈りをしていました。

服装はタンクトップや半ズボンの人もいたりして、あまり厳密では無い様子でした。偉い先生の朗々とした祝詞?(コーランを歌ってるみたいなやつ)は聞いていてここちよくて、私も敷地の日陰に座って聞いてたのですが、係りの人が来て追い出されてしまいました。

ハスティイモムの中には土産物店がたくさんありますが、彼らも礼拝の時間になると皆店に鍵をかけて礼拝に行ってしまいます。(それで買い物ができなくて、待っていた)

まだ若い、10代のように見える若者もきちんと礼拝に参加していたのが印象的でした。

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アシアナ航空の事前座席予約・チェックイン

今度乗る、エイジアナ航空(アシアナのこと、英語ではこのように発音するようだ)は事前座席予約とチェックインができるのですが、ちょっと問題が。

私の乗る便はB763(Boeing 767-300)のはずなのですが、事前予約の画面ではA333(エアバス330-300)のシートプランが出てきてしまって、これだと、無い席に予約が入ってしまったりして大変だなぁと思っていました。様子を見ていると、前日になって763のシートプランに差し変わっていて、数時間後には「この便は機材変更のためインターネットチェックインできません」というステイタスになってしまいました。

好きな座席を早めにとっていい気分だったのに、残念。と思いきや、出発12時間前くらいになると、ちゃんと事前チェックインできるようになっていて、無事にインターネットボーディングパスをゲットしました。PDFだったのでUSBに書き込んで、近所の印刷屋に歩いて印刷にゆき、ミッション完了です。

しかし、席の予約がいったん白紙になったり、再度可能になったりする間、通知らしいものは来ず、どうも日系の会社みたいに厳密ではない印象です。WEBで購入した後にEチケットも送付されてこず、催促したらやっと発券してくれたし。

その間、家ではボーディングパスを印刷できないのでわざわざオフィスに行ったり、オフィスの共用PCが古くてアシアナのサイトが開けずに、新しいブラウザをインストールしようとしたら管理者権限を誰も知らずに往生して半日無駄にしたり、けっこうストレスフルでした。アシアナのEチェックインはIE10でしか動かないサイトなので、一応作ってあるけれどあまり本気には運用してなさそうですね。

電気ポット炎上

私は一日中お茶かコーヒーを飲んでいるので、こちらに来てから、電気ポットが一番使える家電なのです。

今日、日本に帰る準備をしたりあわただしくしているとき、うっかり中に水が入ってないのにスイッチを入れてしまったら、みるみるうちにポットから火が。。

「しまった!」

と叫び、急いでお風呂場にポットを持ってゆき水をジャージャーかけました。おまけに、ポットから落ちた加熱部分の破片が部屋で燃えていたので、それも水をジャーとかけて。

幸い火事にはなりませんでしたが、焦りました。寝室の小さな机が焦げてしまったし。困りますねぇ。一年ぶりの帰国で心ここにあらずなんでしょうか。なんなの私。

空焚きだとスイッチ入らないはずなのですが、今回はどうもスイッチ切れなかったみたいで。

カットされたシーン

先日紹介した映画《9 рота》は、ウズベク語バージョンなのですが、どうやらカットされていた場面があったみたいです。

部隊のブートキャンプ(新兵訓練所?)がウズベキスタンのフェルガナにあるという設定で、近所には少し頭の弱いロシア人の女の子が住んでいて、美女ではないが兵士たちから「白雪姫」とあがめられ、兵士たちの夜の相手をしていた、という描写があったらしいのですが、やっぱり、ウズベキスタンでそういうことがあった、ということになると問題なので、あえてウズベキスタン公開版ではカットされたのでしょう。

ロシア語もわからないわけではないのに、ウズベク語吹き替え版で見てしまって変な感じがしたので、いつかロシア語で完全版?を見てみたいものです。

ロシア映画《9 рота》

熱で外に出れず、おまけに40度越えで寝られもせず、しょうがなくうちにあるロシア系DVDを見ていたら、いい映画があった。



私は、基本的には戦争映画ってマッチョすぎて好きじゃないから、この映画も前半に、ウズベキスタンのブートキャンプで新兵がしごかれるパートはちょっとうんざりしたんだけれど、後半、アフガニスタンに派遣されてからの物語がハードなんだけど叙情的で、目が離せなくなってしまった。

だいたいのあらすじ

18歳の新兵たちがアフガン派兵のために徴兵されて、フェルガナのブートキャンプでしごかれる。喧嘩やら何やらをへて仲良くなってゆく新兵たち。そしてアフガンに派兵される。はじめて知る戦場の現実。アフガニスタンの住民とのふれあい。しかし時は88年~89年、ソ連はすでにアフガニスタン撤退を決定していたが、なぜか第9部隊には撤退を知らされず、孤独な戦いを強いられてゆく。主人公のリョーシャは戦争について何を知ったか。

こういう感じなのだけれど、描かれ方は、一貫して昨日までやんちゃしていた18歳の兵隊の目線で描かれていて、イデオロギーは無し。そこがかえってリアリティを強調していたと思う。普通の人の目線で、びっくりしたり悲しんだりしながらストーリーが進んでゆくので、感情移入してしまってとても疲れた。

この映画を見て思ったことは2つ。

今、タシケントに住んでいるけれど、独立少し前まではウズベキスタンを含む旧ソ連は戦時下だったということ。

アフガニスタン侵攻で経済的に立ち行かなくなったことがソ連崩壊の要因になったのかどうかはわからないけれど、当時はソ連の一部だったウズベキスタンからも当然アフガンに派兵された兵隊がいたはずで、身の回りにもこの映画に描かれているような経験をした人がいるのかも知れない。この国の人口ピラミッドを見てみると、独立少し前の89~90年生まれの人がすっごく多いのだけれど、日本のベビーブームと同じことがこの国にも起きていたという推測ができるかもしれない。

88年に18歳ということは70年生まれで、私と同じ世代の人々がこういう体験をしていたのだということ。

仲間を殺されながら、戦った第9部隊なんだけど、この部隊は本部から忘れられていて、すでにソ連軍は撤退をはじめていたのに、撤退の連絡も受けずに戦っていたのです。なんか、どこかで聞いたことのある話で、玉音放送を知らずにジャングルに潜伏した日本の兵隊もいたのですよね。それがつい25年くらい前に、私と同年代の人に起きたことなんだ、というのが、ショックでした。それに、身の回りの人々を見ていても、妙に同年代の人が少ない気がするんですよね。

日本では未公開作品だそうですがDVDは発売されているとのことなので、もし興味があればぜひごらんください。


ウズベキスタンで買える経口補水液 Регидрон

ウズベキスタンで買える経口補水液(厳密には違うけど、ポカリスエットみたいなもの)は、Регидрон。

こういうパッケージ。



ポカリスエットより糖分少なく、塩分高めなのでおいしくないですが、成分はWHO推奨の経口補水液に近いものと思います。日本の製品でいうとOS1ていうのに近い?

Регидронという名称は、英語のRehydrationからきています。 -ration の語尾が-rоnになった理由は不明ですが。

近所の薬局で買ったら、殆ど同じパッケージですが製造元が違うジェネリック(というか類似品?)でした。名前は Регидрационный соль (Rehydration solt).



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昨日水下痢+熱を出して、そんな日に限って最高気温44度の予報が出ていたので、脱水がひどくなり、これはただの水よりも経口補水液じゃないと、だめかも、と思い立ちました。

数ヶ月前に帰国してしまったJICAの健康保険師さんから、買えるということだけは聞いていたのですが、製品名を忘れてしまっていたので、ネットで検索してみたけれど残念なことに誰もそれについて書いていなくて、(もう、みんなブログ書いているんだから、そういう有益な情報も書いてくれればいいのに!)と思ったので自分で書いてます。

仕方がなく近所の薬局を訪ねて、

「このくらいのパチカ(パケット)に入った、飲み物で、水に入れて使う」
「オレンジ色のパッケージで」
「下痢した時などに体の水分が無くなったときに飲むもの」

などと説明してみたのですが、見事に通じなくて、フェルベクスという水に溶かす風邪薬とか、水に溶かすローズヒップティーなどを出してきました。(水に溶かす部分しか合ってないし、しっかりしてよ薬剤師!)

ほかに2軒も行ってみたのだけれどどちらもまったく理解してくれなくて、体調も悪いのでいったん家に引揚げて看護隊員さんに電話して写真を送ってもらいました。ああありがたい、ありがたい。

写真と商品名が無事手に入ったので再度同じ薬局に行ってみたら、「ああ、これかぁ」と笑いながら出してくる。あるなら最初から出してよね!まじで。いつものように「どっからきたの?韓国?中国?」などと、フレンドリーに聞かれたけれど、こちらは38度の熱があるので、世間話もそこそこに帰宅した。一包1200スムです。

余談ですが看護隊員さんに電話したりメールで写真を送ってもらうときに、そういうときに限って携帯のお金チャージが切れていたりPCが起動しなかったりして、熱があるのに更に苛苛して体温が上がった。体調悪いと不機嫌なんです、わたくし。

水下痢と発熱の原因だけど、どっかのフードコートで食べたタイ風の鶏肉か、賞味期限切れのジュースか、それとも自分で作ったディムラマという料理か、判別できなかったので、用心して3食分以上余ってるディムラマを食べられなくなった。いかにも毒素を出しそうな肉を拾って捨てたり、再加熱してから冷蔵庫にしまったり。

それから、発熱はたぶん昨日の朝からあったのだけれど、いかんせん部屋の室温が40度を越えてるので、「妙に体がだるい」としか認識できなくて、夕方になって気温が落ちてからはじめて全身の悪寒とか寒気らしきものを感じて、計ってみたら38度あった。それだって部屋の温度よりは低いんだからなぁ。

レギドロンを冷やしてがぶがぶ飲んだのが功を奏したのか今朝は36度を下回る低体温になっていました。低すぎるのも駄目なんだよね。大事をとって外出はしません。食中毒要因かもしれないディムラマは用心して加熱殺菌して、肉を除いておそるおそる食べてみました。

おもえばウズベキスタンに来て病気らしい病気はしたことが無いので今回がはじめての体調不良。試験準備で仕事がOFFだったのは良かったけど、この休みにしたいことが色々あったので、若干うらめしや・・。

タシケントで歯科医!

7/26, とうとう、行ってきました歯科医。下の右の奥歯の詰め物が気づいたら取れていて(あれはいつのことだったっけ)、たぶん5月頃に詰め物が取れて巨大な穴になっていて、それから食べるたびに詰まるのが苦痛で、すぐに医者に行けばよかったんだけれど、歯科医を探すのも面倒だし、ロシア語で説明しないといけないし、休みはないし・・・ということで今まで先延ばしにしていました。

※調べたら4月の一週だった。4ヶ月もほっておいたんだ!

大学の試験準備で出勤停止みたいになって、日本に帰る直前だけど今しかない!とおもいたち、JICA推薦の歯科医に行きました。予約は、電話でする自信が無かったので、先日JICAに行ったついでに訪問予約。

お医者さんは、萩原流行そっくりのイケメンウズベク人、Dr.シュフラット。英語がペラペラだったので言葉の心配も無かったです。

まず歯のまわりを麻酔して、穴の中を削り、歯と同じ色の詰め物をしてくれて、綺麗に研磨してくれました。所要時間1時間程度かな。日本の治療だと歯を削る治療のときに麻酔はしないと思うので、そこは文化の違いがあるのかな、ウズベク人とかロシア人は歯の痛みを感じやすいとか。痛みは、穴を削ってるときに若干ツーンとする痛みがあったものの、我慢しました。

仕上がりは、詰め物の色が歯の色と殆ど同じで、歯と詰め物の境界がわからない!あと、治療前と治療後に、どのような治療をします/しました、という説明をきちんとしてくれて、スムーズ&丁寧でした。

値段は15万スム(約50ドル)。こちらの物価にしては高いものだけど、日本みたいに何度も通うのではなく、一時間できっかり仕上げてくれたし、丁寧だったし、設備も日本の歯科医とかわらないくらい。保険使わずにこの値段と思うと、そのくらいは出せます。(たしかJICAで保険制度もあるはずだけど)。それから、2年間は保障つきなので、2年以内に問題があれば無料で直せるそうです。

勝手がわかったのでもう1本気になっている歯、前歯の内部のう蝕も今度直してもらおうかな、と考えています。

今後はもう穴に食べ物が詰まるのを気にしなくていいので、本当によかった!

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自閉な子供→ヒッピー→フリーター→IT会社員→ウズベキスタンで協力隊→無職→近所に就職。今後はたくさん旅をします。ときどき音楽の話題も。

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