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大陸性ステップ 旅と音楽。

旅や音楽の記録。

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落ちたブレーカーを復旧できないの巻き

昨晩、うっかりエアコンと湯沸かし器を両方稼動させたら、バチン!と電気が落ちてしまった。他の部屋は電気があるので、状況的に明らかにブレーカーでした。

こういう場合は日本だと、ブレーカーのでっかいスイッチを入れなおせばいいだけなので、外の配電盤を見に行ったんだけど、普通の大きさの、スイッチが6つあって、しかもどれもONになってるので、へたなのいじったら隣近所の電気を止めちゃうし、困ったなーと思った。それで大家に電話したけど出なくて。

結局、日本から持ってきた電池式の読書灯で過ごしました。これ、PC売り場で売ってる、電池/USB両用の読書灯なんだけど、持ってきてよかったー。前の家でも何度か停電で困ってたから。あとは補助的に風呂場でろうそく点けました。

この国停電多いから、エネループ+電池式読書灯はまじおすすめ。

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食べ物の話

おいしいチョコレートを探していました。



先日貰いものでこれを食べたらなかなか良かった。でもスーパーで売ってなくて、かわりに、カモメの絵がレトロなチャイカ・チョコレートを買ってみた。

ウクライナ産らしいけれど4500スムで、きちんと口の中で溶けるので今後はこれを買おうかな。


 よくみたらROSHEN

ちなみにロシア語を勉強しているとやたらと出てくるカモメ(チャイカ)

かの有名な、愛する女が別の男を好きになって付いていった挙句男に捨てられて精神が変調しちゃったのを見て人生を嘆き自殺する戯曲、のタイトルでもあるし(なんであの陰気なお話が教材の最初に出てくるんだろう?)、初めての女性宇宙飛行士のコードネームだったりもします。

それから、イッスィクノーン(熱いパン)。



前の家だと近くにパンを焼く家がなくて、いつもスーパーで冷めたおいしくないパンを買っていました。

引っ越したら、今度の家のそばには釜で焼いてその場で売ってくれるパン屋(ノン屋)があって、匂いにつられて焼き立てを買ってみたら、なんとまあ、おいしい!外側はさくさく、中はもちもちしていて、何もつけなくても美味しくてパクパク食べました。

こんな美味しいものをいままでパスしていたなんて、タシケント暮らしの半分損していたようなものだ。今後タシケントに来る人には焼きたてのパンを売る店を最優先で見つけることをお勧めします。



インターネットのコメント欄を見たくない理由



海外で悲惨な殺傷事件があり、その事件に関連してある同期の協力隊員さんのコメントがとても印象的でした。
 
この事件に関する日本人のインターネット上のコメントが、まるで自己責任論であり、「流しのタクシーなんか使わなければ・・・」とか「南米なんて行かなければ・・・」というものばかりで、そんなこと、ご本人が一番後悔しているはずだ、他人がいちいち責めることじゃない、というものでした。
 
私も基本的に同感です。海外で邦人が何か被害にあうたびに、インターネットのコメント欄には判で押したような自己責任論があふれ返って、そういうのを見ると、うんざりします。私も何か被害にあったら、海外にボランティアなんか行くから、ウズベキスタンなんか行くから悪いんだ、って、顔も知らない私を知らない人に悪口を言われるのかと思うと、くやしいので被害にあわないようにしよ!と強く思います。
 
それにしてもいつからこういう風になったんだっけ、私の覚えてるかぎりでは、イラク邦人拉致事件のあたりから、海外で何かあると、自己責任って言われるようになった気がします。
 
伊東に行くなら、はとや
痔には、ボラギノール
ミキプルーンといえば、中井貴一
 
みたいに、
 
邦人殺傷といえば、自己責任
 
だと思ってる人が多いみたいです。なぜなんでしょう。
 
インターネットの情報は白黒はっきり、アイキャッチ重視
 
PVがものを言うインターネットでは、リンクをクリックしてもらうために、とにかく目を引くものを多用するし、タイトル一行の強烈な印象で勝負してるようなところ、あると思います。
 
そういう文化の中で、もう言い切ったもの勝ちで、あいまいなものを排除した、白黒はっきりしたわかりやすい価値観が、コンテンツの提供者、消費者ともに好まれているように思っています。
 
中には、キャッチーなタイトルだけ読んで内容まで理解しているつもりになる人などもいると思います。本文はきちんとグレーの部分まで描いているのに、タイトルが白なら白、黒なら黒、と理解してしまう人も。
 
だから、ロシアといえばウォッカと金髪美女、南米といえばサッカーと治安の悪さ、中国といえば反ナントカ教育、みたいな、事実とかけ離れていてもいいから、ティピカルでわかりやすい情報が目に付きますよね。
 
インターネットに住んでる人たちの情報源
 
そんな、ステレオタイプでわかりやすい情報をすっかり吸収しているのが、おもにインターネットで情報を収集している人たちです。インターネットの真面目とはいえない記事とか、ウィキペディアに書かれていることを素直に吸収しているので、南米といえば治安が悪い、以上!みたいな、ティピカルでシンプルすぎる価値観がそういう人の中にありそう。
 
南米を例にとると、たとえばボランティアの人が2年間生活して身体で理解した南米と、インターネットに住んでいる人がインターネットを読んで理解した南米とは、まったく別物なのでしょう。
 
知らないのに何かとコメントを残したい人たち
 
インターネットのコメント欄といったって、当然良いもの、悪いもの色々あるのですが、匿名で誰でも書き込めるインターネットのコメント欄だと、そういうシンプルで付け焼刃的な価値観をめいっぱいつかった表現、コメントが目立ちます。知らないなら無理して書かなくてもいいのに・・・と思いますが、何か書かなければいけない必要性があるんでしょう。その人にとっての社会参加の形であるとか。
 
邦人の被害=自己責任といった既存の価値観にあてはめれば、自分の頭を使わず身体で経験もせず、コメント一丁書けてしまうのだから、いかにもインターネットらしいお手軽さだな、と思います。
 
私は、匿名コメント欄とかは、そんなインターネットの住人のテリトリー(すみか?)だと思っているので、距離を置いています(自分のブログのコメント欄は例外ですよ)。匿名コメント欄の主張が全日本人の主張ではないし、インターネット以外の場所に善良で偏見の少ない日本人がいると思っているからです。
 
ちなみに、私自身、インターネットのステレオタイプに毒されているときがあって、つい頭を使わずにブログ記事なんかを書いているときがあります。だからなるべく読みたくない人が読まなくて済むように自分専用のブログを作ってるわけです。気をつけないといけませんよね。

ウズベク人みたいな西洋人と西洋人みたいなウズベク人



今朝、出勤して通りを歩いていると、道路を挟んで向こう側に同僚が2人歩いているのが見えました。
 
すると、その先で、女性がつるっと見事に滑ってしりもちをついてしまいました。今、踏み固められたり、解けた雪がまた凍って、タシケントの路上は大変危険です。
 
同僚のひとりIさんが、丸っこい身体をポテポテポテっと走らせて、女性を抱え挙げているのが見えて、ああいい人だなぁと思いました。
 
Iさんはロシア語を母語とする西洋人ですが、お名前はドイツ系の名前で、ドイツにルーツを持つそうです。だから、ウズベキスタン人といったらいいのか、ドイツ人というのか、ロシア人というのか、わかりませんが、あまりそっちに踏み込んだ話は聞いたことが無いです。マハラで育ったのでウズベク語もネイティブ並みに話すことができて、ウズベク人いわく、顔を見なければウズベク人だと思うとのこと。
 
性格はさらにウズベク・ムスリムらしく、個人主義じゃなくて、人と人との助け合い、人情を重視しているので、ウズベクでもムスリムでもないけれど、だいぶウズベクな性格をしています。(そこがたまに厄介と思うこともありますが。)
 
一方で彼のパートナーであるところのセンター長はサマルカンド出身の100%ウズベクだけれど、ロシア語でビジネストークをしてるし、豊富な海外経験にも裏打ちされた、時に冷酷と思えるくらいの論理的、合理的な人で、ビジネスに義理人情をはさまない、私の印象では「西側の人」といった風情です。
 
義理人情を備えたアジア的な欧州人と、きわめて合理的でビジネスライクなアジア人の同僚の対比は興味深いなぁと、つるつると滑りそうになりながら出勤したのでありました。
 
---
 
ウズベクの若者は、普通の革靴やスニーカーで、凍った路面でスケートみたいにつーっと滑る遊びを好むようですが、あれは身体能力の高いウズベク人だからできることで、私は歳だし身体能力も低いので見てるだけで怖くてしかたがありません。はい。

それでも私がiPhoneを買う理由

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私は個人的にはiPhoneを今後も使う予定です。私はウズベキスタン人じゃないので、値段にも納得しているし、クレジットカードも持っているし、周辺機器やSIMカードも買える。それ以外にも、
 
・iTunesで手持ちの音楽を管理しているので、Syncが楽
・iPhoneの音楽プレーヤーは使いやすい。
・いろんな有料アプリを購入済みなので同じものをアンドロイドで買いなおしたくない
・ユーザーインターフェイスが落ち着く
・VPN設定にプロキシーが選択できる
 
などの理由でiPhoneを選びます。
 
それと、はじめて使ったアンドロイドがiPhoneに比べて酷かったので、正直そのトラウマがある。いまどきの新しいアンドロイドは相当改善されていると思うんだけど。
 
・音楽プレーヤーが使いづらかったし、自分好みのプレーヤー探すのが面倒
・インターナショナルUI&キーボードがインストールされてなかったから、自分でインストールした
・それに関連して、音楽プレーヤーで外国語が文字化けした(これ最悪)
・動きがヌルヌルしてなかった
・Googleアカウントと同期すると要らない連絡先が電話帳に出てくるし、消せない(SNSのアカウントみたいなやつが)
 
逆にアンドロイドでいいと思うのは、WEBのPlaystoreでコマンドを出すと端末にアプリが落ちてくるところと、戻るボタン。それくらいだな。。
 
アンドロイド派は、満足できない機能は自由にカスタマイズできるのがいい、っていうけど、私はスマフォをカスタマイズなんか全然したくなくて、iOSの標準アプリに満足しているんだな、つまり。
 

新興国や途上国でiPhoneが売れていない理由

ウズベキスタンを例に考えてみました。

世界ではAndroidがシェアを伸ばして、iPhoneのシェアを奪っているというのに、日本だけでiPhoneがシェアを伸ばし続けているのはなぜなのか、以前から不思議に思っていました。
 
ウズベキスタンでiPhoneが売れてない(※)理由は以下のみっつくらいかと思ってて、
 
・高いから買えない
数値的なスペックだけで比較すると、iPhoneの値段は高い。キャリアの優遇施策のせいで日本では表面上の値段が安そうに見えるけれど、たとえばウズベキスタンだとキャリアの優遇施策が無いので、16ギガモデルに800ドルくらいの値段がついている。
 
・クレジットカードを持ってないからアプリが買えない
Appleによる厳正な審査を経て提供されるAppStoreのアプリに比べて、Googleの提供するアプリは質より量、アプリの豊富さは圧倒的にアンドロイドが優位。と、一般に言われている。ウズベキスタンの現状を見ていると、クレジットカード決済しなくても有料アプリと同等の無料のアプリが手に入るという意味でアンドロイドが選択されているように見える。日本だとクレジットカードを使って有料アプリを購入するっていうのが普通に行われてるけど、ウズベキスタンではクレジットカードを持っている人が居ないので、欲しくても買えないから、iPhoneのユーザーはなんか裏の手段を使ってアプリを入手ないといけないらしい(あやしいバザールとか)。その点アンドロイドなら有料アプリと同等の無料のものがあるので、単に手に入る。
 
・SIMカードやケーブル、充電器が買えない
iPhone用のマイクロSIM,ナノSIMっていうのを発行しているキャリアが、ウズベキスタンでは限られていて、不便。また、充電器やケーブルも純正品を買う必要があるiPhoneに比べて、汎用品で賄えるアンドロイドが優位。日本は、あちこちにApple Storeがあるけど、途上国にはApple Storeが無いから、バザールでiPhoneの充電器を買うと精巧な偽者だったりする。
 
この国で、上のような問題点をクリアしてiPhoneを使っている人たちは、外国人を除いてやっぱり特権階級っていうことになるんだと思う。たとえば頻繁に海外に行けるような人や、普通の庶民には手に入らないクレジットカードを持っている人。そりゃー、iPhoneが過度にブランド化するのも理解できる。私のところのセンター長は、iPhoneを使う人を「高い金で見せびらかすためだけに電話を買う奴ら」と悪し様に罵るけど、上のような背景を考えるとiPhone批判というより、特権階級批判なんだろうな。庶民でも普通にiPhone使ってる日本人からしたら、iPhone使うことがそんなに問題?ってびっくりするでしょ。
 
ちなみに、センター長はアンドロイドのハイスペック端末ユーザー。彼はとことんスペックで比較する人だから、CPUの性能、ディスプレイのサイズ、電池容量と待ちうけ時間、等で厳正に比較して、HTC Oneを購入した。で、でっかいプロテクタをつけて使ってる。だから、スペック的に見劣りがするのに値段は高いiPhoneを使う理由は微塵も無いんでしょう。普段からとにかくストロングで、ハイパワーのものを選ぶ実用重視の彼らしいと思います。
 
私からすると、スマートフォンを選ぶポイントは単にスペックだけじゃなくて、ファッショナブルであるか、ポケットへの収まりがいいか、ユーザーインターフェイスは自分好みか、使ってみて不便を感じないか、っていう点も大事だと思うんだけど、それも先にあげた問題点(値段、クレジットカード、周辺機器の入手し易さ)をクリアしているからである。

※ちなみに、売れてないけど、不人気っていうわけじゃなくて、売れてないがゆえに人気がある。庶民は買いたくても手が出ないから、iPhoneは過度にブランド化されていて、iPhoneとかAppleのロゴをプリントしたグッズは異様にある、この国。iPhone5アイスクリームまである。



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それでも私がiPhoneを買う理由。



スマフォー3台日本から持ってきた



日本からスマートフォン3台持ってきていました。GalaxySとGalaxyTabと、iPhoneです。

それぞれ充電器がいるわけだし、3台もいらないのでは?と思っていましたが、先週~今週にかけてとうとう5年使ったiPhoneが壊れて、電話帳がたびたび消失してしまうので、バックアップのGalaxy Sを使い始めました。

GalaxyTabは、当時の携帯にはめずらしくテザリングができて、S,TabともにSIMアンロックしてあるので、電波事情の悪い新しいアパートで無線LanAPとして活用しています。結局3台持ってきてよかったなー。

ラッキーなことに、HDDが壊れたときに無くしてたと思ってたShineeのアルバムが1枚分だけGalaxySに入っていて、久しぶりに聴くことができました。CDからHDDに直接MP3で入れて、CDは引越しで処分してしまってたので、買いなおしだな、と思ってたのですが。

そういうわけで職場でGalaxySを使っていると、アメリカ嫌いのセンター長がしきりにiPhoneの批判をします。

iPhoneは機能が制限されるのに値段が高い
iPhoneユーザーはアップルの言いなり
機能のことなどわからないIT音痴の人が人に見せびらかすために買うようなもの

と散々にいうのですが、それ以外にもiPhoneを選ぶ理由はいろいろあるんですよ。説明するの面倒だけど。

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自閉な子供→ヒッピー→フリーター→IT会社員→ウズベキスタンで協力隊→無職→近所に就職。今後はたくさん旅をします。ときどき音楽の話題も。

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