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大陸性ステップ 旅と音楽。

旅や音楽の記録。

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サマルカンドの写真・夕方のグル・アミール廟


夕暮れ時のグル・アミール廟


グル・アミール廟


グル・アミール廟


アミール廟そば、旧市街の風景
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サマルカンドの写真・レギスタン、ビビハニム


レギスタン広場


レギスタン広場


ビビハニム


ビビハニム 巨大な書見台


ビビハニムのシヨブバザール、商店の兄弟

良いことと悪いことは同時にある

さて、アパート関連のごたごたで傷心のままでしたが日本からやってきた友達と一緒にサマルカンドへ行きました。

日帰りだった前回と違って今回は、夕暮れや朝焼けのサマルカンドを見たり、シャーヒズィンダを見たりしていたく感動しました。泊まったホテルも手ごろでよい雰囲気。

いい気分で帰ってくると、部屋が水浸しになっていました。上階の住人がアタプレーニエの整備中に水を出しっぱなしで忘れてた、とのことでした。

良いことと悪いことは同時に起こるものでしょうか。10月から続けてトラブルが起きています。


私のヘアスタイルのはなし



日本を出るときにほどよく伸びた坊主になってて、こちらに来て一ヶ月も経ったらすっかり伸びた坊主になってた。

でも床屋さんで希望を伝えるほど語学力もなく、まだどの看板が床屋なのかもわからなかったので、床屋に行く気にもなれず、かくなる上は整髪量か、と思って、身近なスーパーを2-3まわってみたのでした。

しかし、男性用デオドラントはあれど整髪量というものが全く売っていなくて、街行く人もウエイビーな髪を短髪に切りそろえてそのまま家を出てきたような人ばかりだったので、「整髪量もない国に来てしまった」と絶望的な気分になりました。

それから一ヶ月くらいして、ガスピタンバザールの店を冷やかしているときに、見つけた。ヘアジェル。

「これは、髪のためのものですか?」

と、知ってる語彙を並べてきいたら、そうだよ、というので買った。なつかしい初めてのかいものです。

今日、前回買ったヘアジェルが一年してすっかり(乾燥して)化石化してしまったので、ガスピタンのバザールに改めて買いに行ったら、そんな初めてのおつかいを思い出しました。

ちなみに、昨年買ったあの店はもう無くなっていて、別の店で買いましたけど、去年はこんな店あったっけー?と思うような品揃えがちゃんとした店だった。自分の探すスキルが上がったのか、ウズベキスタンに流通するモノのバリエーションが増えたのか。

よく見てみたら街行く若者たちだってきちんとゲルなんかで髪を整えているので、スーパーに置いてなくても、探せばちゃんとあるもんだ、っていうのを去年学んだのかもね。

日本人のほうがスキル高い?っておもわない

コンピューター業界は、最近の業界だし、プログラミングのような共通言語の中でいきているし、ある意味地理的な格差は少ないのだと思う。だって、インターネットを使えばウズベキスタンでも東京でも同じ情報にアクセスできるわけだし。

だから、タシケントにも優れたエンジニアはたくさんいて、参っちゃうなぁと思うこともある。彼らはよく知っているなぁと思うことも。

じゃあ自分がわざわざ極東からやってきた意味はなに?っていうと、なかなか、こたえづらいことだ。でも最低限、うちの大学の生徒たちや職員さんが、なんか大学に日本人がいて、あんな話したよねー、とか、そういう思い出を残しただけでまぁ、成果って言っていいのではないかと思う。

その点、日本語とか柔道とか茶道とか、日本文化に根ざしたものだったら、なおさらよくて、生徒としても、自分の国の先生に習ったというよりは、本当の日本の先生に習ったというのは、箔が付くのだろうし、今後の人生で多少の自慢になるのだと思う。ボランティアの存在価値は、そんな程度でよいのじゃあないかと思う。

現地の先生やエンジニアがいくら自分よりスキルが高くても、別に卑屈になる必要はなくて、日本の先生に習ったとか、日本のエンジニアと働いたとか、それは後々彼らのネタになるんだし。

そもそも日本人だから自分のほうがスキルが高い、って思ってしまうのもある種のおごりだよね。

なんて思う。

いずれにせよ悲しい話

天安門は中国でももっとも厳重に警備されているはずの場所で、そこに不審車両が進入して爆発した、というのははじめ何か悪い冗談だと思いました。

もしかしたら、、、

ウイグル人の若者が正義感にかられて親に内緒でテロをたくらんだかもしれない。
ウイグル人の若者がテロに手を染めていたことを親は知っているけど隠しているかもしれない。
その場合ウイグル人の若者を手引きする変な原理主義グループがいるのかもしれない、またはいないかもしれない
完全に冤罪で、ウイグル人は関係ないのかもしれない。(もっと他の実行犯が別にいるのかも)

真実はひとつきりなのだろうけど、既存の報道からではどれが真実なのか、はたして当局の発表っていうのも本当のことなのか、わかんない。

でも、いずれの場合でも悲しいことだなぁ、と思った。

朝日新聞で、容疑者のひとりとされるウイグル人の両親へのインタビューを読んで、息子はそんなことをするわけが無いと泣く親の写真を見たのでそんな風に思いました。

知らないのは君のせいでしょ

私は、日本から招聘されてやってきたボランティア職員で、別にウズベキスタンのあら捜しをしに来たわけじゃない。だから、多少の嫌なことには目をつむるつもりで日々やっている。なるべく、人のことを憎んだりせずにおおらかな心でやって行こうとしている。それでも、どうしても生理的に合わない、神経を逆撫でするような人物はいるし、正直言って、苦手なタイプの人はいる。なるべくそういう人とは距離を置きたいと思っているものの、たまたまそういう人とパートナ関係にならざるを得なくなることもある。

なりゆきでプロジェクト関連で私が外出する際に同行することになっているのが、A君で、彼はまさにそういうタイプ。

今週、プロジェクトの計画に少々変更があった。こちらのビジネスの進め方なので、なにかとつけたし、つけたし、になることはままある。

そうなると、今の機器の実装だとうまく動作しないっていうことになり、少し、実装を変更することにした。問題点の部分だけはA君に伝えて、一日かけて回避策(プランB、みたいなもの)を考えておいた。

昨日、A君が、「そういえば、この前言っていた問題はどうするんだ?」と聞いてきた。

「セッションのリミットを越えてしまうので、あそことあそこはルーターからVPNセッションを張れるように変更しようね」

と答えると、「そういう方法があることをなんでもっと早く教えてくれないんだ。全部の情報をシェアしろよ」という驚きの回答。

早く教えるもなにも、彼は計画段階には参加していない(そもそも、計画の段階で打ち合わせもなにも行われていないのだが)のだし、急遽追加になったせいで、昨日改めて計画の変更を行ってテストもして、その結果を教えているだけなのに、どうして「早く教えてほしかった」などというのか、理解できない。

全部の情報をシェアしろよ、と言われることは、今回が初めてじゃなくて、過去にも私が何か新しいアイデアを出すたびに、私が情報をシェアしていないと私を責める。そんな癖があるみたい。

決定事項、手順などは全部伝えてあるので、それ以上知りたいと言われても、私の中にあるナレッジを全部移植するわけにはいかない。知らないのは、私のせいじゃなくて、責めるべきは自分のスキルの無さだ。

彼は地方の出身で、いかにも男ばっかり7人兄弟の真ん中あたりで育ったタイプらしく、強欲で、理不尽なことも堂々と主張しようとする。それに多弁なので3時間も一緒にいると、頭が痛くなってしまう。

いつから働き始めたのかも知らないけれどいつの間にか来るようになっていたので、大抵がコネで働いている他の職員とは立場が違っていて、コネなし、たぶんアルバイトみたいな立場なのだと思う。専門は英語で、コンピューターは生活のために自分で勉強したり、講座を受けたりしたらしい。

勉強熱心なのは良いけれど、ユーザーサイドの変な裏技みたいなものはよく知っているのに、管理者サイドの知識や基本的な知識が無いので、度々イチから説明しないといけないことになる。挙句、自分が知らないのは棚に上げて、お前が教えないのが悪い、という態度。

そんな彼が、タシケントで生き残るために目をつけたのが、私がやっているプロジェクトの管理者業務で、今私がマネージャーの立場で進めているプロジェクトで、私が帰ったあとには自分がマネージャーに収まろうとしている。そうすれば職場でのプレゼンスがだいぶ上がるし。だから、強引に色々と計画から実装からノウハウを聞き出そうとする。なにかと「教えてもらおう」としているのはそんな背景がある。

で、もうちょっとポライトに聞いてくれればいいものを、乱暴に聞き出そうとするので、私のほうも警戒してしまう。それに、基本的な知識が乏しいので説明しても理解していないときもある。なにより、私はマネージャーなのだから、立場の違いをきちんと理解して欲しい。

私のほうも、別に今帰るわけじゃないから、帰るときに引継ぎをすればいいような事柄まで仔細に知ろうとするのにも、セキュリティレベルが高すぎて、それなりの立場の人にしか教えられないようなことまで、平気で聞き出そうとするのにも、辟易する。そもそも、この人に教えて(全部技術移転して)いいのかどうかも、一度ちゃんと議論する必要があるはず。

とはいえ、他の職員たちは、修士を取るのだとか、自分のビジネスがとか、いろいろ理由をつけて職場に居ないので、プロジェクトを一緒にすすめるのが、英語が話せる彼しかいない。だからなりゆきで、やはり彼に技術移転をするってことになるのだろうなぁ。

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自閉な子供→ヒッピー→フリーター→IT会社員→ウズベキスタンで協力隊→無職→近所に就職。今後はたくさん旅をします。ときどき音楽の話題も。

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