日本を出るときにほどよく伸びた坊主になってて、こちらに来て一ヶ月も経ったらすっかり伸びた坊主になってた。
でも床屋さんで希望を伝えるほど語学力もなく、まだどの看板が床屋なのかもわからなかったので、床屋に行く気にもなれず、かくなる上は整髪量か、と思って、身近なスーパーを2-3まわってみたのでした。
しかし、男性用デオドラントはあれど整髪量というものが全く売っていなくて、街行く人もウエイビーな髪を短髪に切りそろえてそのまま家を出てきたような人ばかりだったので、「整髪量もない国に来てしまった」と絶望的な気分になりました。
それから一ヶ月くらいして、ガスピタンバザールの店を冷やかしているときに、見つけた。ヘアジェル。
「これは、髪のためのものですか?」
と、知ってる語彙を並べてきいたら、そうだよ、というので買った。なつかしい初めてのかいものです。
今日、前回買ったヘアジェルが一年してすっかり(乾燥して)化石化してしまったので、ガスピタンのバザールに改めて買いに行ったら、そんな初めてのおつかいを思い出しました。
ちなみに、昨年買ったあの店はもう無くなっていて、別の店で買いましたけど、去年はこんな店あったっけー?と思うような品揃えがちゃんとした店だった。自分の探すスキルが上がったのか、ウズベキスタンに流通するモノのバリエーションが増えたのか。
よく見てみたら街行く若者たちだってきちんとゲルなんかで髪を整えているので、スーパーに置いてなくても、探せばちゃんとあるもんだ、っていうのを去年学んだのかもね。