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大陸性ステップ 旅と音楽。

旅や音楽の記録。

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タシケント一年、おめでとう~

今朝、起きたら背中やお尻が痛くて、お尻は15センチくらいみみずばれができて血が滲んでました。なんなの、いったい。

昨晩は友達の家にお呼ばれして、シャシリクパーティでした。ウォッカ飲んだのは覚えていて、タクシーで帰ってきたのは何となく覚えているけれど、それ以外のことを覚えていない。酔っ払って歩いていて、車にでも跳ねられたのかな、と思った。

それで、それとなく2~3人から聞いてみたら、なんでもウォッカを1本飲んでしまって、椅子から転げ落ちたりしたらしい。ウォッカ1本?はさすがに飲んでないと思う。2人で1本だったと思うよ。それでも、交通事故じゃなくてよかった 。

そうそう、昨日、6月25日は我々(同期隊員一同)がタシケントに来てちょうど一年でした。一年、早かったです。身の回りで起きることがどれもいちいち面白くて、面白おかしくブログに書いたりしていたらあっという間の一年でしたよ。
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何でも直すウズベキスタンの男たち

今日覚えた例文→ Я застрял в лифте в воскресенье. (エレベーターに閉じ込められました)

ウズベキスタンの男たちは何でも直す、っていう話は過去に書きました。

職場だと、車のリモコンが壊れたといっては分解して直していたり

HDDが壊れたといっては特殊な工具で開けて、結局直せなくて放置されていたり
(IT業界の人は絶対HDDを分解したりしません)

お隣さんはここ3ヶ月間くらい掃除機を分解しているようです(マンションの共用部分でいつもやってる)

車道で車をごりごり直している人もよくいるなぁ

そのため、修理道具や工具だけはすごく色々持っているようです。

話は変わって、先日私が閉じ込められたエレベーターですが、その後も動いたり動かなくなったり、を繰り返しています。私を救出しようと、管理人さん(のような何でもやさん)がバールでこじ開けようとしたので、扉の具合が悪くなったのではないかと思います。

今日も動いていなくて、6階でドアが半開きのまま止まっていました。しょうがないので歩いて降りてスーパーにゆき、帰ってくると、お隣のおじさんがエレベーター直してた。さすが、元兵隊。エレベーターも直しちゃうんだなぁ。ってか、素人がそんなに普通に直していいの?危険じゃないの?それ。

猫が生まれた!


アパートに住み着いた野良猫の子が生まれてた


計4匹


ぽてぽてと走っている


まだ目がちゃんと開かない

水が好きなウズベク人、日光が好きなロシア人

今日書こうとしていることはオカルトの域を出ませんが、私は、人には遺伝子に刷り込まれている先祖代々の渇望があるんじゃないかと薄々思っています。

ウズベク人は水が好き。男の子たちは水があると飛び込んでしまったり、老若男女とわず、噴水が大好き、噴水があるとつい記念写真を撮ってしまうって、ウズベキスタンのあるあるでしょ?

何かと、噴水を作って水をじゃんじゃん流すのが豊かさの象徴であると思っている節がある。それに、日本に行った留学生が、京都や奈良よりも鎌倉を好むのは、「お寺と海が両方あるから」だそうだ。それに、水族館などもことのほか喜ぶと、ウズベク語の先生は言っていた。タシケントの夏の娯楽は湖に行って泳いだり釣りをしたりすることだ。

乾燥地帯でもともと水が豊かでなく、オアシスを渇望していた先祖代々の記憶が、この人たちを水に向わせている、そんな風に思います。

一方ロシア人が日照を渇望しているのは、冬が長く日照時間が少ない土地にルーツがあるせいなのじゃないかと思います。

5月くらいに(つまり寒くなくなれば)、気の早いロシア人たちは老いも若きも、ノースリーブやタンクトップで一斉に肌を露出します。ウズベク人女性はもちろん宗教的な理由で肌を出したくないというのがあるので、単純な比較はできないけれど、若い男性だけで比べても、ロシア人のタンクトップ・ノースリーブ率が高い。メッシュ生地の、殆ど裸のようなシャツを着てる若者もいる。まるで、Tシャツの袖の部分が直射日光にあたらないのが勿体無い!とでも言いそうな、ノースリーブ率の高さ。

実際には、タシケントの日照時間は十分で、白い肌の人がそんなに無防備に肌を出したら皮膚癌になるよ?と私は心配になる。それでも、肌を出す半裸の男の子女の子、おじさんおばさんおばあちゃん・・・を見ていると、先祖代々遡って蓄積された太陽への渇望が彼らをそうさせているようにも思えてしまいます。

日本人には、先祖代々刷り込まれた渇望っていうの、あるのかなあ。地理的には、海に囲まれた島国だから、大海原とか広大な大地への渇望があるのかと思いきや、そういう感じもないし。

塊肉を買う


どーん!1.5キロくらいある牛肉


どかーん、切り分けてゆくよ


せっせと切って、ラップにつつもう、らららー


包んだら冷凍庫へ


一切れは今日つかうよ。新にんにくを用意する


スライスした肉に大蒜、塩コショウして焼く


アッチクチュチクサラダも用意した。



忍者軍団に追われる山田長政がムエタイ軍を率いて戦う!?

出勤すると、サムライヤマダの映画はもう見たか?と言われた。

ぽかーん・・・

サムライヤマダ?

「タイと日本の合作映画だ、16世紀にタイと日本が戦争をしていた時の物語だ、なんだ知らんのか?」といいつつPCでわざわざ再生してくれた。

タイと日本は戦争してないし。

画面ではたしかに日本人みたいな人が刀を振るってるんだけれど、どうも衣装とか刀などの小道具が中華風で、なんだろうこれは、中国の映画じゃないんすか?

中国じゃないよほれ見ろ日本人も出てるじゃないか、と見せられた主演男優は、香港のトニーレオン風。

なんだろうねー、なんだろうねー、と思って調べてみたら、こういうタイ映画だった。



『Yamada: The Samurai of Ayothaya』
アユタヤのサムライ:山田!ってとこか。

日タイ合作じゃなくて、タイ映画。そして、主演が在タイの日本人俳優。日本では未公開、未発売だそうです。内容は、ざっとレビューサイトなどを見る限り、山田長政が忍者に追われ、ムエタイと決闘し、刀を教えつつムエタイを習う、最後は忍者軍団とムエタイ軍団が決闘?・・・ひぇー。

私の胸はあまり高鳴りませんでしたが、ヴェリーマスキュリンなチーフの好みど真ん中の男くさい映画だったようです。

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こちらの人たちはなにやらロシア語のサイトから自由に最新作・名作・封切前作等の映画をダウンロードして見ていますが、コピーライトという概念はまだ浸透していない様子。インターネットからダウンロードじゃなきゃいいのかと思って、しかるべき店(Nirvanaという大手チェーン)でしかるべき値段で買ってみたらやっぱり海賊版(普通のDVD-Rと印刷機で刷ったジャケットでパッケージされている)だったっていう落ちでした。正規版のメディアなんていうのがどこにも売ってないのですな。オリジナル音声に無理やりロシア語のアテレコしてる非常に聴きづらい米ドラマFriendsを買ったのです。ロシア語と英語が同時に聞こえてくるし、女性の声をおっさんが当ててるので混乱必須。

でも国としてはやはり問題意識はあるようで、最近は違法ダウンロードをやめましょう、権利を守りましょう、という啓発CMを流しています。ダウンロードをすればするほど家財道具が無くなっていくっていう欝なCMです。

日本は昔からコピーライト、著作権関係うるさいので、レンタル屋がビジネスになるのも必定だったと思うのですが、ロシア語圏のこういう状況、アメリカが口出しできないのかな、一番口出ししそうなのに、やっぱりロシアには文句いいづらいの・・・などと思います。

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映画「山田」ですが、チーフはどうもこれが歴史的な、史実に基づいたストーリーだと思っている節があり、俺は歴史映画が好きなんだと満足げなので、無碍に否定すると機嫌をそこねそうだし、座りが悪い感じ。エンタメとして楽しむだけならいいんだけど、忍者軍団が山田長政の命を狙ったり、山田長政あんどムエタイ集団と忍者軍団が決闘したりしないでしょ、やはり。

エレベーターに閉じ込められた


隙間から外の光は見えるのに

日曜なので一週間分の野菜やたまごを買いにバザールへ。まとまったスムがあったので、珍しく塊肉も買った。

肉1.5キロ、なす、きゅうり、とまと、玉ねぎそれぞれ1キロ、たまご10個、ハーブ類。そしてビール3リットル。10キロ近くになった荷物を下げて、40度の炎天下をえっちらおっちら、歩いて帰ってきた。

アパートについて、エレベーターに乗ろうとするとちょうど、誰かが降りてきたところだった。しかし、ドアが開きかけて開かない。仕方が無いので私も外からドアをこじ開ける手伝いをすると、定員3人のエレベータから5人と子供が一人降りてきた。

ちょっと乗りすぎ。

案の定、エレベーターの箱が5センチくらい沈んだ状態で止まってしまっていて、ドアがうまく開かなかったのもたぶんこのせい(と後で気づく)。

入れ替わりに私が乗り込むと、ボタンも押していないのにガッチャン!とひどい勢いでドアが閉まった。やばい予感。

階数ボタンを押してもビクともしない、ドアは閉じたまま。動かない。

とじこめられた・・・・・・・・

ドアに少し隙間があったのでこじ開けようとしても、5センチくらいしか開かない、ドアがロックされてしまっている様子。たぶん、箱が沈んでいるせい。

異変を感じた、先ほど降りた人のひとりが戻ってきてくれて、その人に5センチの隙間から言った。「動きません、開きません!」。よい人だったので、「今、管理人を呼ぶから待ってて」といって、水をまいていた管理人のおじさんを呼んでくれた。おじさんもドアをバールのようなものでこじ開けようとしてくれたけれど、少しも開かない。そして、携帯で誰かを呼んでいる様子。待つこと10分くらい、誰だかわからないけれど別の男性が、「あと20分でメカニックが来るから待ってろよ」と。

20分か。おしっこを我慢していたり、閉所恐怖症じゃなくて良かった。

3人乗りのエレベーターの中は狭くて、当然、風が通らないので蒸し暑い。汗がだらだらと噴出してくる。閉じ込められた瞬間は焦ったけれど、ここであわててもしょうがないので、床に座り込んでタバコを一本吸った。落ち着こう。

危機管理の観点から、JICAのスタッフの携帯に電話を入れた。もしも長期戦になってしまったら、通訳がわりに来てもらおうかとも思っていた。

外ではおばあちゃんたちがなにやらロシア語で話しているのが聞こえる。

「まあ大変、まあ大変」「男性が閉じ込められているらしいわよ」「あらまあ、暑いのに」「もう助けは呼んだの?」「呼んでいますよ」「マラドイチェロビエク(若い人=私のこと)、大丈夫?今助けを呼んでいるからね、心配しないでね」

不安はあったけれど、外でおばあちゃんが騒いでいてくれているので、少し安心できた。

それから5分くらいして、どうもメカニックらしい若い男性がやってきて、ドアはあっけなく開いた。おもわず、「どうやって開けたの?」と聞くと、エレベーターの箱の上からひょっと男性が顔を出して、ここだよ、と。たぶん二階から入って、箱の上からロックを解除してくれた様子。

外で騒いでいたおばあちゃんは、一階のご婦人だった。ロシア人全般に、なんとなく自分勝手なイメージを持っていた私だけれど、今回の件で心を改めた。ロシア人、いい人!自分勝手だと思っていてごめんなさい!

「あなた何階?」「8階です」「そう、エレベーターは使わないで歩いてお行きなさいよ」

そうだね、また閉じ込められることを思うと、怖くてしばらく使いたくないな。

異国で老朽化したエレベーターに閉じ込められたのは、一言で言うと思ったより不安だった。助けを呼びたいのに、言葉の問題でうまく助けを呼べない不安。エレベータ内に呼び鈴は一応ついているけれど、見るからに壊れていて機能していないし。

今回は日曜の昼間で、人が多く居たからすぐに助けを呼べたけれど、もしも深夜だったり、携帯の電池が切れていたりしたら、どうなっていたかわからない。夏で暑かったけれど、冬のマイナスの気温よりは良かったかもしれない。それから、前の利用者の重量オーバーで変な動きをしていたエレベーターに乗ってしまったのは私のミス。あそこで避けていれば閉じ込められなかったのだ。

とにかく、老朽化したソ連エレベーターには気をつけよう、皆さんも気をつけてください。

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自閉な子供→ヒッピー→フリーター→IT会社員→ウズベキスタンで協力隊→無職→近所に就職。今後はたくさん旅をします。ときどき音楽の話題も。

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